今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!
今週のSCHOOL OF LOCK! はしんどい思いをしている生徒の話を聞く
しんどー相談室を行っています。
今夜も今しんどい思いを抱えているという生徒と話をしていきました。
1人目に電話をつないだ生徒は、女優になりたいという夢があるけど生まれつき顔にあざがあり、それがコンプレックスとなり自信が持てないという
RN:こもちゃん大好きひーちゃん。そんなRN:ひーちゃんは、子供の頃に言われたあざに対する悪口がトラウマとなり、それ以降人の目が気になるようになってしまった。でもある時、ドラマを見ていて画面越しで輝く女優さんを見て、自分も人に影響を与える仕事に就きたいという夢を持つようになり、今はその夢を叶えようと事務所を調べているという。女優さんとして活躍が出来たら自分の病気について世の中の人に知って欲しいという思いがあるけど、でもコンプレックスはあまり知られたくないという思いもあり、気持ちが揺らいでいると話を聞かせてくれました。
2人目に電話をつないだ生徒は、体は女性だけど、自分が女性であることに違和感を感じているという
RN:箱になりたい。女性の体だけど気持ちは女性ではなくて、男性なのかと聞かれたら“どっちかというと”男性で、でも完全に男性の体になりたいわけでもなくどっちにも属さないので、将来的に自分がどうなって行くんだろうとか、周りの理解も得られなさそうで、それが怖くてまだ誰にも打ち明けられずにいると、その思いを教えてくれました。
今日もみんなの書き込みを校長、教頭、そして職員も見ていました。意見や感想もありがとう。明日はGW明け。君たちの声を聞かせてください。 夜10時にここで会おう!
しんどー相談室3日目。まだまだみんなの声が聞きたい。
さかた校長「今週のSCHOOL OF LOCK!は、 “今、しんどい。” そんな思いを抱えた生徒の声に耳を傾ける
『しんどー相談室』の授業を、今週月曜日から明日木曜日まで4日間に渡っておこなっている」
こもり教頭「
昨日は、“小学生の時に仲の良かった友達に無視されたことがキッカケで、自分の意見を押し殺してしまうようになった、という
RN りんりんご、そして、“部活や同級生に突然無視されて、不登校という道を選択したけど、お母さんとの関係があまりよくなくて、今度は家での問題がしんどくなってきている”という
RN 優しい祈り。2人と電話をさせてもらいました」
さかた校長「りんりんごは、自分を押し殺して人のために行動してしまうところがあって、嫌なことでも引き受けてしまうことがあったんだけど、掲示板にみんなが書き込んでくれた言葉の中に“一緒にやろうよ、という言葉を言う勇気を持ってください。いいんじゃないですか”ってあったから、そういう一歩でも進む勇気を持ってくれたらというところで。優しい祈りはお母さんとの関係がちょっと良くないということで、僕らも上手く言葉にすることが出来なかったんだけど、終わりで話させてもらって、好きな音楽の話とかですごく笑って明るくなった瞬間があったから、すごく嬉しかったなぁ」
■
本当にありがとうございました。
昨日のしんどー相談室で、まず、逆電ありがとうございました。自分の心の内を話すことによって、少し、気持ちが軽くなりました。SOLが終わって、掲示板を見たら、たくさんの人から私にメッセージが届いてて、応援してるよ。とか、味方だよ。って書いてもらっていて、本当に嬉しかったです。自然と涙が溢れてきました。そういう書き込みをしてくれた人、1人ずつに感謝を伝えたいくらいです。校長、教頭、そして、SOL生徒の皆さんに救われました。本当にありがとうございました。改めてSOL生徒で良かったと思いました。
優しい祈り
女性/13歳/神奈川県
2021-05-05 11:48
さかた校長「ここで今夜、授業の始まりの黒板を書かせてもらう!」
『 言葉の力 』
さかた校長「この2日間、生徒と直接、電話で話をさせてもらったのは俺と教頭だけど、電話をした生徒の心には、君が掲示板に書き込んでくれた言葉もちゃんと届いている! そして、その言葉にはすごい力がある! 生徒の心を温める力や、前に進ませてくれる力、生きようと思わせる力、いろんな力がその言葉にはある! だから、今夜のしんどー相談室も、俺たちと一緒にみんなで考えて、みんなが持っている言葉という力を少しでもいいから分けて欲しい! そしてこの掲示板の仲間が抱えているしんどいを、みんなで軽くしていこうと思ってる!」
こもり教頭「
掲示板は誰でも書き込める、みんなの場所です! 君が話を聴いて思ったことや感じたことを自由に書き込んで言葉を届けてください!」
さかた校長「しんどい思いを抱えている生徒は掲示板以外にも、
メールや
我が校の公式LINEからも送ることができるから、今夜も、しんどいという君の心の声を届けて欲しい。どんな些細な小さなことでも大丈夫だから、誰にも言えてない悩みや心の中にあるモヤモヤを教えて欲しい」
