掲示板逆電!!
生放送教室 2014.11.6 木曜日
『 セカオワのラーメン 』
SEKAI NO OWARI先生プロデュースのカップラーメン『梅入り濃厚豚骨ラーメン』、いわゆる“セカオワラーメン”!!
11月から期間限定で発売されたのですが…!
とーやま校長「俺さ、3件もコンビニ回ったのに全然無いんだよね!」
生徒からもなかなか見つけられないという書き込みが届いています。
あしざわ教頭「僕食べたんですけど美味しかったですよ〜」
そんな話をしてると生放送教室に…!!
セカオワラーメンが!!
とーやま校長「おお!! こんな事ってある!? カヲル先生がもってるやつ!!」
我が校の職員が見つけてきたこのセカオワラーメン!
これをとーやま校長……ではなく、あしざわ教頭に試食してもらうことに!!
とーやま校長「なんで!! 教頭はもう食べたことあるじゃん!!」
あしざわ教頭「お湯入ってますね! じゃあ、油と梅を入れて…! あ、フタの裏にDJ LOVE先生からのメッセージが!」
とーやま校長「あ〜もういいね! よだれが出てきた! 教頭!! 食べたことあるんだろう! こっちを見ろ!」
あしざわ教頭「どんな味だったけ それではいただきます!!」
とーやま校長「こっちを見ろ! メガネ曇ってるよ」
あしざわ教頭「ああ…うめえ……!!」
とーやま校長「ガチのウマイやつじゃん!」
あまりに可愛そうなので、とーやま校長にもおすそ分け!!
とーやま校長「あ〜〜〜〜!!! ウマイ!! 梅の隠し味が入っていて、今まで食べたことの無い味だ!!」
とーやま校長がセカオワラーメンを食べていると…
もう一つセカオワラーメンが生放送教室に!!
あしざわ教頭「あ! 僕がいただきますね!」
とーやま校長「ちょっと待ってよ!! もう一つあるなら俺、新しいやつでよかったじゃん!! 新品が食べたかったよ!」
2人でセカオワラーメンの味をしっかり堪能したところで、本日も開校です!!
今夜の生放送教室は、我が校のスタンダード授業!!
「掲示板逆電」!!
ラジオの中の学校 SCHOOL OF LOCK!の教室、それが学校掲示板。
今日あったこと、最近考えていること、誰かに言えないこと、悩んでいること……どんなことでも大丈夫、自由に書き込んでほしい。
気になった生徒に、今夜の授業の中で電話していくぞ。
とーやま校長、あしざわ教頭、そして他の生徒たちにキミの話を聞かせてください。
まずはこの書き込みをしてくれた生徒に逆電をしました。
■ 誰にもゆえない
今は僕は友達関係でとても悩んでいます。毎日いきなり暴力をうけて毎日暴言を言われて最近お前は人間じゃないとかゴミとか変な名前で言われて本当に辛くて毎日に泣いて心も辛くて悲しくて本当に限界です。昨日本当にやめてといいましたがお前がそんなことをゆうなとか言われてそのあとも酷いことをやられて今日も同じことをやられて親にもこの話を言いたいのですが夜が遅く今は出 張に行ってて家には僕に一人の日が今週いっぱいで両親が二人もいないのも辛く家に帰っても一人で本当に毎日が限界で誰にもゆえないことがたくさんあって僕は生きてても辛いだけです。どうか、僕の話を少しだけでもいいので聞いてください。僕に生きる希望が本当にありません
コロコロネール
男/15/北海道
2014/11/06 16:49
男/15/北海道
2014/11/06 16:49
コロコロネール 北海道 15歳 男 高校1年生
とーやま校長「ちょっと今キツイな…。そいつらは何なんだ?」
コロコロネール「最初クラスでハブにされている子がいて、“やめようよ!”って言ったら、今度は自分がいじめられているようになって…」
とーやま校長「正しいことをしたのにな」
あしざわ教頭「お前勇気があるな」
コロコロネール「誰も知り合いがいなくて守ってあげたかったんですけど」
とーやま校長「そのお前が助けたヤツはどうしてるの?」
コロコロネール「今静かにしていて、自分のほうに来るようになって…」
今日も学校に行ったが、色々やられたという。
コロコロネール「前に校長先生が生きる意味を語ってくれた時に、僕も一歩踏み出そうと思って、相手に“やめてよ”って言ったんですけど伝わらなくて今に至ります」
とーやま校長「じゃあちゃんと闘う姿勢をとってるんだな」
あしざわ教頭「学校には行きたくないって思わないのか」
コロコロネール「親が遅くまで働いてくれているので」
あしざわ教頭「お前、めっちゃ良いヤツじゃん!!」
とーやま校長「友達をかばって、なんでこんなことになっちゃうんだよ」
学校掲示板で自分の書いた書き込みにレスをくれた生徒のように自分も人に優しくなりたい、と言ってくれたRN コロコロネール。
長渕LOCKS!で長渕先生に名前を呼んでもらえてたことも励みにしてくれているそう!!
