霊界にいる、勇者・茂木です。
魔法の鍵を手に入れるためには、僕の父さんの魂と戦って、倒すこと。
ただ、倒すとこの世界から、父さんの存在は、消えてしまう。記憶からも、なくなる。僕は…
　
　
父さん：茂木。私を、倒しなさい。
　
茂木：父さん……
　
父さん：父さんを倒すためには、このカコモンに答えなくてはならないよ。
「『ゲルニカ』を描いた画家は誰だったかな？」
　
茂木：父さん…『ゲルニカ』を描いた画家？
　
父さん：クララさん、ヒントを。
　
クララ：えーと、確か、スペインの画家で立体主義を興した人な気がするガンす！
　
父さん：クララさん、もっとヒントを。
　
クララ：え？あと！平和運動にも深い関心があり『戦争と平和』も描いた人な気がするガンす！
　
父さん：茂木、答えなさい。
　
茂木：…『ゲルニカ』を描いたのは…
「ピカソ」!!!
　
父さん：正解だ………父さんを倒すには、もう少し時間がかかるぞ。
　
クララ：茂木、宝箱でガンす！

茂木：あぁ。「ピカソの書」だ!!
　

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ピカソ。
スペインの画家。
1910年ごろからは立体主義（立体派）をおこし、さらに超現実主義の影響を受けた作品もかくなど作風を変化させながら、つねに20世紀絵画の先頭に立ってきた。
「ゲルニカ」「戦争と平和」など有名な作品を多く生み出した画家である。

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茂木：父さんの魂を倒さない限り、魔法の鍵は手に入らない。
　
クララ：茂木……迷ってるの？
　
茂木：僕は何のために戦っているのか……？妖精のクララを元の姿に戻すために……パースの思いを叶えるために、そして、伝説のカコモンを倒すために……だから、父さんを倒す。僕は倒すよ。
　
父さん：茂木、よくぞ言った。