♪ サンキューマイレディオ / THE BOYS & GIRLS
さかた校長「君たちの想いを言葉に変えて掲示板に届けてくれて、それがラジオの電波に乗って、いろんな人の力になってる。すごい力を持ってるから。いつもありがとう。そして今夜も、どうか力を貸して欲しい」
さかた校長「今夜の授業テーマは、
『しんどー相談室』! 今、しんどいという、そんな思いを抱えている生徒の話を聞かせてもらいます」
■
助けてください校長教頭
こんばんわ!重い話になってしまいますが聞いてください。私には夢があります。でも、なかなか身近な人には言えません。誰がどう見ても私は普通ではないのです。生まれつき目の中と顔にあざがありずっとコンプレックスで生きてきました。そんな私の夢はメディアの表舞台で輝く人、、。誰に相談すればいいのか、多分、誰もが無理だろうと言うと思います。こんな私を応援してくれる人はいるのだろうか、どうして私はダメな人間なんだろう…誰も教えてくれない問題です。
校長、教頭に相談したいです。
こもちゃん大好きひーちゃん
女性/16歳/山形県
2021-05-03 22:09
こもちゃん大好きひーちゃん 山形県 16歳 女性
さかた校長「学年は?」
こもちゃん大好きひーちゃん「高校2年生です」
こもり教頭「いける?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい!」
こもり教頭「中2、高2は当たって!」
こもちゃん大好きひーちゃん「砕けろ!」
こもり教頭「突っ走れーーー!!!」
こもちゃん大好きひーちゃん「おー!!!」
こもり教頭「よく言った!」
さかた校長「さすが、あたジェネだね」
こもちゃん大好きひーちゃん「ありがとうございます」
さかた校長「いろいろと聞いていってもいいか?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい、大丈夫です」
さかた校長「コンプレックスは自分が気付いた時からあったのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい、そうです」
さかた校長「それは顔と目なのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい。痣があります」
こもり教頭「その原因はわかってるのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「原因はわかりません」
さかた校長「その痣で悲しい思いとか、しんどいなって思いは、いつ頃からあったのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「小さい頃とかは、あまり気にしてなくて、周りの子とかに“どうしたの?”とか聞かれる時は“神様がメイクしてくれたんだ”とか、なんとかその場をしのいでいたんですけど、小学校高学年になった時、初対面の女の子に“目が気持ち悪い”とか“普通じゃない”とか“この場にいる人間じゃないね”とか言われたことがあって、それがずっと心の中に残ってて」
さかた校長「そうか。でも、最初に聞いた“神様がくれたメイク”って、すごく素敵な表現だなと思う!」
こもちゃん大好きひーちゃん「ありがとうございます(笑)」
さかた校長「でも、その心ない言葉、キツいな〜。周りの友達とかの目線もそうだし、外に出た時も気になったりするのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい。気になりますね」
さかた校長「直接、言葉を言われるのはもちろんしんどいけど、そうじゃない関係ない人たちのところでも、そういう風にずっと気を張って、心がすり減ってしまうのは、しんどいね」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
こもり教頭「掲示板の書き込み以外でもLINE送ってくれたみたいだね。ありがとう。で、なんでかをインターネットとかでも探したりしてるけど、今はまだ治療法とか見つかってないってものばかりが出てくるってことか?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
さかた校長「調べてもそういう情報しか出てこないならね。ひーちゃんは自分でも調べたりしてる中で、親御さんとか誰かに話したりはできてるのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「あまり深く話したりは出来てなくて。両親には、私を普通の子どもとして愛情を注いでくれたので、悩みを言ってしまったら申し訳ないんじゃないかとか、悲しませるんじゃないかって気持ちが勝ってしまって、なかなか本音というか、周りの人にこう言われたってこととかを言うことが出来てないです」
