ゲンキンな歴史

ゲンキンな歴史 2015.7.15 水曜日

はからずも、大金を手にしてしまった、男・茂木に、「とんでもない美女たち」が群がり始めた。今夜も、セレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
 
 
茂木:あれ、めぐみちゃん、エビとパプリカのガーリックソテーに手をつけてないけど、どうしたの?
 
めぐみ:…茂木さん、実は、歯磨きしてくるのを忘れてしまって。
 
茂木:ん? 時間がなかったのかな?
 
めぐみ:いいえ。歯磨き粉を買おうと思ったんですけど! 1200円足りなかったんです。
 
茂木:1200円!?? 歯磨き粉って、300円くらいじゃないの? あっ、またまとめ買い? それだったら1200円くらい出すよ!
 
めぐみ:ダメです!1200円なんて、そんな大金!
 
茂木:…1200円といえば、江戸時代に……
 
めぐみ:江戸時代?
 

日本人は古来より、「塩」で歯磨きを行っていた。歯磨き粉が一般に広まったのは江戸時代。
当時、粗悪な物も多かったが、歯医者さんが作った一般的な歯磨き粉の値段を現在のお金に換算すると!なんと!1200円!!



茂木:…今、歯磨き粉は大体300円くらいだから、江戸時代は、今の4倍くらいしたんだ。
 
めぐみ:高いですね。私、朝昼晩はもちろん、誰かに会う前、出かける前に必ず歯磨きをするようにしてるんです。
 
茂木:…それじゃ、歯磨き粉が、すぐなっちゃうね!
 
めぐみ:そうなんです。
 
茂木:それは、いい心がけだけど…僕なんかと会うためにわざわざ歯を磨かなくてもいいよ!
 
めぐみ:茂木さんと会う前は、よりいっそう時間をかけて。
 
茂木:こ、これはもしかしてキッスの予感…!? オーケー! 1200円!
 
めぐみ:茂木さん! ありがとうございます! 今から歯磨き粉買ってきて、歯磨きしてきますね。
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