ゲンキンな歴史 2015.5.7 木曜日

大金を手にした、男・茂木に、「美女たち」が群がり始めた。今夜もセレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
　
　
茂木：サラ、話ってなに？
　
サラ：…茂木、実は私、急に野生のコバンザメに会いたくなって、だから茂木…5000億円頂戴♡
　
茂木：5000億円!??あげない、あげないよ、そんなとんでもない大金!!
　
サラ：どうして!?
　
茂木：サラ、いいかい!?
昔、荻原秀重がね…！
　
サラ：お、お、荻原秀重!?誰それ？
　
茂木：重要な人物なんだよ!!
　

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江戸幕府は財政難に嘆き、そこで財政立て直しの任務を受けたのが、荻原秀重である。
彼は、当時、およそ80％の金が含まれる「慶長小判」を新しくし、金が50％の「元禄小判」をつくった。
その結果、江戸幕府はおよそ5000億円の利益を上げたのだ!!
　

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茂木：5000億円は、荻原秀重が知恵を絞ってつくったお金。だから簡単には、あげられないよ！
　
サラ：分かったわ。茂木、私がコバンザメに遭遇する確率は、1％かもしれない。けど、生態を研究しまくって100％、野生のコバンザメに会えるようにする！だから、茂木、5000億円頂戴！
　
茂木：確率100％!?100％のコバンザメ!!なんて甘美な響きなんだ!!サラ！コバンザメによろしくね！はい！5000億円！
　
サラ：茂木、ありがとう〜！大好き！今度、コバンザメのかわいい写メ送るね！