さかた校長「そうか。でも、本当はしんどいから、自分だけに止める必要は全くないし、打ち明けて頼ってもいいはずなんだけど、ひーちゃん優しいから、言いづらいよな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
さかた校長「LINEの方の書き込みにも書いてあったけど、そのひーちゃんの痣って太田母斑っていうものなんだ?」
こもちゃん大好きひーちゃん「そうです」
さかた校長「それは調べたり、病院行ったりで知った情報なのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「そうです。はい」
さかた校長「で、いろんな思いがある中で、やりたいこともあるんでしょ?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい。メディアの表舞台で輝くっていうのは、女優さんだったりとかになりたいって夢があって、でもどうしてもコンプレックスが引っかかってしまって」
こもり教頭「それって何かきっかけとかあったのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「私はGENERATIONSというグループが好きなんです」
さかた校長「おぉ!」
こもり教頭「あれま(笑)」
こもちゃん大好きひーちゃん「で、ライブとかDVDとかを観て、元気をもらったってこともありますし、医療ドラマだったり、自分とは違う病気を持ってる人を演じられてる女優さんとかを見て、勇気をもらったってこともあって、自分でも何か同じような悩みを持ってる人に元気を届けられるような人になれたらなって思ったのがきっかけです」
さかた校長「その夢っていつ頃ぐらいからあるのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「中学生ぐらいからです」
こもり教頭「その夢に対して、今は何か調べたり、そういうことやってるのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい、学校で探究学習っていうのをやってるんですけど、それでいろいろな芸能事務所だったりを調べたりして、自分の中でもっと知ってることを増やしていきたいなと思って、調べたりとかはしています」
さかた校長「いろんな事務所だったり、会社だったりがあるからね。自分で調べた中で気になるなぁってところとかもあったの?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい。ありました」
さかた校長「どういったところが気になったの?」
こもちゃん大好きひーちゃん「私自身も生まれつきを持ってる身として、障害者サポートをしてる事務所だったりとかを見た時に、自分も何か力になれるんじゃないかって思いました」
さかた校長「そうか。痣の事も事務所の事も、すごく行動力あるね」
こもちゃん大好きひーちゃん「ありがとうございます」
さかた校長「そういう演じたりすることって、今までやったことあるのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「演じたりすることはなかったんですけど、人の前で発表するってことを小さい頃からやってきてて、みんなが喜んでくれてる姿とかを見て、自分も嬉しくなったりとか」
さかた校長「そういう発表の場だったり、イベントとか行事とかで前に出てやってる自分は、どういう風に思ってる?」
こもちゃん大好きひーちゃん「自分は自信持ってやれてるんですけど、周りからどう思われてるかとかが一番強くて、こっち見て話してるなってわかった瞬間、もしかしたら自分の悪口なのかなとか、やっぱり自分って人と違うのかなとか、そういうことを思ってしまうので、その部分ではちょっと悩んでるところではありますね」
こもり教頭「書き込みでも“夢について誰に相談すればいいのかわからない”って書いてくれたけど、自分が女優さんになりたいって夢を持ってるって、誰かに話せてるのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「あんまり話せてなくて、友達にはなかなか素の自分を出すのが難しくて。もしかしたら自分のことを言ったら、縁を切るってわけじゃないんですけど、何か思ったりするかもしれないと思ったりとか。さっきも言ったんですけど、両親には申し訳ない気持ちが大きくて、なかなか話せてないです」
さかた校長「両親にもやりたいことだったり、こういう夢があるってカケラでも話したことはあったのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「少し話はしました」
さかた校長「おぉ! どういう風に話したの?」
こもちゃん大好きひーちゃん「“そっかー”って感じで聞いてくれたんですけど、空気が重いというか、どんどん切り出していける雰囲気ではなかったです」
さかた校長「そうか。そこからは親御さんにも続きはあまり話せてない?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
