そんなクララと一緒にランチを食べていたらクララのお父さん、つまり王様がカコモンに襲われていました!
クララ:おとうさま!
茂木:王様!今行きます!このやろう、カコモンめー!
カコモン:なんだチミは!このカコモンに答えろってんだい!
「『江戸生艶気樺焼』を書いたのはダーレでしたかね!?」
茂木:んー全然わからない…クララさん!
クララ:確か江戸時代の洒落本の作家だった気がする!
茂木:洒落本!
クララ:あとは、洒落本禁止令により、路線変更して、読本の作者になった気がする。
茂木:読本!分かったぞ!『江戸生艶気樺焼』を書いたのは……
「山東京伝」!!!
カコモン:なんだチミ…正解だチミは………
茂木:倒した!
クララ:茂木!宝箱よ!
茂木:「山東京伝の書」だ!!
山東京伝。
江戸時代後期の小説家・浮世絵師。『江戸生艶気樺焼』など、短編小説とも言える洒落本を書いていたが、洒落本禁止令により、路線変更。
長編小説とも言える読本の作者となり、江戸時代の文学界で常に第一線を走り続けた人物である。
茂木:王様、ギモーンとの戦いでは、どうもありがとうございました。ご無事ですか?
王様:勇者茂木、ありがとう。茂木に伝えたいことがあって、ここまで来たんだが…
茂木:え?なんでしょう?
王様:伝説のカコモンが、我が城に現れた。
茂木:伝説のカコモンが!?
王様:もし、伝説のカコモンを封印することができたら、王女クララを!お前に授けよう!
クララ:おとうさま!!!!!
茂木:お、おお。おおおおお。おおおおおおおおおおお父様――――!!!!!!