舞台は、アメリカ。
俳優として活動している茂木淳一は、映画『崖の上のポテト』で共演することが決まった、愛しのキャシーとの初顔合わせで、全く話せず、落ち込んでいました。
ジェシカ:茂木。おはようございます。
茂木:ああ。ジェシカ。
ジェシカ:茂木。昨日からずっと元気ないです。そう、女優のキャシーと会ってから。
茂木:いや、あの。その。実は…
ジェシカ:……Are you acquainted with her?
茂木:…ん?「アー・ユー・アクアインテッド・ウィズ・ハー」?アクアインテッド??僕がアクションインテリ俳優ってことかな!調べよう!!
「アクアインテッド」、「アクアインテッド」の意味は……
「知り合い」!「アー・ユー・アクアインテッド・ウィズ・ハー」ってことは、「キャシーと知り合いなの?」ってことか??
茂木:ジェシカ。君にだけ、言うよ。
ジェシカ:茂木。いつになく真剣。
茂木:実は、大学時代、僕はキャシーのことがずっと好きだった。
ジェシカ:え?キャシーとアクアインテッドなの?…でも、今は?
茂木:僕が俳優になろうと思ったのは、女優になったキャシーとまた出会うためなんだ。今でも、僕は、キャシーのことが、大好きだ。
ずっと様子がおかしかったから茂木に聞いたです。
「アー・ユー・アクアインテッド・ウィズ・ハー?」、つまり「キャシーと知り合いなの?」って。そしたら…知り合いだったです。
今でも好きって。苦しいです。
私は茂木が大好きです。