ゲンキンな歴史

ゲンキンな歴史 2015.11.25 水曜日

はからずも、セレブから転落してしまった茂木とサラ。サラは、お金だけではなく本当の幸せに気付き始めた、茂木はお金がなければ幸せにはなれないと信じていた。


サラ:…茂木、私ね、お金さえあれば何でもできると思ってた。でも、今は、お金をかけなくても、自分でどうにかできるって思ってるの。

茂木:お金をかけずに!?だから、服も自分でつくったりしてるのか。

サラ:そう。あとは、セレブ時代にバイオリンとか、俳句とかの習ってたけど、別に教えられなくても、今は自分でできるって思う。

茂木:…でもサラ。バイオリンっていったら……。


明治39年。「女性教師の収入」という記事が新聞に掲載された。
その中で紹介されたピアノ、そしてバイオリン奏者の幸田延(こうだ のぶ)の年収は、1800円、これを現代のお金に換算すると、なんと!およそ3000万円!!



茂木:幸田延は、留学して西洋の音楽を身に付けたわけだし…。

サラ:そうじゃないのよ。私は教えられて、うまくなった気でいたの。でもうまくなってなかった。だってうまくなろうとしてなかったから。今は…自分で勉強してるからかな。料理もうまくなってるって思う。少しずつだけどね。だから…

茂木:サラ……君は、変わったね。僕には、理解できないことだらけだよ。

サラ:茂木、変われるわ。私だって変われたから。

茂木:僕はやっぱりお金が欲しいな。それに、お金があれば幸せになれると、僕は思うし。
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