舞台は、アメリカ。
娘の芋子に彼氏ができ、彼氏はダンサー。
そして結婚を考えていて、会ってほしい。
茂木は、その急すぎる展開に、ついていけずにいました。
茂木:キャシー。明日、芋子の彼と会うのかい?
キャシー:会うわ。
茂木:僕は……芋子の彼氏には、会わない。そう決めたんだ。
キャシー:茂木!Please remember the past.
茂木:…ん?「プリーズ・リメンバー・ザ・パスト」?「パスト」ってなんだ?パスタならアルデンテがいいなー。 し、調べよう!!
「パスト」、「パスト」、「パスト」の意味は……
「過去」!
「プリーズ・リメンバー・ザ・パスト」は、「昔を思い出して」ってことか…
茂木:昔?
キャシー:茂木は、日本人。それに茂木は映画俳優だった。
茂木:そうだったね。
キャシー:安定しない職業。それに国も違う。両親は反対してたよ。
茂木:そうだ。僕が親だったら、こんなヤツ、絶対反対だよ。
キャシー:反対されて、駆け落ちして、日本に行って、妊娠して。でも今は?私の両親は…茂木のこと、どう思ってる?
茂木:僕のこと…許してくれた。信頼、してくれてる…。
「プリーズ・リメンバー・ザ・パスト」、「昔を思い出して」って言われました。
あの頃の僕なんて、もっと信頼できない人だったかもしれないな。
芋をつくることだって、どうなるか分からないんだ…
ダンサーの芋子の彼に……会ってみよう。
…また明日。