ゲンキンな歴史

ゲンキンな歴史 2015.4.29 水曜日

大金を手にした、男・茂木に、「美女たち」が群がり始めた。今夜もセレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
 
 
茂木:サラ、話って何?
 
サラ:…茂木、私、猫の小説を書きたくて、原稿用紙が買いたいから、だから茂木…50万円頂戴♡
 
茂木:50万円!!??小説なんかパソコンで書けばいいじゃないか!!だから50万はあげないよ!!
 
サラ:どうして!?
 
茂木:サラ!いいかい!?
50万円というお金はね、その昔、夏目漱石が……
 
サラ:夏目漱石!?昔の小説家がどうかしたの!?
 
茂木:いいから聞いてよ!
 


「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」など数多くの作品を発表。明治・大正時代に活躍した小説家、夏目漱石。
彼が「坊ちゃん」を発表した時にもらった原稿料は、およそ50万円だったのだ!!!

 


 
茂木:…だから、サラ、50万円は簡単にはあげられないよ!
 
サラ:わかったわ。じゃあ、私は「吾輩の猫が池にぼっちゃーん」っていう小説を書くわ!だから、お願い!50万円頂戴!
 
茂木:え!?「吾輩の猫が池にぼっちゃーん」…!?猫は水が嫌いなんだ。なんてスリリングな小説なんだ!よし、サラ、おもしろい小説を書くんだよ!書いたら読ませてね!はい!50万円!
 
サラ:茂木、ありがとう〜!大好き!じゃあ、まずは猫を買いにペットショップに行ってこよーっと♪
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