とーやま校長「これは悔しいな。周りには話せる友達はいないのか?」
コロコロネール「その暴力を振るってくる子が普通に話しかけてくるんです。それは良いんですけど、いきなり暴力や暴言を吐いてくるのが嫌で。みんなで仲良くしたいんです。誰かを傷つけるのが嫌なんですよ」
あしざわ教頭「お前すごいよ! コロコロネールの綺麗な気持ちって言うのかな。だってそんなの事されたら、相手が憎くなったり、許せないって気持ちが先に出るけど、そいつらと仲良くしたいって思えるんだからさ。強いな」
コロコロネール「SCHOOL OF LOCK!を毎日聴いてるから強くなりました」
とーやま校長「ありがとな。そうやって言ってくれて。俺は今、楽しくないだろ…」
コロコロネール「はい」
とーやま校長「俺はお前に楽しく生きてほしいんだよ。友達も作ってほしいし」
部活の先輩に相談ができないかと提案してたが、茶道部に入っていて先輩は全員女子なので話しづらいそう。
中学時代の友達は別々の高校に行っていて、心配をかけたくないという。
とーやま校長「でも、これはお前が優し過ぎて、気を遣い過ぎて、結果、お前だけが言われなくていい事、やられなくていい事をされてるんだよ。それは俺が嫌だ」
あしざわ教頭「悔しいよ」
とーやま校長「お前が優しいってことは知ってるし、クラスのみんなもわかってるよ。だからこれは一人で受け止めなくていいよ」
あしざわ教頭「俺もそう思う。クラスの子に話せなくても中学の友達に話してもいいと思う。SOLを聴いて掲示板に書き込んでくれているってことは俺達を頼ってくれていることだろ? それなら学校の先生にも頼っていいと思うんだ」
コロコロネール「中学の先生のにも相談したんですけど、“今、時間が無いから後でね”って言われて。高校の先生にも笑いながらスルーされてしまって信用できる先生が見つからなくて…」
あしざわ教頭「俺としては、ここを頼ってくれてたなら、実際に身近にいる話せる相手を見つけてほしいって気持ちがすごくある。でもそれは難しそう?」
コロコロネール「まだ自分では決心がつかないんですけど、いつか言いたいし。クラスが今荒れているので何とかしたいです。自分みたいな気持ちを味あわせたくなくて」
とーやま校長「助けてやれよこんなやつをさ。何してんだよ、先生も。行ける事なら俺が北海道に行ってブン殴ってやりたい…!」
あしざわ教頭「いじめてるやつがムカツクけど、いじめてるやつも臆病なんだよ。そうしないと逆にいじめられるて裏側があるのかもしれない。この負の連鎖をなんとかして、止めてあげたいてあげたい」
RN コロコロネールは優し過ぎるから、自分自身を解き放つ場所が無いんじゃないかと心配する、あしざわ教頭。
友達じゃなくても、好きなことに打ち込んで、自分を解き放ってほしいと話しました。
あしざわ教頭「お前はすごい勇気があるから、誰か別の友達に話すためにその勇気を使ってほしい」
コロコロネール「ありがとうございます」
あしざわ教頭「親にも言っていいと思う。お前は優しいから迷惑をかけたくないって思うかもしれない。もし俺が親だったら自分に気を遣って何も言えないって辛いよ。言ってほしい。それが家族だし、きっと味方はいる」
コロコロネール「はい」
あしざわ教頭「お前の体重を委ねるというか気持ちを外に出すことが必要だと思う」
コロコロネール「はい」
とーやま校長「お前はずっと学校行きたいんだよな?」
コロコロネール「はい、逃げたくないです」
とーやま校長「うん。俺は東京にいて、お前は北海道にいるから直接助けに行ってやることができない。でもお前の名前を掲示板でいつも見てる。明日もお前を見てるから全力で応援させてくれ!」
コロコロネール「ありがとうございます」
あしざわ教頭「ガンガン書きこんでこい!」
コロコロネール「あの…一つお願い良いですか?」
とーやま校長「なんだ?」