さかた校長「でも、勇気出して言ったんだもんな。今、その自分と同じ境遇の人のためにって夢があるでしょ?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
さかた校長「その夢に対して、心が折れそうになることもあるのかな?」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい。痣の治療をして、自分では少しずつ治ってきたのかなって思ってたんですけど、友達とかに“目の下にクマあるよ”とか言われたりして。本当はそれは痣なんですけど、自分も“今日、寝不足で”とか“最近、疲れてるのかな”とか、笑ってその場をしのいでしまうことが多くて」
さかた校長「ひーちゃんを傷付けようとして、意図してあえて発した言葉じゃないってわかるからこそ、強く返すものでもないもんね」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
こもり教頭「その夢に対して言いたいのは、諦めないで欲しいと思ってる」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
こもり教頭「で、僕は小学校の時からダンスをやってて、将来ダンスを仕事にして、ダンスで生きていきたいと思って、中学で東京に出てきたんだけど。ちょっと角度は違うけど、それがすごくコンプレックスだったんだよね。地元の三重県のことは大好きだし、夢を叶えたくて東京に出てきた時に、正直なことを言うと、親戚の人とかからすごくいろいろなことを言われたのよ。“変だ!”って。“こんな村から東京に出て、しかもダンスで夢を叶えるなんて無理だから、やめときなよ”みたいな。大人になってから知ったんだけど、お母さんもすごく言われてたんだよ。でも、お母さんは僕が夢を叶えたいって諦めなかったから、東京に出してくれて。で、東京にいる親戚の人とかにお世話になりながらも、やっぱり心折れる時もいっぱいあって、“やっぱり自分じゃ夢を叶えられないのかなぁ”とか、自分は出身だから言えるけど、“こんな田舎モンが夢をつかむなんて無理なのかな”とかって、すごくコンプレックスがあったんだけど、その時にずっと支えてくれたのがお母さんとか、東京でダンスで出会った先生だったりとかだったのね」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
こもり教頭「で、なんで僕が夢を叶えられたのかなって今、考えた時に、やっぱ誰か他人に助けてもらった力って、ものすごく強くて、自分1人じゃ叶えられなかったなってすごく思うんだよ。だから、夢を諦めて欲しくないし、やっぱり怖いこともたくさんあるし、それを言うことで変だなって思われる怖さもあるけど、胸を張って言って欲しいし、本当に叶えたくて、伝えたい想いなら、伝えた方がいいと思うんだよ。だから、もし今、心の中で、夢を諦めるべきなのかどうなのかって気持ちがあるんだとしたら、これだけ伝えたい。諦めないで欲しい」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
さかた校長「ひーちゃん、掲示板にもたくさん書き込みが届いてて」
■
こもちゃん大好きひーちゃんさん
わかる。
私も自分の顔にコンプレックスがあってめっちゃ嫌です。
相手が私のコンプレックスの場所に目がいってると辛くなります。
でも、夢があるってすごく素敵なことです。
しかもメディアに出る人とかすごい!
個人的には見た目って関係ないと思います。
誰かに何かを言われてもその仕事を楽しんでいる人ってキラキラしていてかっこいいです。
私はこもちゃん大好きひーちゃんを応援します!!
みーこあ
女性/12歳/長野県
2021-05-05 22:20
■
こもちゃん大好きひーちゃんさん。
人と違うことだったりコンプレックスって、人に伝えることも物すごく勇気のいることだと思います。
私も、怖いです。
でもそんなこと関係なく、『表舞台で輝く』という素敵な夢をもっているこもちゃん大好きひーちゃんさんはとっても素敵だと思います!
どうか、素敵な夢を捨てないでください。
こもちゃん大好きひーちゃんさんが夢を叶えられるように、心から応援しています!
真夜中の日影
ー/16歳/埼玉県
2021-05-05 22:25
■
こもちゃん大好きひーちゃんさん。
ひーちゃんさんこもちゃんだいすきひーちゃんさんの夢を応援してくれる人はたくさんいます!
私がその内の1人です!!
私は生まれつき左耳の聴力が少し弱く、「音楽は無理だ」と家族や中学の友人に言われてきました。でも、そう言われたからこそ諦めたくないと思い、私の特性をわかってくれる人と音楽活動を始めました。
こもちゃんだいすきひーちゃんさんが夢を追いかけるように私も同じく夢を追いかけます。
決してひとりじゃないので、一緒に走っていきましょう!!!
