今夜はゲスト講師【三月のパンタシア】先生が初来校!
『 カラフルなグリーン 』
こもり校長「さっきまで、我が校の超現代史の講師、Mrs. GREEN APPLE先生の、
『Mrs. TAIBAN LIVE 2024』 が、横浜アリーナで開催されたんだけど。校長先生、ギリギリまで行ってきました!」
COCO教頭「羨ましすぎ!」
こもり校長「全部は見られなかったんだけど、生放送教室があるから。しかも横浜だから。今来たばっかですよ。やって来たばっかですよ。ちなみに本日の対バン相手は、
乃木坂46先生!!! 」
COCO教頭「激熱過ぎるって! どうだったんですか?」
こもり校長「ちょっとね、最高だったね〜!」
COCO教頭「そりゃそうだよね」
こもり校長「
『カラフルなグリーン』 って俺が黒板に書いた理由は、やっぱり乃木坂46のファンの皆さんが駆けつけてるわけじゃない。で、ペンライトがあるじゃないですか。それがものすごくやっぱカラフルなわけ。推しの色とか、チームカラーとか楽曲に合わせて、センターになったりした時にライトを変えるとか。俺は、ごめんね、詳しいルールは分からないんだけど。みなさんが一体となって楽曲を盛り上げて空間を作ってるっていうその瞬間が、ものすごくカラフルだった。
ミセス先生の瞬間になると、みんながグリーンに替えるのよ」
COCO教頭「変えてくれるんだ!」
こもり校長「俺、それが、ちょっと感動的過ぎて。正直、乃木坂46をメインに行ってる人ももちろんいると思うなんだけど、やっぱり、“みんなで一つのライブを作りましょうよ”“その会場にいるひとりひとりがメインだよ”っていう、その意識が横アリ中に充満している、あの感じがすごい感動的で。一瞬で緑になるあの瞬間」
COCO教頭「すげえ」
こもり校長「うわー!って。でもその緑が、すごくカラフルに見えた」
COCO教頭「そういうことか」
こもり校長「1色のグリーンではなかった。ひとりひとりが意味をもってグリーンにしてる、あれは間違いなく意思を持ったグリーンで、ひとりひとりの緑があったなって言う意味で、『カラフルなグリーン』って黒板を書いた。
内容は、ちょっと言えないのよ。なぜならば、明日も対バン相手を変えてやるんで。俺があの曲めちゃくちゃよくてね、なんて言った暁には、“てめー! この野郎!”」
COCO教頭「(笑)ネタバレすんな、校長って」
こもり校長「乃木坂……だから、これも言っていいか悩むわけよ。明日、違うけど、乃木坂じゃないけど、その座組と言いますか。その中身のシステムみたいな、これを言うのも怖い。座組を言うことによって、明日のネタバレになる可能性もあるから」
COCO教頭「そうね!」
こもり校長「何も言えないから!
でも昨日発表があった通り、来週、我が校の“超現代史の講師”と、
乃木坂LOCKS! のコラボ授業を行うということが、昨日の
ミセスLOCKS! の中で発表があったから。多分その中でいろいろ語られるであろう」
COCO教頭「オッケーです! そこでまで待つしかないか」
こもり校長「そう! 私は、黙るしかない!
ただ! ただ! ただ! 本当に、この2組が同じ空間で、同じ音楽という共通点で、一緒に過ごした時間は、とてつもなく素晴らしかった。
SCHOOL OF LOCK! 今夜も開校!」
♪ ライラック / Mrs. GREEN APPLE
こもり校長「さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK! は、この方と共に授業を行っていきます!」
みあ先生「
三月のパンタシア、みあです。よろしくお願いします 」
三月のパンタシア のボーカル・みあ先生が来校ーーーーーー!!!!
