茂木:サラ、話ってなんだい??
サラ:…茂木、実は私ね、「サイクリング・ティータイム」っていう、女子サークルをつくりたいの。
茂木:「サイクリング・ティータイム」!? …ってそれ、何をするサークルなの?
サラ:自転車に乗って、カフェを巡るの。その立ち上げ資金として、茂木…400万円頂戴?
茂木:400万円!!?? 自転車のサークル資金に400万円!?あげないよ!!
サラ:ダメ!?
茂木:ダメに決まってるじゃないか! サラ、いいかい!? 400万円というお金はね、明治時代に……
サラ:今は平成よ!
茂木:明治時代にぃ!
明治32年、自転車は、超高級品だったため。当時はお金持ちにしか手に入れることはできなかったという。
明治32年の自転車の値段を、現在のお金に換算すると!なんと!およそ400万円!!
茂木:…明治時代くらい自転車が高いなら分かるけど、自転車のサークル資金に、400万円はあげられないよ!
サラ:茂木、私、ママチャリを100台買うの。そして、それをメンバーにタダで貸すの。
茂木:え? タダで?
サラ:チャリを貸して、カフェを巡る。そして、お茶をするの。茂木、もう…分かってるでしょ?
茂木:チャリに乗って、お茶する? チャリで、ティー。チャリティー!? シャレが効いてる、しかも、ものすごくいい活動じゃないか!!!
分かったよ! サラ! そのチャリティーサークル、「サイクリング・ティータイム」の立ち上げに、協力する! はい! 400万円!
サラ:茂木、ありがとう!! 大好き! …チャリティーとボランティアって何が違うのかしら?
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