ゲンキンな歴史

ゲンキンな歴史 2015.5.11 月曜日

はからずも大金を手にした男・茂木に、「美女たち」が群がり始めた。今夜もセレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
 
 
茂木:サラ、また姪のアゲハちゃんをつれてきたのかい?
 
アゲハ:おじさん!雨が降ってるから2万円ちょうだい!
 
茂木:2万円!!??アゲハちゃん、雨が降ってるからって2万円はあげられないよ。
 
アゲハ:ええ!?
 
茂木:それにね、
2万円というお金はね、昔、宮沢賢治っていう人が……
 
サラ:茂木!「雨ニモマケズ」の人に何の関係があるのよ?
 
茂木:関係ありまくりだよ!サラも聞いて!
 


『注文の多い料理店』や『銀河鉄道の夜』など、あまりにも有名な童話を残した作家、宮沢賢治。
だが、彼が生涯を通じて、稼ぐことができた原稿料は、当時の5円。現在のお金に換算すると、およそ2万円!!!

 


茂木:あの宮沢賢治だって、現役時代には2万円くらいしかもらえなかったんだから。だからアゲハちゃん、2万円は簡単にはあげられないよ!
 
サラ:茂木、アゲハは、傘を1本も、もってないの。傘をささないで、幼稚園に行くから、だからいつも、アゲハは……
 
茂木:…え!?雨にも負けず風にも負けてない……まるで宮沢賢子じゃないか!…アゲハちゃん!大切に使ってね!はい!2万円!
 
アゲハ:おじさんありがとう!アゲハはね、カッパが大好き♡
 
サラ:アゲハ!!しっ!!帰るわよ!
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