コロコロネール「もし自分が生まれ変わって、友達と話せるようになったらもう一度電話に出たいです」
とーやま校長「もう一回か」
コロコロネール「いつになるかわからないんですけど、ちゃんと自分のクラスの雰囲気をこの学校のように温かい雰囲気にしたらお願いします」
とーやま校長「いつまでも待つに決まってるだろう! いつまでもいつまでも待ってるぞ!!」
続いてはこの書き込みをしてくれた生徒に逆電をしました。
私はどの程度親に甘えていいのかわかりません。小さい頃から親と大きな壁がある気がして、小2で弟が生まれてからはどう思われるかを気にしているからだと思います。
保健の先生と部活のことを話したことがあるんですが、親に相談をするかと聞かれてなぜか涙がでてきました。
それから親のことを話すと毎回泣いてしまいます。なぜだかわかりません。なんで泣いているのか、親とどうせっすればいいかわかりません。
ririri
女/14歳/静岡県
女/14歳/静岡県
ririri 静岡県 14歳 女 中学2年生
とーやま校長「書き込みを読ませてもらったけど、親との関係性が自分の思うようになってないんだよな?」
ririri「はい」
昔から人に気持ちを伝えるのが苦手だというRN ririri。
親にも昔は伝えられていたが、今は中々話せないそう。
ririri「お姉ちゃんだからって“あれやってほしい”とか“これやめて”とか言えなくて」
とーやま校長「それはお母さんに対して?」
ririri「いえ両方です」
あしざわ教頭「親とはけっこう会話するの?」
ririri「親が共働きなのであんまりです。親からは話しかけてくるんですけど成績の事ばかりでそれが嫌で」
とーやま校長「riririとしてはもっと色んな話をしたい?」
ririri「はい」
RN riririが小学2年生の時に弟が生まれた。それまで一人っ子で周りの姉弟が羨ましかったそう。
ririri「それで生まれてすごい嬉しかったんですけど、でも周りの視線が全部弟にいっちゃって」
あしざわ教頭「弟とは仲がいいの?」
ririri「年が離れているので共通の話題が無くて、あんまり話していないです」
とーやま校長「そっか今までずっと独り占めしてたのが弟にいっちゃって、羨ましいだろ?」
ririri「はい…///」
本当は弟と同じくらい自分もかまってほしいと思ってるけど、親から“お姉ちゃんだから、大きいんだから”と言われるのが怖いそう。
あしざわ教頭「でも書き込みに“涙が出てきた”ってあったから、きっと本当はもっと親と繋がりたいって気持ちが体から出てるのかなって思ったんだ。自分ではどう思う?」
ririri「自分ではわからなくて、頭が真っ白になって何で泣いてるのか分からなかったです」
とーやま校長「俺はこの書き込みを読んだ時、riririはすごく親の事が好きなんだと思った。好きな人に本当はもっと話したいんだけど心配をかけたくなくて、ずっと振り向いてもらえなくて。好き過ぎて、だから涙が止まらないんだろうなって。お父さん、お母さんは好き?」
ririri「好きです」
とーやま校長「だよな!」
あしざわ教頭「きっと嫌われたくないって気持ちが大きいのかなって思う。好きな人に否定されたら怖いじゃんか。伝えたいけど違う答えが返ってきたらって想像しちゃう?」
ririri「はい。想像してるうちに話せなくなって言葉が出なくなっちゃうんだと思います」
とーやま校長「お父さんとお母さんから生まれてきて、血の繋がりがあって会話はあまり無くても毎日話していて、同じものを見てるんだ。家族だから知りたいよ。今のriririがそうやって思ってることも絶対に知りたい」
あしざわ教頭「親は絶対にお前のことを好きだ。それは間違いない」
とーやま校長「弟も好きだし、お前のことも好きだよ」
あしざわ教頭「俺は4人姉弟の末っ子だったけど、逆に上が優遇されていて嫌だった。だから立場によって違うのかもしれない。でも共通してるのはみんな家族が好きって事」
