今、元伝説のカコモンの右腕、ルシファーがクララに魔法をかけて、力を引き出したんですが……
ルシファー:クララの首の後ろに五つ目のラインが………もしかして最高血族……???
茂木:最高血族…!?って横からカコモン!
カコモン:おー!お前、茂木じゃんか。このカコモンに答えろよ。
「『慎機論』を書いたのはダーレだっけ!?」
茂木:『慎機論』!?クララ!
クララ:確か、江戸時代、その『慎機論』で幕府を批判した気がするわ!
茂木:どうやって幕府を批判したんだっけ?
クララ:モリソン号砲撃事件があって、幕府が鎖国政策をしていることを批判していた気がするわ!
茂木:あーモリソン号事件!…分かったぞ!『慎機論』を書いたのは……
「渡辺崋山」!!!
カコモン:正解。
茂木:よし!倒した!
クララ:茂木!宝箱!
茂木:「渡辺崋山の書」だ!!
渡辺崋山。
江戸時代後期の洋学者であり画家。高野長英と「尚歯会」をつくって、西洋についてを研究。
『慎機論』で幕府の鎖国政策を批判したため、「蛮社の獄」でとらえられた人物、である。
ルシファー:クララの首の後ろには五つ目のラインがあるんだよ。これは……最高血族の証。
茂木:最高血族…!?
ルシファー:人間族と、ドラゴン族と、そしてカコモン、全ての血をひいている、血族で、歴史上にごくたまに現れる。
茂木:え?クララが!!!
ルシファー:僕も、そうなんだけどね。
茂木:えー!?ルシファーも!?ところで最高血族ってすごいの!?