夜空の灯り
女性/15歳/滋賀県
2021-05-05 22:29
さかた校長「たくさん、ひーちゃんのことを想う言葉だったり、一緒の境遇の子だったり、1人じゃなくて、君と一緒に夢のために走っていきたいって子たちがいる。どう思う?」
こもちゃん大好きひーちゃん「今までずっと“自分だけがこういう思いをしてるんじゃないか”とか、“自分の気持ちをわかってくれる人っているのかな”って思ってたんですけど、温かい書き込みとかを聞いて、少し自信につながったし、“夢を捨てないで追いかけてもいいんだ”って思うことが出来ました」
さかた校長「何度も言うけど、すごく素敵な夢を持ってるからね」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
さかた校長「そして俺は何と言っても、君の武器は行動力がめちゃめちゃあることだと思うのよ。自わからすごく動いてるし。毎日コンプレックスと戦いながら、夢を追いかける上で、何度もしんどいって思う日が来ると思うけど、それを上回る君のすごいパワーを感じたし。どうか最初の一歩は踏み出して欲しいなと思う」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい」
さかた校長「で、やってみて、“あ、これは無理かもな。しんどいな”とか思ったら、そこで立ち止まればいいだけだからさ。すごく素敵な夢を持ってるよ!」
こもり教頭「うん!」
さかた校長「全力で信じて、一歩目、踏み出して欲しい」
こもちゃん大好きひーちゃん「はい。ありがとうございます」
♪ Always with you / GENERATIONS from EXILE TRIBE
こもり教頭「やっぱり人の目ってめっちゃ怖いし、自分の心の内にある夢だったり、理想を語るのって本当に怖いけど、自分が叶えたい夢とか絶対につかみとりたい夢を怖さでつぶされていいはずはない。やっぱり叶えたい夢は叶えた方がいいし、つかみたい夢はつかんだ方がいいから、恐怖だけにやられる必要はないと思う。本当に胸を張って、自分が素敵だと思うものに突き進んで欲しい。そして、いつかきっとたどり着いて欲しいなって思う」
さかた校長「うん。みんなが一緒に走ってくれるって言ってくれたからね。大丈夫だよ。自信持って」
こもり教頭「頑張って欲しい!」
■
コンプレックス
私にも目の横に生まれつきあざがあります。
自分でも気にしており、あまり考えないようにしていますが私も初対面の人に指摘されたことがあります。その時は適当に流したのですが、心に結構刺さってしまってモヤモヤしてしまったことがあります…
初対面の人にそんなこと言われたら傷付く!!!言っていいことと悪いことがある!!
まあるいだいこん
女性/16歳/沖縄県
2021-05-05 22:23
■
コンプレックスね、、、。
私も生まれた時から皮膚弱くて、アトピーと水泡症で病院に今でも通ってます。水脹れが他の人よりもできやすく、悪化しやすい体質だったので私の腕には跡が沢山残ってます。そして、顔もニキビできやすくてあと残ってるのでこのご時世マスク外した時のみんなに対する印象が悪くなってしまうんじゃないかって心配してますが、元々の体質ですぐ直せるようなものでは無いので半分諦めてます。でも、病院にずっと通ってたため今では医療系の仕事に興味があり高校卒業後は医療系の進学を決めています。
小さなブタのこもブー
女性/16歳/宮城県
2021-05-05 22:19
さかた校長「少なからず誰しも、生まれつきのものだったり、後天的なものだったり、コンプレックスがあるとして、でももちろんみんなが抱えているからといって、それが当たり前ではないんだけれども、俺も本当に仲が良いからとか、その時のノリとか流れとかで、後になって後悔するような、傷付くようなノリだったり、言葉をかけてしまったなってことは学生時代もそうだけど、今でもあるのよ。向こうが笑ってるからといって、そうじゃないじゃん」
こもり教頭「そうですね。あと、コンプレックスだったりとか、その人が気にしてるものって、大小はないじゃないですか。“別にそんなの気にしなくていいよ〜”と言っても、その人が抱えてるコンプレックスだったりとか、突っ込まれたくないことって、やっぱり嫌なことですし。でも、それって日常的に話してる時に言ってしまうこともあるというか、自分が気付かないうちに、そこを指摘してしまってるとか、深く踏み込んでしまってるってことってあるから。もちろん、相手のことを想って相手と話すって大事なんですけど、気付かないうちに踏み込んでしまってるって経験、僕もあります」
さかた校長「そして、向こうが乗り越えられたとして、話してくれた時に、過剰に反応してしまうことで、逆にまた傷付けてしまうってこともあるから。これがバランスというのは一概に言えないけど、向こうが乗り越えた時に“そうか!”って言ってあげられることも、友達同士の距離感によると思うけど、それで救われることもあるから、いろんなパターンだったり、角度があるってこと、心のどっかでずっと想い続ける必要がある、というか、そういった小さい優しさってずっと持ってないといけないんだろうな」
こもり教頭「あと、なんでもかんでも言っているってことが正解じゃない時もあるじゃないですか。もしかした、自分が抱えてるものを相手に伝えた時に、もしかしたら背負わせてしまうかなとか、こっちが気にするから、そういう距離感だったりとか、相手を想う気持ちだったりとか、持ち続けるべきだなって思います」
■
自分の性別に違和感がある。
生物上は女だけど、男の心を持っている。
可愛いと言われても嬉しくなくて、逆に気持ち悪い。
親にも友達にも相談できない。
どうすればいいの?
