舞台は、アメリカ。
留学生だった茂木淳一が、愛しのキャシーに振られてから、2年。
茂木は、俳優としてアメリカで活躍。
この日、茂木は、とあるマダム5人との食事会が入っていました。
茂木:ジェシカ。あのさー、あのマダムと、なんだかすごい目が合うんだけど。
ジェシカ:多分……茂木、狙われてると、思います。
茂木:嘘だろ?どうしよう!あ、マダムが何か言うぞ。
マダム:I'll pay whatever you want.
茂木:…ん?「アイ・ウィル・ペイ・ワットエバー・ユー・ウォント」??ペイは払うだろ?「ワットエバー」って何だ?調べよう!!
「ワットエバー」、「ワットエバー」のこの場合の意味は……
「何でも」!「アイ・ウィル・ペイ・ワットエバー・ユー・ウォント」ってことは、「あなたがほしいもの、何でも払ってあげる」ってこと?ほしいものなんていくらでもあるけど…
茂木:あの……マダム、ノーサンキュー。
ジェシカ:茂木!?
茂木:僕は、お金では動かないよ。
ジェシカ:もー!マダム、激おこプンプン丸で、帰っちゃった!茂木、もしかしたら、いい仕事決まったかもしれないのに。
茂木:僕には目標があるからね。
ジェシカ:目標?
茂木:目標。俳優の道を、努力でのぼりつめる。
ジェシカ:茂木………………かっこいいこと、言ってるけど、鼻毛出てます。
今日、食事をしたマダムの1人に、「アイ・ウィル・ペイ・ワットエバー・ユー・ウォント」、つまり、
「あなたがほしいもの、何でも払ってあげる」って言われたけど、断りました。だって僕は、努力で立派な俳優になりたいから。
……何か鼻がムズムズするぞ。
…また明日。