今、元伝説のカコモンの右腕、ルシファーが……
ルシファー:クララの首の後ろにある3本のラインが今の魔法力の強さを表してるんだけど、四つ目のラインを僕の魔法で、引き出すよ。
茂木:四つ目!?
ルシファー:ザ・フォース!いでよ、第四のライン!
茂木:っと大事なところでカコモン!
カコモン:あなたは勇者、茂木だわね!わたしを倒すには、このカコモンに答えなさい。
「『ガルガンチュア物語』の作者はダーレだわね?」
茂木:『ガルガンチュア物語』?
クララ:うう、茂木、確かフランスの人文学者だった気がする。
茂木:フランスの人文学者…もうちょっと!
クララ:あとは、その物語の内容は、巨人族の話だった気がする!
茂木:巨人族!分かったぞ!『ガルガンチュア物語』の作者は……
「フランソワ・ラブレー」!!!
カコモン:正解だわねー。
茂木:ばーちゃん、ごめーん!!
クララ:茂木!宝箱!
茂木:「フランソワ・ラブレーの書」だ!!
フランソワ・ラブレー。
16世紀のフランスの作家。巨人族のガルガンチュアとその息子パンタグリュエルの親子2代にわたる物語、『ガルガンチュア物語』の作者、である。
ルシファー:第四のラインは出たかな?
茂木:えークララ!大丈夫!?
クララ:ああ、首の後ろが熱い…
ルシファー:え?こ、これは…
茂木:なんだよ!ルシファー!ルシファーどうなってるんだよ!
ルシファー:五つ目のライン。……もしかして最高血族……???
茂木:最高血族…!?