ゲンキンな歴史

ゲンキンな歴史 2015.7.21 火曜日

はからずも、大金を手にしてしまった、男・茂木に、「とんでもない美女たち」が群がり始めた。今夜も、セレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
 
 
茂木:めぐみちゃん。あの、来週なんだけど、一緒に、夏祭りに行かない?
 
めぐみ:え? どうしたんですか?
 
茂木:え? どうしてって、夏だからさ!
 
めぐみ:でも…実は私、今日、口紅を使い切ってしまって、茂木さんと会うのに、スッピンでは行けません。
 
茂木:あれ? めぐみちゃんやっぱり僕のこと意識してる? 口紅くらい買ってあげるよ。いくらくらいするの?
 
めぐみ:今日、買おうとしたんですけど、口紅は700円だったんです。
 
茂木:700円!? 700円くらいなら僕が払うよ!
 
めぐみ:ダメです! だって700円は大金ですよ!
 
茂木:…そういえば、口紅は、江戸時代にね……
 
めぐみ:江戸時代!?
 

日本女性は古来より、見た目の印象に大きな影響を与える、口元の化粧をしていた。
江戸時代、紅色(べにいろ)は大変貴重で、当時の「紅(べに)」は「金(きん)」と同じ価値を持つ、と言われていた。
その紅を使った口紅ひとさしを、現在の値段に換算すると!なんと!およそ700円!!



茂木:江戸時代は口紅、ひとさしで700円だったんだ。今めぐみちゃんが欲しいのは一本、700円の口紅だろう? 安いもんだよ!
 
めぐみ:でも…。
 
茂木:それに、口紅があれば夏祭りに来てくれるなら、絶対に買ってもらわなくちゃ! ちゃっちゃっちゃ!!!
 
めぐみ:茂木さん! ポケットに…700円! いいんですか? ありがとうございます。じゃあ、夏祭り、宜しくお願いします。
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