ゲンキンな歴史 2015.6.4 木曜日

はからずも大金を手にした、男・茂木に、「美女たち」が群がり始めた。今夜もセレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
　
　
茂木：サラ、話ってなんだい??
　
サラ：…茂木、実は私、アメリカで研究がしたくて、だから茂木…4億円頂戴！
　
茂木：4億円!?あげない、あげないよ、そんなとんでもない大金!!
　
サラ：どうして!?
　
茂木：サラ、いいかい!?
昔、北里柴三郎が…
　
サラ：北里柴三郎がどうかした!?
　
茂木：どうかしたんだよ！
　

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医学者であり細菌学者、北里柴三郎。
細菌学を研究していた彼をめぐり、争奪戦が世界中で行われた。
中でも、アメリカが提示した額が多く、年間報酬は、現在のお金に換算するとおよそ4億円!!
　

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茂木：…だけど、北里柴三郎は、4億円になびかなかった！日本に残って日本のために研究を重ねたんだ！サラ！4億円は、簡単には、あげられないよ！
　
サラ：分かったわ、私、できるだけ日本で研究する。日本のために。だから、茂木、4億円頂戴！
　
茂木：え!?ところでサラは、何を研究するんだ？
　
サラ：私、歴史を研究する。茂木みたいに、言えるように。だから茂木、4億円頂戴！
　
茂木：ええ!?歴史!?僕の影響で…なんだか嬉しいじゃないか！
サラ！分かったよ！しっかり歴史を研究するんだよ！はい！4億円！
　
サラ：茂木、ありがとう〜！大好き！じゃあ、まずは無料で本が借りられる図書館にいこうっと！