箱になりたい
ー/16歳/三重県
2021-05-06 00:27
箱になりたい 三重県 16歳
さかた校長「箱になりたいは、今の状況、どう思ってるんだろう?」
箱になりたい「自分ではおかしくないと思ってます。人それぞれの性別もあるので」
さかた校長「うん。そういうきっかけはあるのかな?」
箱になりたい「きっかけってほどではないけど、自分の体は成長してて“この体は自分じゃないな”って」
さかた校長「いつぐらいのことなんだろう?」
箱になりたい「中学2〜3年生ぐらいの時、急に生まれましたね」
さかた校長「体の変化で、違和感を感じるようになってきたか?」
箱になりたい「はい」
さかた校長「今、普通の生活をしていく上で気になってることはある?」
箱になりたい「みんなのファッションとかが女の子、カワイイ系になってくると、自分はそういう話についていけなくなったりとかして」
こもり教頭「学校に行く時とか制服ってどうしてる?」
箱になりたい「制服ではスカートですね」
さかた校長「制服に関してはどういう想いを持ってる?」
箱になりたい「自分の1つ下から女子のズボンが登場して。で、自分は履けないって感じで。そのズボンを履くことが羨ましいなってのはありますね」
こもり教頭「1つ下の世代から選択できるようになってるってことに関してね」
さかた校長「下の世代は、どっちでも好きな方をってことなのか」
箱になりたい「はい。どっちでもって感じです」
さかた校長「箱になりたいはスカートよりもズボンの方がいいのかな?」
箱になりたい「そうですね。女って目で見られるのがちょっと抵抗があるって感じなので」
さかた校長「私服はどういった感じのファッションしてるかな?」
箱になりたい「ズボン履いて、なるべく体のラインが見えないようにって感じですね」
こもり教頭「でも、私服に関しては、こういうの着たいってのが着られたりしてるのかな?」
箱になりたい「それは着られてますね」
こもり教頭「やっぱそこは好みがあったりするもんね」
さかた校長「私服は自由だもんね」
箱になりたい「はい」
さかた校長「中2ぐらいから気づき始めて、そういった想いは周りの人たちには話せたりしてるのかな?」
箱になりたい「まだ話せてないですね」
さかた校長「それは友達とか親御さんにもかな?」
箱になりたい「はい。言ったら、傷付けられるんじゃないかなと思って」
こもり教頭「向こう側からってこと?」
箱になりたい「はい」
こもり教頭「傷付くのは“なんで?”って聞かれることが傷付くかな?」
箱になりたい「そこは特にないんですけど、“なんでそういう風に思うの? あなた女なんだよ”みたいなことを言われたら、もう何も言い出せなくなる」
さかた校長「そうね。そんな根本的なところを強く言われても、どうしようも出来ないところもあるからね」
箱になりたい「はい」
こもり教頭「2択で責め立てられるのも違うしね」
箱になりたい「はい」
さかた校長「だから今は、そういうことを言った時に、そういう言葉を受ける可能性もあるから、言えないか」
箱になりたい「言えないですね」
こもり教頭「それはもしかしたら、自分も傷付し、相手も傷つけちゃうんじゃないかなとかも考えちゃう?」
箱になりたい「あ、考えますね。その話を聞いて、それをまた、その子の中で留めておくのもまた難しいだろうなと思うし。“もし自分が逆の立場だったら、どう反応してあげたらいいのかな”みたいな感じで」
こもり教頭「あぁ。思いを背負わせちゃうのかなって思うってことか」
箱になりたい「はい」
さかた校長「今、言えてない状況の中で、普通の生活をしていく上で、向けられる目線だったり、言葉だったりって、あるのかな?」
箱になりたい「そんなにはないですけど、ずっとズボン履いたりしてるので、“スカート履かないの?”とか“メイクしないの?”とかはあって。“いや、これが自分なんだよ”みたいな感じで話したりはしますね」
