どうにかして、奪い返して欲しい。そうすれば、我が村の宝、伝説の剣、ドラゴンソードをくれてやろう。頼む!わしの娘を!(涙)
クララ:茂木、ほら!森の奥に進むでガンす!
茂木:参ったなー村長さんに泣いて頼まれちゃったしなー。…って、でかいドラゴン来たよー!
カコモン:この森に何の用だ!俺を倒したかったら、このカコモンに答えるんだ!「『風姿花伝(ふうしかでん)』を書いたのはダーレだ?」
茂木:『風姿花伝』? クララ!
クララ:はいの!確か、『風姿花伝』はお父さんの芸術談と自分の意見をまとめた、能楽の芸術論だった気がするでガンす!
茂木:え?能楽?そのお父さんは誰?
クララ:確か、観阿弥って人だった気がするでガンす!
茂木:お父さんは観阿弥!分かったぞ!『風姿花伝』を書いたのは…
「世阿弥」!!!
カコモン:正解………
茂木:よし!倒した!
クララ:宝箱でガンす!
茂木:「世阿弥の書」だ!!
世阿弥。
室町時代の能楽師。観阿弥の息子。
能楽に関する、芸術書、『風姿花伝』である。
茂木:クララー!やっぱりドラゴンのボス、倒さないとダメかな…。
クララ:ドラゴンのボスを倒したら、ドラゴンソードが手に入るって。そのドラゴンソードを持っていると大魔法使いを1問で倒せるって聞いたガンす…
茂木:1問で…!?じゃあ、もし持って居なかったら?
クララ:50問ガンす。
茂木:50問…!?それ無理だよ!