こもり校長「よろしくお願いします。三月のパンタシア先生、初来校でございます」
みあ先生「はい。よろしくお願いします」
こもり校長「ということで、三月のパンタシア先生は初来校ですが、まず、そもそもなんですけど、『三月のパンタシア』というのは、どのようにしてできたユニットなんですか?」
みあ先生「2015年にYouTubeにて、楽曲を発表、投稿したところから活動が始まってるんですけど。
そもそも、私がもともと表現することが好きで、エンタメも好きで、昔から音楽を聴くのも好きだったし、小説を読んだり、映画を観たり、マンガを読んだり、とにかくエンタメ全般が好きで。その中で、自分も何か自己表現をしてみたいっていう欲はあるんだけど、じゃあ何をしたらいいのか分からなかった時に、“音楽が好きなんだったら、声が良いからやってみたら”って、周りの方に本当に軽い調子で言ってもらって。
私自身は音楽に関しては、もともとライブに行ったり、音楽聴いたりするのが好きだったんですけど、歌う側になれると思ってなかったので、自分の中では選択肢になかったんですけど、ただそういう風に言ってもらって、なんか自分もその気になっちゃって(笑)そうやって言ってくれる人がいるんだったらチャレンジしてみようかな、という気持ちで、なんとなくやってみようということになったんです。
そこから、じゃあどういう音楽性で活動を始めていくのか、となった時に、自分が今までどういう音楽を聴いてきたのかをいろんな人と話す中で、日本のバンド音楽、ロックミュージックも好きでしたし、あとはいわゆるボカロ音楽が好きで、学生時代からずっと聴いていたという話をした時に、“あなたの声と、ボカロのすごく難解なコードワークと情報量の多い楽曲性が一緒になると面白いんじゃないか”というところで、音楽の方向性とかもだんだん決まっていって…という感じで話が進んでいきました」
こもり校長「その中で、2018年からはみあ先生自ら書き下ろし小説を軸に音楽×小説×イラストを連動させた自主企画をウェブ上で展開したり。ライブでは朗読もしているみたいで」
みあ先生「そうですね。インディーズで音楽を発表した時から、物語性というのはすごく大事にしていて。それは歌詞の中でもそうなんですけど。
ライブってやっぱり自分たちの音楽を体感してもらえる場所だと思っているので、ライブの中でも何か1つの物語を来てくれたお客さんに届けたいなと思っていて。例えば1人の少女が、ライブが始まった時はうつむいたままで前に進めずにいたけど、ライブの中でちょっとずつ物語が進んでいって、その狭間に楽曲が入っていて、物語と楽曲と共にライブが進んでいって、最後の結末がどうなるかを流れの中で想像しながら、物語を体感しながら楽しんでもらえる。そんなライブも行っていて。
そのライブが! 2024年!! 」
一同「(笑)」
こもり校長「きました! 流れるように!」
みあ先生「(笑)
8月24日土曜日、Zepp新宿にて開催が決定しています 」
みあ先生「それで、チケットが絶賛先行受付中なので、詳しくは
公式ホームページ をチェックしてもらえたらと思います」
こもり校長「流れるストーリーのように…ライブがあるそうなので、みんなもいざなわれてみてください。
さあ、そんな三月のパンタシア、みあ先生と今夜はこの授業!」
『幸せ"ってなんだろう。』
こもり校長「今夜は生徒の君にとって、幸せとはどんなものなのか教えてもらいたい」
COCO教頭「ご飯食べてる時や、寝てる時とか。友達と遊んでる時、誰かのことを思うとき、ひとりの時間に何かに満たされた時、いろんなことがあると思います」
こもり校長「そもそも、みんな、幸せっていうのはどんなことを指していると思うか?君にとっての幸せとは、どんな時に幸せを感じるのか? 君が考える幸せっていうのはどんなものなのか。
そして、三月のパンタシア先生の新曲
『僕らの幸福論』 『スノーノワール』 を聴いた生徒の感想も待ってます。
三月のパンタシア先生、今日は2時間、よろしくお願いします!」
みあ先生「お願いします!」
こもり校長「みあ先生、10代の頃とか、どんな学生だったんですか?」
みあ先生「私、田舎の出身なんですけど、ずっとバレーボールを、10年間、部活動でやっていて。小中高はずっとバレーボールばっかりやっていて。
でも、私、中学時代が一番熱心に練習していて、県で1位になって」
一同「すご!」
みあ先生「(笑)」
こもり校長「え〜、世代が一緒だったら、たぶん、うちの魔女(ぺえ元教頭)と会ってる!」