さかた校長「自分のそういう気持ちのところは伝えられてはいるんだね」
箱になりたい「はい」
さかた校長「でも、それを言うのにも、グッと心が苦しくなる時もあるし。本来は無理して言うことでもないからね」
箱になりたい「はい。でも、“これが自分だよ”っていうのは、つい最近言えるようになって。前までは“あ〜そうだね。履いてみようかな”みたいな感じで。でも、それは自分を殺してるようで怖くなって、“ちょっと自分を出していかないと自分がどんどんダメになっていきそうだな”みたいなのがあって」
さかた校長「でも、自分の心の変化だったり、“このままじゃいかん”と思ったのは、周りの力も頼らず、自分自身で1人で思って、今、小さく小さく一歩、行動にしてるわけだろ?」
箱になりたい「はい」
さかた校長「これはとてつもなくすごいことだよ」
箱になりたい「ありがとうございます(笑)」
さかた校長「本当に大したもんだと思うよ」
箱になりたい「(笑)」
さかた校長「そういう風に明らかに変化を発信してるのなら、周りももうちょっと気付いたりとかあるかもしれないけど、その発信することすら、自分の中で押さえ込んでる状態だったからね。そんな中で、自分1人でよくやったね」
箱になりたい「はい」
さかた校長「今日もこうやって書き込みをくれたこともそうだし、周りにも言えてない中で、こういう風に俺たちに伝えて来てくれることは本当にすごいし、すごく嬉しいんだよ」
箱になりたい「こちらこそありがとうございます」
さかた校長「いやいや、こちらこそ」
こもり教頭「何にしても、自分の心の中にあることを言葉にするって難しいことだと思うのよ。誰かが作ってくれた食べ物で、それが自分はすごく嫌いなものだったとして、それを言い出すのって勇気がいるし。さっきと同じこと言うことになるけど、本当に言葉にしてくれて、ここに届けてくれたのは、本当に嬉しく思う」
箱になりたい「(笑)」
さかた校長「今、自分の気持ちに多少なりとも気付けて、整理が出来て。これから先の思うことはあるのかな?」
箱になりたい「将来、就職とかする時に、まだ日本は性別の選択欄とかあるので、“どっちを選べばいいのかな? 気持ちはここだけど、性別上は女って時、どうすればいいのかな?”みたいなのはあります」
さかた校長「本当は本人が思ってることが全てだと思うから、区別をすることに対して、それが絶対とは思わないけど、現実問題として、今のこの日本では選択しないといけないこともあるからなぁ」
箱になりたい「はい。学生だと、体力テストとかあると思うんですけど、それでもまだ選択欄があるので、そこは選ぶのが怖いというか」
さかた校長「そういう学校で書かないといけない時は、どういう気持ちになってるのかな?」
箱になりたい「一言で言うと、“嫌だな”ってのはありますね」
さかた校長「そういう時に毎回、その気持ちが生まれちゃうってことだもんね」
箱になりたい「はい」
こもり教頭「さっき言ってくれた、本当の自分に嘘をついてる嫌さなのかな?」
箱になりたい「そうですね」
さかた校長「それはしんどいな。それをまた“書きたくないから”って書かなかったりとか、違う行動をした時、それはそれで情報を発信してしまうことになって、そこで思いがけない言葉だったりが来る可能性があるから、それはそれで怖いし、嫌だもんな」
箱になりたい「はい。怖いですね」
さかた校長「それは怖いよ。だって、親御さんにも言えてないもんな?」
箱になりたい「まだ言えてませんね」
さかた校長「何かカケラみたいなものは伝わったりしてるのかな?」
箱になりたい「カッコいいスカート履けばいいんじゃない、みたいな感じで。そう言うことじゃないんだよって言いたいんですけど」
さかた校長「踏み込んでは言えないか」
箱になりたい「言えないですね」
■
箱になりたいさんへ
私は体は女だけどその時によって性別が変わったりします。男女なんて関係ない!!その人それぞれの性別があって、服装も何も自由だ!
