僕がリリーをドラゴンから救った訳だから…もしかしたら、もしかして…
茂木:あのー、リリーさん、その好きな人、一文字だけでもいいから教えてくれませんか?
リリー:そうですね、一文字だけなら。でも、私が飼ってるカコモンに答えたらでいいですか?
茂木:なんでだよ!ま、いいよ!
カコモン:よーし!このカコモンに答えてねー!
「シーボルトが1824年に開いた医学塾はナーンだ?」
茂木:シーボルト?誰だっけクララ!あっ!いない!
リリー:確か、長崎県の郊外に開いた気がします。
茂木:え? リリー、ヒントくれるの?
リリー:あとは、高野長英ら多くの人材を育成した気がします!
茂木:よーし!分かったぞ!シーボルトが1824年に開いた医学塾は……
「鳴滝塾」!!!
カコモン:正解………
茂木:倒した!好きな人の一文字を教えて!
リリー:それは宝箱の後です!
茂木:「鳴滝塾の書」だ!!
鳴滝塾。
シーボルトが1824年、長崎の鳴滝村に開いた医学塾。
医学の講義や、診療を行った。
多くの人材を育成、高野長英ら秀才を輩出、江戸時代の洋学の発展に貢献した塾、である。
茂木:あのーリリーさん、好きな人の、名前の一文字、教えてください!
リリー:…はい。「ぎ」です。
茂木:「ぎ」…!? やっぱり…リリーさん、あと、あと、もう一文字、教えてくれませんか?
リリー:え。
茂木:そんなじらさないで下さいよ!お願いします!
リリー:あ、はい。