はからずも、サラに告白した茂木。サラの答えは……
サラ:茂木。私ね。ずっと前、茂木のことが好きだった。…でも。
茂木:でも?
サラ:茂木が働かなくなった時。
茂木:あの時か。
サラ:茂木への気持ちが。
茂木:そうか、そうだよね。あの時の僕は確かにひどかった……しょうがない。分かった、サラ。もう僕は君の前には現れない。一緒に観たかったけど、この1000円の映画のチケット…2枚あるから誰かと行って。
現在では、あまり見かけなくなった公衆電話。
その登場は、明治時代にまで遡る。その料金は、たった3分間で、5銭。
現在のお金に換算すると!なんと!およそ1000円!!
サラ:茂木、ちょっと待って。話の続きを聞いて。茂木への気持ちはなくなりそうになったけど、茂木がお金の大切さに気付いてから、それから、すごくいい男になった。
茂木:え?
サラ:…茂木のこと、今はね、大好き。
サラは、茂木が落ちぶれた時も、茂木のことをずっと信じていた。
サラ:茂木、私と、つき合ってください。
茂木:サ、サラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!よろしくお願いしますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
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