みあ先生「でも最初は、本当に地方大会で負けてしまうような、全然強くないチームだったんですけど、たまたま自分の同期が18人くらいと、人数が多くて。
やっぱり人数が多いと練習の質がすごい上がるんですよね。いろんなメニューができるし、多い分、みんなで頑張っていこうよって励まし合うし、それでもう、夏休み、長期休暇休みとかも、朝集合してお昼ご飯を食べて、そこから夕方まで学校でやって、その後、夜練で別の体育館に行って練習する、みたいな」
こもり校長「なんかもう…物語みたいな」
みあ先生「そしたら、いつの間にか1位になってたんですよ」
こもり校長「いやすごい。最終回みたいなことを言って」
みあ先生「スポーツばっかりやってました」
こもり校長「そうか、スポーツに明け暮れて。じゃあ、みんなと一緒に大会の優勝を目指して切磋琢磨した10代?」
みあ先生「そうですね。で、中学時代で燃え尽きて、高校は進学校だったので、バレーボールは続けてはいたんですけど…」
こもり校長「勉強もできた」
COCO教頭「才色兼備だ」
みあ先生「(笑)バレーやりながら勉強も頑張って。でもその時、もう辞めたかったんですけど。中学時代、本当に毎日吐くぐらいキツかったので」
こもり校長「まあね、全力でやってたらね」
みあ先生「なんですけど、高校時代の同期が本当、これは生涯の友達になるんだろうなってくらい、めちゃくちゃ今でも仲が良くて。そういう友人たちに出会えたということが、すごい財産だったなと思います」
こもり校長「もう、少年ジャンプやん。友情! 勝利! 努力!すごいね。
さあ、今夜は、生徒の君と幸せについて考えていきたい。もしもし」
ながしそうめん 岐阜県 14歳
こもり校長「ながしそうめんが感じる“幸せ”って何かな?」
ながしそうめん「
6歳下の弟といる時間が幸せだなって感じます 」
こもり校長「6歳下って、今何歳だ?」
ながしそうめん「今、小学校3年生です」
こもり校長「小3か〜。なんでその弟といる瞬間が幸せなの?」
ながしそうめん「一緒に遊んでる時とか、すごい楽しいなって思って。それで幸せだなって思います」
こもり校長「みあ先生、ご兄弟いらっしゃいます?」
みあ先生「はい、弟が1人います」
こもり校長「あら。じゃあ、わからなくもない?」
みあ先生「私は2つ下の弟なんですけど、すごいバチバチに喧嘩しまくってました(笑)」
COCO教頭「バッチバチにしてました?」
みあ先生「はい。基本的に“みあ政権”を執っていたんで。全部言うことを聞かせてました(笑)」
こもり校長「まあまあ…弟たるもの、みたいなところもあるだろうけどね。逆にながしそうめんはどうなの? 弟と喧嘩とかするの?」
ながしそうめん「1回もしたことがないです」
こもり校長「っていうパターンもあるんですって!」
みあ先生「(笑)素敵です」
こもり校長「普段、何すんの? 6個下ともなると」
ながしそうめん「弟が野球クラブに入ってて、それの練習に付き合ってあげたりとか」
COCO教頭「ながしそうめん、野球できるの?」
ながしそうめん「一応、野球はやってました」
COCO教頭「そっかそっか。じゃあ弟と一緒に楽しめるんだね」
こもり校長「何が楽しいと思うの?」
ながしそうめん「キャッチボールをやってる時に、弟の学校の話だったりとか、そういうのを聞いてる時に、面白い。あとは、小学校と中学校って給食が一緒なんですよ。だから今日の給食美味しかったよね〜、みたいな感じの話もできるから。そういうのもすごい楽しい」
COCO教頭「共通の話題もあるんだね」
こもり校長「すごいね、兄貴。弟愛っていうのかな? 家族愛というか、その瞬間が幸せと思うのか。弟の、“本当に可愛いな、好きだな”って思うところはどこなの?」
ながしそうめん「常に明るくて優しいところが可愛いし、好きだし」
こもり校長「みあ先生、自分の弟の好きなところはどこですか?」
みあ先生「(笑)何でも言うことを聞いてくれるところです」
COCO教頭「独裁政治(笑)」
みあ先生「でも、ながしそうめん君は、中学3年生で、その年齢にして、もう父性が芽生えてるっていうところが」
こもり校長「確かに。ちょっとお父さんですよね。
どうなんだろうな〜。俺、弟とか妹がいないからさ、この感覚は分からないからなんとも言えないけどさ。もう何でも言うことを聞いてあげたい!みたいな感じになるの?」
ながしそうめん「そうですね。めちゃくちゃ尽くそうって思います(笑)」
みあ先生「(笑)尽くそう!」
COCO教頭「尽くそうって思うんだ!」
