舞台は、アメリカ。
大学を卒業した娘の芋子とケンカしてしまった茂木淳一。
芋子は家を出て行ってしまったものの、愛する妻キャシーはしっかりと芋子と連絡をとっていました。
茂木:芋子は大丈夫なんだろうか。どこで何をしてるんだ。あれからもう一週間も経つのに、一度も連絡よこさないなんて……
キャシー:茂木。
茂木:あぁ、キャシー。どうしたんだい?
キャシー:Please be assured.
茂木:…ん?「プリーズ・ビー・アシュアード」?「アシュアード」って何だ?モンハンの「亜種」だったらちょっと手ごわいぞ?調べよう!!
「アシュアード」あ、「アシュアー」か。「アシュアー」の意味は……
「安心させる」!
「プリーズ・ビー・アシュアード」ってことは、「安心して」ってことか!
茂木:安心してって、どういうことだいキャシー!
キャシー:芋子から連絡が来たの。
茂木:え?い、芋子、どこで何してるの!?
キャシー:ちゃんと今、生活してるって。住み込みでアルバイトしながらお金貯めてるって。
茂木:お金を……そ、そうか……
キャシー:茂木、安心して。芋子は私たちの子供よ。
茂木:そうだな。…僕も信じてるけど。でもやっぱり、ダンサーは……
キャシー:芋子が自分でお金を貯めてダンスの学校に行ったら、許してあげてもいいんじゃない?
茂木:う、うん。
「プリーズ・ビー・アシュアード」、「安心して」ってキャシーに言われました。
芋子は今、元気にやっているみたいです。
僕が心配し過ぎなのかもしれません。
ただ、芋子とはしゃべってないので声が聞きたいです。
芋子さん!なんで電話に出てくれないの?
また明日!