サラ:亀桃さん、私、誕生日って昔から盛大に祝ってもらってたんです。
亀桃:そう。私にしか祝われなくて寂しい?
サラ:いえ、そうじゃないんです。あの、開けていですか?
亀桃:どうぞ。
サラ:あ、入浴剤だ。しかも高い入浴剤!これ、1万円しますよね?…いいんですか?
亀桃:いいのよ。
サラ:そうだ、入浴剤で1万円といえば、明治時代に…。
明治30年。国内初の入浴剤が発売された。
その当時の値段はとても高く、入浴剤150gの値段を現在のお金に換算すると、なんとおよそ1万円!!
サラ:亀桃さん、私、プレゼントをもらって心の底から嬉しいと思ったのは、初めてかもしれません。だって、このプレゼント、亀桃さんが12時間働いてやっと買える値段です。
亀桃:サラさん。お金は、ありがとうの交換でもらえるものでしょ?だから、「ありがとう」を伝えたくて、プレゼントをあげるのは同じことよ。
サラ:でも、私、何も…
亀桃:いつもたくさんの元気をもらっているわ。サラさん、いつも、ありがとう。
- Prev || 1 || Next -