COCO教頭「6個離れてるってのがデカいのかな。それこそ、みあ先生だと2個下だから、近いから反発しあっちゃう」
みあ先生「そう! それこそ、今でこそ、ちょっと大人になったから、今はすごく仲良くて、弟も悩みがあったら一番に相談してくれたりとか。そのくらい仲は改善されたんですけど。やっぱり学生時代とかは…でも理由がわからなくて、自分自身も、何で弟に対してこんなに…もう分からないまま、ちょっときつくあたっちゃたりとか。
だからこんな尊い話を聞けて、こんな現実があるんだってびっくりしてます」
こもり校長「今後、不安に思うこととか心配に思うこととかないの?」
ながしそうめん「ここから弟が反抗期とか来るのかなって考えると、心配でしょうがないです」
COCO教頭「ながしそうめんは、反抗期はあったの?」
ながしそうめん「今のところまだ来てないんです」
こもり校長「来ない子もいるからな。でも(弟に反抗期が)来たら、ちょっとショック?」
ながしそうめん「ショックですね。今のところ、たぶん反抗期は来ないって思ってるんで」
こもり校長「いつしか無視とかしたらどうする? “キャッチボールする?”って声かけて…“はあ?”みたいな」
COCO教頭「きついよ、それは」
こもり校長「心折れちゃう?」
ながしそうめん「折れちゃいますね、たぶん」
こもり校長「でも、ながしそうめんくらいの愛だったら、それすらも可愛いいってなるかもしれないけどな。
でもやっぱり一番身近にいる人から幸せを貰えるという関係性もすごく尊いことだなと思うからさ、どんなことがあっても、いつでも味方でいてあげて。弟君の」
ながしそうめん「はい」
こもり校長「ありがとうね。ほっこりした話が聴けた。これからも仲良くね」
ながしそうめん「はい。ありがとうございました」
♪ 僕らの幸福論 / 三月のパンタシア
VIDEO
こもり校長「RN ながしそうめんのように、一番近くにいる人から幸せを感じるっていうのは、すごい尊いことだなと思う」
COCO教頭「当たり前じゃないじゃない? 近くにいればいるほど、逆に冷たくしちゃうことって、自分もあったから。家族とかもそうだし。
だから下の弟からの愛もちゃんと受け取りつつ、返してあげてるってのも、すごくいい話だなと思いながら聴いてた」
こもり校長「三月のパンタシア先生の
『僕らの幸福論』 、今一緒に聴いていた曲。歌い出しが、“息をするようにそばにいて”って。
家族って…俺は特に長く離れてきた人生だからさ。うちは母子家庭だし、俺が中学の時に家出ちゃってるから、一緒にいないものだから、俺の人生の中では。
でも“息をするように”当たり前にある家族って言葉が、逆に尊かったり、ありがたみを感じれるようになったのも、意外と最近だったりするし」
COCO教頭「大人になってから?」
こもり校長「そうだね。そういうのもあるから。愛とか幸福、近くにある〇〇愛みたいなものから幸せを感じることってあるなって、この曲の歌詞の端々に、すごく感じるんだけど。やっぱ幸せとか幸福っていうのは考え出すとキリがないですね。テーマとしては」
みあ先生「そうですね。でもさっきお話を聞いていて、幸せを感じられるのって、やっぱり技術が必要だなと思って。その“気づく技術”が。
“技術”っていうとすごく冷たく響くかもしれないんですけど、ただやっぱり目の前、近くにいてくれる人たちって、当たり前じゃないし。それこそ、RN ながしそうめん君みたいに、弟が健康で笑っていてくれるだけで幸せって、ともすれば当たり前に流れていってしまう日常を幸せだと気づくことができる。やっぱりその技術がないと」
こもり校長「それ、僕も思うんです。僕の中では、アンテナって言い方しちゃうんですけど、幸せの電波をキャッチできるアンテナを自分に挿しておかないと、幸せだっていうものを受け取れない。だから色んな角度でいろんな数のアンテナを、自分の心の中に挿して立てとかないと、幸せって気づけないなってすごく思うので。
今、みあ先生が言ってくれたことも、すごく僕は共感しちゃう。実は身近に幸せがいっぱいあったりするんですよね、気付けてないだけで。かなりテーマとしては広いことじゃないですか。
今回の曲自体はボカロPのMIMI先生とみあ先生の共作で作られたという話ですけど、どうやって組み立てたんですか?」
みあ先生「まず、
『ハピネス』 という映画の主題歌であるということが一番初めに決まっていて、そこから新曲を書き下ろしていくんです。なので、それにあたって、映画をまず観させていただいて。台本を読み込む中で、その後に、映画のプロデューサーのみなさん、監督さんや、MIMIさんと私と含めて、みんなで打ち合わせをするんですけど、その時に映画を観た感想も伝えさせてもらって。
