舞台は、アメリカ。
娘の芋子が反抗期の真っただ中で、困っている茂木夫婦。
この日、茂木は、ついに傷ついてしまいました。
茂木:キャシー!芋子が部屋から出て来ないんだよ!
キャシー:茂木、そのうち出て来るわよ。
茂木:でも、ナポリタンつくって、部屋の前に置いておいたほうがいいと思うんだよ。特製の僕らがつくった芋入りのナポリタン!
キャシー:You worry too much.
茂木:…ん?「ユー・ウォーリー・トゥ・マッチ」?「ウォーリー」って、どういう意味だ?ウォーリーウォーリー…探してみよう。いや調べてみよう!!
「ウォーリー」、「ウォーリー」の意味は……
「心配する」!
「ユー・ウォーリー・トゥ・マッチ」は、「あなたは心配しすぎよ」ってことか!!!でも…ほっとけないじゃないか。
茂木:芋子、ここに、ナポリタン、置いといたから。食べるんだよ。今日は特製のナポリタンだよ。芋を入れたんだ。穫れたての、芋なんだよ。
芋子:要らない!絶対、食べないよ!お父さんがつくった芋も、もう一生食べない!
茂木:芋子……この芋はね、僕とキャシーが、愛情込めてつくった芋だよ。
芋子:お父さんは、仕事だけしてればいいよ!
茂木:芋子、それはもう、家に帰ってくるなってことかい?
芋子:お父さんの顔、もう見たくない……。
茂木:芋子…?
「ユー・ウォーリー・トゥ・マッチ」、「あなたは心配しすぎよ」とキャシーに言われたけど。
けど、芋子を僕は愛していて、でも、お父さんの顔見たくないって…
僕は、家族のために、芋子のために働いてるのに……それなのに……