ドラゴンソードを起こさない限り、ギモーンに対抗する術がありません!そして起こすためには、永久に眠り続ける身代わりを捧げないといけない。
茂木:僕の仲間は、クララしかいない。でも、クララを身代わりになんて……
ギモーン:ハハ……お前に勝ちめはないな。私が出すカコモンに答えられなかったらそうだな、しじみにでもしてやろう!
茂木:しじみはやめてー!
ギモーン:レベルを上げてやろう
「『舞姫』を書いたのは…森鴎外だが!『破戒』を書いた人物はダーレだ!?」
茂木:全然わかんないよ…!
クララ:はいの!確か長編小説『破戒』で自然文学主義の先駆けとなった人物だった気がするガンス!
茂木:もっとヒントを!
クララ:あとは、小説『夜明け前』や、詩集『若菜集』も書いた人物だった気がするでガンス!
茂木:『夜明け前』と『若菜集』か!分かったぞ!『破戒』を書いた人物は……
「島崎藤村」!!!
ギモーン:やるじゃないか。正解だ………
茂木:危ない危ない!
クララ:茂木!宝箱でガンす!
茂木:「島崎藤村の書」だ!!
島崎藤村。
明治後期から昭和初期にかけての詩人であり小説家。
詩集『若菜集』を出版し、近代詩の礎を築いた。のちに小説家へと転向し、『夜明け前』『破戒』などで自然主義文学への先駆けとなった人物である。
茂木:僕の仲間は、クララ。しかいない。でも身代わりになんて…できないよ。
王様:勇者茂木よ、わしが行こう。
茂木:は…!?あんた誰!?
クララ:お父さま!どうしてここに!?
茂木:え?ああああ、王様!!!!!!
王様:もう老い先短い命。フローラ亡き今、クララを救わなければ、伝説のカコモンは封印できん!構わない!この世界に光を灯せ!
茂木:王様……!なんでここに…!?