この映画は高校生の恋人たちの物語で、主人公の男の子が、彼女から、“私はあと1週間で死んじゃうんだ”って余命宣告をされるところから物語が始まるんです。いわゆる余命ものだし、死に向かっていく映画ではあるんですけど、そのやるせなさとか、死への恐れみたいなものも描かれつつ、ただ死を描くことで、逆に、生きることの尊さだったり、生きる意味とか、自分が生まれてきた意味みたいなことが浮かび上がってくる。そんな生のエネルギーに満ちた映画だなと思ったので、別れの切なさよりも、この映画の多幸感みたいなものを楽曲にしたいなと思って、そういうことを映画チームの皆さんやMIMIさんと話しながら作っていきました」
こもり校長「ワード選びもかなり難しいじゃないですか。(テーマが)広いがゆえに何をチョイスして詰め込むか、みたいな。そこは、歌詞を書く時に悩まなかったですか?」
みあ先生「そうですね。今回は本当に、主人公の…雪夫という男の子なんですけど、雪夫くんにとっての幸せって何だろうって自分の中に落とし込んで考えた時に、やっぱり目の前にいる彼女がとにかく朗らかに笑ってくれること。もうとにかく彼女を喜ばせたい、彼女に1日でも長く生きて欲しいという祈りに近い感情なのかなと思ったので、その思いを軸に歌詞を書いていきました」
こもり校長「なるほどね。だからそれを踏まえて一緒に聴くと、もしかしたら身近にいる人とか、恋人なのか友達なのか家族なのかとか、色々な人が頭に浮かんでいくと思う」
こもり校長「さて、三月のパンタシア先生は、もう1曲
『スノーノワール』 という曲を、来週シングルとして発売されます。すでに先行配信をされているので、聴けます。
この楽曲とみあ先生というのは、今の関係性とか距離感って、どうですか?」
みあ先「そうですね。この楽曲が
『魔法科高校の劣等生』 というTVアニメのエンディングテーマになっていて、で、そこから書き下ろしていった曲なんですけど。
これもアニメチームのみなさんから、ヒロインの深雪という女の子がいるんですけど、いわゆる優等生と言われていて、誰に対しても平等に優しくて親切で、自分のお兄さんが大好きで、“お兄様〜!”っていつも言ってるんですけど、もう本当に思いが強すぎるんだけど、兄弟という枠組みからははみ出さないように。恋愛感情もぶつけてみたいけど、ここまで踏み込んじゃいけない、みたいな思慮深さも持っている女の子なんです。でも、今回のアニメでは、その深雪の思いが抑えられなくなっているという、その、はみ出ちゃった部分のダークな思いを楽曲にして欲しいというオーダーがあったので。なので、三月のパンタシアの思いとしては、そういった思いが強すぎるがゆえに歪んでしまう熱情みたいなものを楽曲にしてみようかなという思いで制作しました」
こもり校長「今回のこの楽曲はね、過去に我が校にも来た事があるアーティスト、
NEEのくぅ先生 と一緒に作られたんですよね」
みあ先生「はい」
こもり校長「昨日、生徒から書き込みが届いてました」
■
NÉE 村上蔵馬先生
心が折れるっていうのはこうゆうのを言うんだと思う。ここに書くべき事じゃないのかもしれないけどこの事実を1人で持つのは辛すぎた。多めに見ていただけると幸いです。
音楽に出会ったきっかけで、前を向けるようになったきっかけがあなたでした。また生きて会おうって言ってくれたのになんでですか、ほんとに悔しいしでも貴方が助けてくれた命がここにあるから。私は下手でも万人受けしなくても、貴方のように誰かを救える音楽を作り続ける。どこかで笑っていて。
コウ⭐︎
女性/17歳/群馬県
2024-05-20 17:27
こもり校長「くぅ先生と曲を作るにあたって、今回はどんなお話をされたんですか?」
みあ先生「アニメチームからダークな楽曲にして欲しいというテーマをいただいた時に、じゃあ自分がどういう方とご一緒して曲を作りたいかなと考えた時に、自分の中で大好きなNEEの音楽が鳴り響いて。
もともとNEEの曲がすごくかっこいいなと思って、リスナーとしてずっと聴いていたんですけど、あの何が起こるかわからない予測不能な展開だったり、不安な音のするシンセサウンドだったり、いい意味での青臭さみたいな部分が、やっぱり心の真ん中をズブズブ刺してくる、そんな音楽だなと思っていて。
なので、勇気を出して是非ご一緒してみたいですとお声掛けさせてもらって、今回、共作が叶ったんですよね」
