茂木:めぐみちゃん、ハイチーズ。今度はうまく撮れたかな? どれ。
めぐみ:茂木さん! きれいに撮れてますね!
茂木:お! いいじゃないか! ハッハー。保存!
めぐみ:あ、茂木さん! チューリップのお店、珍しくないですか?
茂木:セレブの夏祭りは、チューリップも売ってるのか! チューリップ、めぐみちゃんにプレゼントするよ。
めぐみ:でも、茂木さん。見てください。チューリップの値段。1本…2000円もしますよ。
茂木:え? 2000円? めぐみちゃん、どれが欲しいの? どれでも買ってあげるよ!
めぐみ:茂木さん、ダメです!
茂木:いいよ、2000円くらい!
めぐみ:でも…
茂木:そういえば、チューリップは、大正時代に……
めぐみ:大正時代?
初めてチューリップの球根が、フランスから日本に入って来たのは、江戸時代末期だったが、
球根を増やすことに苦戦し、大正時代になっても、チューリップの球根の値段は非常に高かった。
当時、球根一個の値段を現在のお金に換算すると!なんと!およそ2000円!!
茂木:…めぐみちゃん、大正時代だと思えばいいんだよ。
めぐみ:いや、茂木さん、私には、そんな高い花なんて、似合いません!
茂木:君にキレイな花も似合うよ! それに今日の浴衣とチューリップを持ったら、可愛い〜! めぐみちゃん! もう、もらって欲しい! はい! 2000円!
めぐみ:茂木さん、いいんですか? ありがとうございます。実は、私……男性の方からお花もらうの、初めてなんです。
茂木:そうなの? おお! めぐみちゃん、いい!撮るよ! ハイ、チーズ!
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