ririri「はい」
家族だからこそ、些細な事を話してほしいと伝える校長と教頭。
あしざわ教頭「今は本音を言うのに勇気がいると思う」
とーやま校長「明日、思ってる事を話そうと思って、いざ親の前になると言葉が出なくなるかもしれない。でもそれも親はわかってるんだ。俺達だって書き込みを読んだり、表情を見て何を考えているかがわかるんだから、親なんてその何十倍、何百倍わかってるよ」
あしざわ教頭「親も“何があった?”って聞いてくれるから。相手に近づこうと思った事がすでに近づいてるんだよ」
とーやま校長「親の前で泣いたっていいんだから。小さい頃はずっと泣いてたんだし。“riririはうるさかったな〜!!”」
あしざわ教頭「生まれた瞬間はすごい泣いた〜」
ririri「(笑)!!」
とーやま校長「それくらい泣いてたんだから、今の涙くらい大丈夫だって。甘えていいんだよ。ちゃんと抱きしめられてこい!」
ririri「明日頑張ってみます!」
とーやま校長「生きていて強くなきゃいけないって思う。学校行って、部活や勉強やっていたらさ。一人でやることはもちろん大切だと思う。でも頼っていいんだよ」
あしざわ教頭「うん。今日話を聞いていて、自分で抱え込み過ぎちゃってるっていうか、自分一人で解決しようとしていて。俺もっと迷惑ってかけていいと思う」
とーやま校長「そう! 何もしてないやつが迷惑をかけるのは違うけど、みんなちゃんと考えてやってるんだから、お前のことを見てる人に迷惑をかけるのは全然良いんだよ」
あしざわ教頭「迷惑をかけることが当たり前だし、それが優しさというかお互いの絆になるし。親には一生迷惑をかけてるよ。毎日ごはんを作ってもらって、色々面倒くさい事も言ってるんだろうし」
とーやま校長「無理だよ。迷惑をかけないでずっと生きていくなんて」
あしざわ教頭「それが逆に迷惑だよね。何も言ってこないなんて。“何だよ”って思う」
とーやま校長「自分の事を信頼してないんだって思うよ」
あしざわ教頭「全然頼っていいし、本当はみんなちょっとずつ誰かに体重をかけていっていいと思うんだ。それが連なっていくのが世の中だって思う」
とーやま校長「だから…!」
『 迷惑はかけていい 』
とーやま校長「迷惑はかけていい!!」
♪ ぼくのお日さま / ハンバートハンバート
とーやま校長「“言葉が上手く出ないな”だけでもいいんだよ」
あしざわ教頭「ハンバートハンバート先生のこの曲は、言葉が出ない子供が音楽に救われる曲なんで、自分の気持ちがワーッとなってしまったら、これを聴いて前に進んでほしい」
とーやま校長「そのままでいいよ」
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【逆電リスナー】
コロコロネール 北海道 15歳 男
ririri 静岡県 14歳 女
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【オンエアリスト】
22:07 スタートライン / FLOWER FLOWER
22:25 世界はまだ君を知らない / 阿部真央
22:48 水色の反撃 / それでも世界が続くなら
23:20 さよならはエモーション / サカナクション
23:42 My Love / 木村カエラ
23:49 ぼくのお日さま / ハンバートハンバート
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もっともっと人に頼って生きてこ、それで良いよ。
校長のとーやま
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頼る事は信頼してる証だよ。
あしざわ教頭
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