こもり校長「会話を取りながら作っていって、現実になっていって、形になっていく過程というのは、どういう気持ちだったんですか?」
みあ先生「最初に、くぅさんが4曲ぐらいデモを作って来てくださって。で、その曲がどれも、もうNEEらしくて。もう“くぅ節”全開で、やっぱりファンとしては全部好きで全部欲しかったんですけど、その中でもやっぱりこのテーマに一番沿う楽曲はこれかなというところで、『スノーノワール』という曲を選ばせてもらって。
その時点で、“仮歌詞”という形で、くぅさんの言葉が楽曲に載ってたんですけどそのフレーズも、すごく…いい意味で乱暴な言葉選びとか、吐き捨てるような感情が描かれていて、でも楽曲で自分たちが三月のパンタシアとして伝えたかった、ちょっと歪んだ想いみたいなものにもマッチしてくるなと思って。“歌詞は活かしてもらっても、変えてもらっても全然いいです”という形で、すごく寛容な心でデモをいただいていたので、歌いたい部分は歌わせてもらって、自分の言葉でこういう風に書いてみたいなという部分は、くぅさんと、メールベースではあるんですけど、やりとりさせてもらいながら、丁寧に作っていった楽曲です」
♪ スノーノワール / 三月のパンタシア
VIDEO
こもり校長「僕、車の中で聴きながら、瞳を閉じてみたんです。曲を聴きながら。そうすると車が走ってるなって僕、窓は車乗ってる時は絶対に開けるんですけど、風がすごく強いなとか、今の、現状の風景しか、目を閉じても入ってこなくて。目を閉じても見られるぐらい脳内でイメージできる人に出会いたいって強く思った今日でした」
一同「(笑)」
COCO教頭「まだ終わってないよ、今日」
みあ先生「でも、本当にそういうことを、サビで、サビの1行目で歌っていて。もう瞳を閉じていてもあなたのことが思い浮ぶし…。
これはミュージックビデオもあるんです。YouTubeで公開していて。それを観て面白いなと思ったのが、多分イラストレーターさんの解釈だと思うんですけど、最後らへんに男の人がずっと瞳を閉じていて、そこに手を伸ばす女性が描かれていて。キスする時って反射的に目をどちらともなく閉じるじゃないですか。で、そのまま唇が触れあうと思うんですけど、そうじゃなくて、相手のその瞳を閉じた無防備の姿もずっと見つめていたい、みたいなシーンにも見えて、そのくらいもう相手の…(笑)…ずっと自分の瞳の中にこの人を収めていたいっていう、強すぎる思慕にも聴こえて。すごく気持ち悪いくらいの愛情」
こもり校長「でもすごいですよね。それだけの愛情があって、“あなたを!”って思ったり。それはゆがんでるのかもしれないですけど。
しかも相手にそうさせられてるはずなのに、自分の意思で動いていると勘違いしている、はたまた自分の気持ちなのかどうなのかみたいな、その真実さえも捻じ曲げてしまう、愛憎みたいな、愛って怖いな、みたいな。でも心の中でそれもちょっと求めちゃってる自分がいるみたいな、すごく不思議なものだなって、瞳を閉じながら、ぐるぐるぐるぐる考えさせられる曲だなって、今日すごく思ったんですよね」
みあ先生「ありがとうございます」
こもり校長「風を感じながら。今日は蒸し暑くて、そのヌメっとした感じもそれにちょっと感じたというか、人肌っぽいな、みたいな。すごくいろいろ考えました」
■
しあわせぇ
なんでもいいって言えること。 'ご飯何食べたい〜? なんでもいい〜' とか 贅沢だな思いました。生活が苦しい人は選択も限られると思う。 あぁぁぁ 幸せ‼️
ばーみりおん
男性/13歳/福岡県
2024-05-21 13:21
こもり校長「何でもいいって言える選択肢の豊富さが故にの幸せってことなのかな」
私の幸せはゆで卵を食べている時です。大々々好きの茹で卵を食べると幸せでとろけそうです。私は半熟より少し固めが好きです。白身の少し、もちっとした感触が良きです。お昼にお弁当開けてゆで卵が入ってると、だるいなあと思っている午後の授業も忘れてしまいます。
ゆずわ
14歳/鹿児島県
COCO教頭「ゆで卵も、分数によって硬さがだいぶ変わるじゃないですか。そこで自分好みの卵がお弁当に入ってるって、やっぱり幸せって思うことがあると思う」
こもり校長「無条件に幸せになるものってあります?」
みあ先生「犬。私は今、東京で一人暮らしなんですけど、実家で犬を飼っていて、帰省した時にリビングとかでうたた寝をしていて、ハッて目が覚めたら、犬がくっついて一緒に眠ってる瞬間は…もう、あの、モフモフの柔らかい命! 命の温かみを感じて、すごい幸せを感じます」
