ゲンキンな歴史

ゲンキンな歴史 2015.7.14 火曜日

はからずも、大金を手にしてしまった、男・茂木に、「とんでもない美女たち」が群がり始めた。今夜も、セレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
 
 
茂木:めぐみちゃん、元気ないね。「ねぎとろの生湯葉巻き」まずかったのかい?
 
めぐみ:いいえ、違うんです。茂木さん、私、節約の為にシイタケを栽培しようと思ってて、栽培キットを買おうと思ったら、1700円足りなかったんです。
 
茂木:1700円!!?? シイタケを自分で育てようとしてるの!? 君は節約だけじゃなくて栽培もしちゃうのか! いいよ出すよ!1700円くらい!
 
めぐみ:ダメです! そんな1700円なんて大金!
 
茂木:めぐみちゃん、1700円といえばね…大正時代に……
 
めぐみ:大正時代!?
 

現在、1キロ10万円を超える高級食材として知られている、キノコの王様・マツタケだが、昔は安かった。
大正時代、アカマツの林が全国各地にあり、大量に採れたため、マツタケはシイタケよりも安かったのだ。
大正時代のマツタケ1キロの値段を現在のお金に換算すると!なんと!およそ1700円!!!



茂木:…今はなかなか口にできないマツタケも、昔は安かったんだよ。
 
めぐみ:昔はシイタケの方が高かったんですね。でも、今のマツタケは高級品だから、食べられません。だからシイタケを……
 
茂木:だったら、めぐみちゃん! マツタケ、頼もうか? おい君! (指パッチン)
 
めぐみ:ダメです! 私は、シイタケで…
 
茂木:マツタケにしたらいいさ! 「ねぎとろの生湯葉巻き」はやめて、「マツタケの生湯葉包み」にしようか!
 
めぐみ:ダメです! 茂木さん、私…それなら自分でつくったシイタケを食べたいんです!
 
茂木:めぐみちゃんはそんなにシイタケが好きなのか? じゃあ、あげるよ! 美味しい、シイタケを栽培キットでつくるんだよ! はい! 1700円!
 
めぐみ:茂木さん! い、いいんですか? ありがとうございます!
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