茂木:サラ、話って何だい?
サラ:実は私、茂木に聞きたいことがあって。
茂木:聞きたいこと? 珍しいな。
サラ:…茂木、昨日、私がつくった女子サークル、「サイクリング・ティータイム」に、男子が一人だけ入れる権利を、2000万円で買わない?
茂木:に、2000万円!!?? サークルに入るのに、2000万円ってバカバカしい! 高すぎるよ!!
サラ:どこが!?
茂木:サラ、いいかい!? 2000万円というお金はね、昔、大奥の……
サラ:将軍以外、男子禁制だった大奥?
茂木:よく知ってるじゃないか!続きをきいて。
江戸時代。将軍のお世継ぎをつくり、育てる場、として生まれた「大奥」。その大奥にいる女性たちにも給料は支払われていた。
大奥の中で最高位である上臈御年寄(じょうろうおとしより)の年収を、現在のお金に換算すると……なんと!およそ2000万円!!
茂木:…大奥の最高位じゃないんだから、サラ、2000万円はあげられないよ!
サラ:茂木、そのサークルには、美人しかいないわ!
茂木:美人なんて毎日見てるから、僕は、なびかないよ!
サラ:美人で本当にいい匂いがする子しかいないわ。
茂木:いい匂い? それはかなり魅力的だけど……。
サラ:美人でいい匂いがして、みんな……ボンキュッボンなの。
茂木:わぁ〜!2000万円!
サラ:茂木、ありがとう〜! 大好き〜! けっ! 所詮、茂木も男なのね。