こもり校長「わかるな〜。俺、猫が好きなんで。猫を飼ってるんで。猫がそうなってる瞬間ってなんだろうなって思います。“この〜!お前は俺がいなければご飯も食べれないんだぞ”って言えてる自分嬉しい、頑張ろう! みたいな感じ」
Pなっつ 栃木県 17歳
こもり校長「Pなっつ、三月のパンタシア先生が好きなんでしょ」
Pなっつ「好きです」
みあ先生「嬉しいです。ありがとう!」
Pなっつ「私も嬉しい。あ、こちらこそありがとうございます。やった!」
こもり校長「(笑)今なんじゃないか、“幸せ”って。きっと」
Pなっつ「本当! 一番! 一番の幸せですね」
こもり校長「そうだよね、ありがとう。幸せを教えてくれて!」
COCO教頭「早い早い。Pなっつ、別の種類の幸せもあるもんな」
Pなっつ「あ、そう一応、はい」
こもり校長「ごめんごめん、今、リアルタイムに実感してくれた声を聞けたからさ」
Pなっつ「もちろん、幸せですけど。今、まさにですけど」
こもり校長「そういうことだよね。でも、Pなっつが思う幸せって何?」
Pなっつ「
私が思うのは、何でもいいから愛情を持てるっていうことだと思います 」
こもり校長「ほう! とは?」
Pなっつ「私がそう思ったきっかけが、まず中学校の時に人間関係に悩んだことがあって、4月にある友達と仲良くなって、そこからしばらく経ってから、また別の友達とも仲良くなって。で、その別の友達の方が仲良くなってきちゃって、元々の友達を1人にさせちゃう時があったというか。
で、自分もそういう立場を、その友達の立場を経験したことがあったので、気持ちもすごくわかるし、そうさせてしまって、自分も嫌になって、すごくしんどくて。そういう風に考え込んでいた時があって、その時に何で学校に行くのかとか色々考えたんですけど、まず何で学校に行くのかって考えたら、将来いい仕事をするため。いい仕事って何の為にするんだろうって考えたら、お金を稼ぐためかなと思って。何でお金を稼ぐんだろうって思ったら、生きる為もそうなんですけど、趣味とか家族とかに費やすためかなと思って。何で趣味とかに費やすんだろうって思ったら、自分が楽しむため、満たされる為かなと思って。何で満たされないといけないんだろうって思ったら、その先が、あんまり思い浮かばなくて。
なのでたぶん、生きている上で、感情を超えるものってないんじゃないかなって、その時に思ったんですよ」
こもり校長「うん!」
COCO教頭「すごい掘り下げている」
Pなっつ「って、中学校の時に思って、そこから私はずっと、人は感情を感じるために生きてる、ということを考えながら生きて、過ごしていて。その中で幸せを今回考えた時に、その1つとして愛情があるんじゃないかなって思いました」
COCO教頭「すごいよ〜」
こもり校長「もう“Pなっつ哲学”だもんね」
Pなっつ「こういうのが好きなんですよね」
こもり校長「“なぜ”みたいに考えるのが?」
Pなっつ「はい。人が生きる意味とか、そういうのを考えたら、すごい人生というか見える景色がすごい豊かになります」
こもり校長「みあ先生も、こういう自分なりの哲学とかあります?」
みあ先生「“なんで学校に行くんだろう”っていう疑問は、たぶん、みんなが一度は持ったことあるんじゃないかなと思うんですけど。
ただそこから勉強って、どうしてしなきゃいけないんだろう? 社会に出た時に、数学って何の役に立つんだろう?とか考えて、たぶんそこで終わっちゃう。私自身も正直そうなんですけど、そこから、いい仕事に就くためだとか、いい仕事について人生を楽しむためだって、そこまで考えられる、その精神性がまず素敵だなと思って」
COCO教頭「それこそ、冒頭にみあ先生がおっしゃっていたみたいに、幸せって気付く技術が要るというか。それがPなっつはもう今できちゃってるということはすごいですよね。これだけ掘り下げて…だいたい2、3個掘り下げて、“まあ、いいか”ってなっちゃうものを、“いや、これになるには、またこういうことを考えなきゃいけないのかもしれない”という、その自分と向き合えてるということが、もう素晴らしいよ、Pなっつ!」
Pなっつ「嬉しい。ありがとうございます」
みあ先生「確かに、学生じゃなくても、分からなくても、ただヘラヘラしてごまかす…ごまかしながら、それがまだ許される年齢だと思うけど。そうじゃなくて、とことん突き詰めにいくその姿勢が、純粋に私はかっこいいなと思いました」
Pなっつ「あ〜! ありがとうございます」
こもり校長「今、幸せ? 今、幸せ?」
Pなっつ「はい! 今、超幸せです!!
