茂木:あれ?あれ?電気がつかない……あぁ、そうだ、電気代払ってないんだ。…もう止められた、か。ろうそくの灯りで、夜を過ごすことになるなんて……。電気代、2ヶ月分。たかが5000円。それも、払えないなんて……情けないよ。
茂木:ああ、急に思い出してしまった。ろうそくと言えば、江戸時代に…
江戸時代初期。電気もない時代、灯りといえば、ろうそくだった。
中でも和ろうそくはぜいたく品で、庶民には手が届かなかったという。
その値段を現在のお金に換算すると!なんと!およそ5000円!!
茂木:こうしてろうそくの火をみていると、なんでだろ、昔のことを思い出すなぁ。
茂木:サラ!今日は何の話?
サラ:茂木、今、私ね、懐中電灯が欲しくて。
茂木:懐中電灯?でそれ、いくらするの?
サラ:それがすっごく高くて……
茂木:なんで急にサラのことを思い出したんだろう。サラは今、何をしているんだろう。セレブ総選挙が終わってから、サラとは連絡を取ってない。というか、携帯も止まってるから、連絡も取れないか。サラは、今頃、どこかで、自由気ままに、セレブな遊びをしてるんだろうな。ああ、お腹が空いてきたから、もう、寝よう。
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