伝説のカコモンを封印できるのは、妖精のクララだけ。クララを元の人間の姿に戻すためには、大魔法使いギモーンを倒さないといけません。
今、銀の鍵を使って、大きな部屋に入れたんですが……
クララ:茂木! カコモンでガンす!
カコモン:ギモーン様のお城になぜ人間がいる!俺を倒したければ、このカコモンに答えよ!
「『神曲』を書いた人物はダレだ!?」
茂木:『神曲』?聞いたことあるような…クララ!
クララ:はいな!『神曲』を書いたのは、イタリア各地を放浪しながら、評論や詩を残した人物だった気がするガンス!
茂木:他には?
クララ:あとは、ホメロスやシェークスピアに並んで、西欧文学最高峰の1人だった気がするでガンス!
茂木:ああ!分かったぞ!『神曲』を書いたのは……
「ダンテ」!!!
カコモン:正解………
茂木:よし!倒した!
クララ:茂木!宝箱でガンす!
茂木:「ダンテの書」だ!!
中世末期のイタリア最大の詩人。
ホメロス・シェークスピアとともに西欧文学の最高峰の1人とされる。イタリア各地を放浪しながら多くの詩や評論を残した。
その中でも『神曲(しんきょく)』は“世界文学の古典”とされているのである。
茂木:リリー、この扉を魔法の鍵で開ければ、大魔法使いギモーンがいるんだな。
ギモーン:人間か。なぜわざわざ命を落としにここに来る。私には、君たちに構っている時間などないのだよ。わっはっはっはっは!!!