リろ猫
女性/14歳/埼玉県
2021-05-05 23:31
さかた校長「箱になりたいが勇気を出して、こうやって伝えてくれたことがあるから、同じように思ってる子たちが同じように声を出せるっていう事実もあるからね」
箱になりたい「はい」
こもり教頭「知ったかぶりたいわけじゃないんだけど、今の話を聞いて、校長も職員も生徒のみんなもそうだし、もちろん教頭もそうだし、“変だな”って思ってないし、むしろ、箱になりたいが自分を持っていて、さっき言った性別を選ぶ時、自分に嘘をついてるようで苦しいって言ってくれたけど、正直な話、教頭は男女の欄に◯をしたことはたくさんあるけど、悩んだことはないし、今の話を聞いて“そうだよな”とはならないけど。でも、今日こうやって出会って、箱になりたいが想いを言葉にして言ってくれて真っ先に思うのは、箱になりたいが今思ってることだったりとか、感じてることだったりとか、素直に伝わって欲しいなと思うんだよ。“俺はわかるよ”って意味で言うんじゃなくて、どうやったら本当に伝わるんだろうなとか、そういう想いが本当に伝わって欲しいって心から思ってるし。ここで“今こうしようぜ!”とはならないけど、さっき校長が言ったみたいなカケラをどうにか出来ないかなってすごく今、思ってる。これも投げかけだけど、本気で思うから」
さかた校長「箱になりたいがこうやってしっかりと話して、俺たちにや全国の生徒に届けてくれたじゃん。こういう風に話すことで、箱になりたいのことを知れて、性別関係なく、箱になりたいの人間としての魅力に気付けて、本当はこういう風にたくさん一緒になって話すことでわかることがめちゃくちゃあったし、もっと知りたいと思うようになったしね」
箱になりたい「(笑)」
さかた校長「だから、俺もこれから先、もっともっといろんなことを知るために話したいと思うし。これは、箱になりたいの勇気がこういう機会を作ってくれたことが最高だし、本当にありがとうだから、俺らも俺らでこういう風に話し合いたいなって強く思ったよ。で、この機会を作ってくれたのは間違いなく、箱になりたいの勇気だからね」
箱になりたい「ありがとうございます」
さかた校長「めっちゃカッコいいよ。すごくカッコいい」
箱になりたい「(笑)」
さかた校長「俺たちには安心して委ねていいからな」
箱になりたい「はい」
さかた校長「もっともっと知りたいし、君の話を聞きたいと思ってる」
箱になりたい「はい」
さかた校長「聞かせてくれるか?」
箱になりたい「はい!」
さかた校長「ありがとうな」
箱になりたい「こちらこそ、ありがとうございます」
♪ 寝れない夜に / くじら Feat.yama
■
性別。
周りからの目線とか、言葉って怖いよな…
私は男性でも女性でもぴったり当てはまらない性別だから、100%共感出来るわけではないけど。
でも、変化が辛いのはめちゃめちゃわかります。
そして私自身制服に関しては、可愛いって有名な高校だから割りきって着てるけど、キツいです。
これから先も選択する場面はたくさんあるし、今後どうしていこうって不安もあると思います。
全ての人が、『自分らしさ』を見失わず、生きれるような世界になってほしいです。
真夜中の日影
ー/16歳/埼玉県
2021-05-05 23:40
さかた校長「これは日本だけじゃなく、世界の話だし、そういう風に自分のことを素直に思いきり伝えられるような」
こもり教頭「世界の話だけど、自分の近くの人の話だなって思いますね」
今日の黒板
『手』
さかた校長「君たちが勇気を出して、すごくすごくすごく小さな勇気を振り絞って、手を僕らに伸ばしてくれた。だから僕らは君の手をつなぐことが出来たんだよ。君のその手を高く引っ張ることは僕らは出来ないかもしれないし、君の手を思いっきり引っ張って背中を強く押してあげてもっとより良い方にという風には僕らは上手く出来ないかもしれないけど手をつなぐことが出来たんだよ。それは僕と君だけじゃなくてここにいる、この学校の生徒みんなが君が手を伸ばしてくれたから、繋ぐことが出来たんだ。だから君のその伸ばした手っていうのは本当に自信を持っていい。君の君だけの素晴らしい一歩だと思う。」
♪ あした世界が終わるとしても / あいみょん
さかた校長「SCHOOL OF LOCK!、そろそろ下校の時間です! 明日もSCHOOL OF LOCK!は“しんどー相談室”を行っていく!」
こもり教頭「しんどい、という思いを抱えた君の声をまだまだ待っています!」
さかた校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」
こもり教頭「起立! 礼!」
さかた校長・こもり教頭「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
Music
2021.05.05PLAYLIST
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「スカートはかないの?」“自分の性別に違和感がある”10代の正直しんどいこと
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。5月3日(月)から6日(木)の4日間は、『しんどー相談室』と題し、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、10代リスナーの「今、正直しんどいです」という話を聞いています。5日(水)の放送では、“自分の性別に違和感がある”と語る16歳のリスナーと電話をつなぎました。