* 放 送 後 記 *

第107話「涙のstand」

舞台は、アメリカ。
 
俳優として活動している茂木淳一は、愛しのキャシーとお化け屋敷デートに行ったことを、
この日、マネージャーのジェシカに報告しました。
 
 
茂木:ジェシカ!あの…君に、アドバイスされて、昨日!お化け屋敷行ってきたんだけど、これが楽しくてさ!僕が気絶しちゃったんだけど、キャシーが介抱してくれてさーーーいやーありがとうジェシカ!
 
ジェシカ:…(泣き出す)
 
茂木:…どうしたんだよ、ジェシカ!君が泣くなんて珍しいじゃないか……。
 
ジェシカ:I can’t stand it any longer!
 
茂木:…ん?「アイ・キャント・スタンド・イット・エニー・ロンガー」?「エニー・ロンガー」は、「もはや〜ない」って意味だから?私はもはや立てない、ってなんだ?スタンドは別の意味なのかな!し、調べよう!!
「スタンド」、「スタンド」、あった!
「ガマンする」「耐える」!
「アイ・キャント・スタンド・イット・エニー・ロンガー」ああ!「私、もう耐えられない」ってこと!?え?何に???
 
茂木:ジェシカ!何に耐えられないの??
 
ジェシカ:茂木、なんでもないです。
 
茂木:ちょっと、モヤモヤするじゃないか!
 
ジェシカ:明日、言います。
 
茂木:明日!?なんでだよ!どういうこと!?ジェシカ!!!
 
 
今日、茂木に、デートの報告されて、つらくて、
「アイ・キャント・スタンド・イット・エニー・ロンガー」、
つい、「もう私、耐えられない」って言ってしまいました。もう無理です。
私、明日…明日…
 
…また明日。

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