こういう風に考えるようになってから、今朝も、登校中の登下校路の田んぼに水が張っているのもすごく綺麗だなって思ったんですよ」
COCO教頭「心が美しい」
Pなっつ「(笑)そういうのも、すごく“愛情”だなって思って。
1個だけ聞きたいんですけど、みあ先生も、放送を聴いていて、考え方がすごく素敵だなって思ったんですけど、みあ先生の愛情の対象って、そう思うのとかありますか?」
みあ先生「愛情の対象。私は、“愛とは幸福”というのは、私もそういう風に思っていて。
で、それって、私は“祈り”だと考えていて。例えば、田んぼに水が張ってる、その美しさがこれからも続くといいなって、祈れる気持ちだったり、例えば、大事な人が、今日雨が降ってるけど濡れないといいなって、そういう祈れる気持ちというのが愛情なのかなと私は思っています」
Pなっつ「なるほど! すごい。“祈れる気持ち”って、あんまり考えたことがなかった。そっち方向から考えたことなかったので、すごくなるほどって感じです。明日からその視点から、また同じ景色見てみたいなって思いました」
こもり校長「Pなっつの哲学が、また自分の中で構築されていくと思うだろうから。しかも、リアルタイムで“幸せ”を見せてくれてありがとうね、Pなっつ!」
Pなっつ「こちらこそありがとうございます」
こもり校長「また話そうね!」
Pなっつ「はい! ありがとうございます」
COCO教頭「さあ、そろそろ黒板の時間です。みあ先生、お願いします」
みあ先生「はい」
こもり校長「俺も嫌いじゃないけどね。いろいろ考えていくの。教頭はどうなの? 教頭の哲学みたいなのは」
COCO教頭「私の中の幸せって、自分が人に何か与えられる時だなと思ってる。でも、それはタイミングにもよるし。今ね、準備中です」
今日の黒板
『幸せとは…祈り!』
みあ先生「“幸せは祈り”だと思っています。先ほどPなっつちゃんとお喋りしている時に話したんですけど、誰かに対して祈る気持ち。健康であってほしいなとか、明日も笑顔でいてくれたらいいなとか。身近にいる人だけじゃなくて、例えば推し。推しが明日も元気に生活しててくれたらいいなとか、そうやって祈れる気持ちを持てることって、すごい幸せなことだなと私は思っていて。
なので、自分にとっての幸せは“祈り”だと思って書きました」
♪ 醒めないで、青春 / 三月のパンタシア
こもり校長「SCHOOL OF LOCK! そろそろ下校の時間です。
ということで、みあ先生、この我々の哲学を話し合うみたいな2時間、やってみませんか?」
みあ先生「すごく楽しそうです」
COCO教頭「やった!」
こもり校長「僕は喋りますよ〜。好きなんです、そういうの。なんかもっと聞きたいなと思って。“幸せとは”とか、何をもってそう思っているのかとか。意外とまだ、初回ということもあって、初めて来ていただいたので、掘り下げたかったけどできなかった部分も見えたので」
COCO教頭「ガッツリ、ぜひ。みあフィロソフィーを聞かせていただきたい!」
こもり校長「フィロソフィー、めっちゃカッコいいね!」
みあ先生「(笑)」
こもり校長「ぜひまた遊びにきてください」
みあ先生「はい! ありがとうございました」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時にふたたび開校!」
COCO教頭「起立! 礼!」
こもり校長・COCO教頭・みあ先生「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!!」
COCO教頭の放送後記
気付くスキルと祈り。
素敵な言葉だ…☆
Music
2024.5.21 PLAYLIST
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「漫画のような10代!」三月のパンタシア・みあ、中学ではバレーボールで県1位&高校で生涯の友達に出会う
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。5月21日(火)の放送は、三月のパンタシアのみあさんがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が登場時の印象を伝え、10代のころの思い出について聞きました。