今夜の授業を職員のいとかんが振り返り!
SCHOOL OF LOCK!には最近恩赦によって出禁を解除された、
わが校の初代教頭、マンボウやしろ先生が来校!
お届けしていったの授業は… 『コロナで変わった!』
コロナ禍になってもうすぐ2年。
コロナの影響で進路が変わった、考え方が変わった、未来が変わった。
2年経った今、コロナは生徒の君にどんな影響が与えていたのか? そんな話を聞いていきました
最初に電話をつないだのは…
【兵庫県 16歳 女の子 RN:なしっしりんご】
RN:なしっしりんごが変わったことは『マスクによって顔がわからなくなり信用しづらくなったこと』
コロナ禍で表情が見えづらくなったこともあってコミュニケーションが難しくなった。
顔が一致しなくなることも増え、本音を話さずお互いに仮面をつけて話しているように感じることもあるという。
そんな顔が見えないことへの不安に関して校長・教頭・そしてやしろ元教頭が共感していきました
次に電話をつないだのは…
【長野県 18歳 女の子 RN:あおりんごるーちゃん】
RN:あおりんごるーちゃんが変わったことは『コロナの影響で卒業式に出られなかったこと』
3月4日に出席予定だった卒業式であったが、濃厚接触者の疑いで自宅待機に。そのため卒業式にたった一人だけ参加することができなかったという。
卒業式は後日個別で行われるが、気持ちの整理がついていないと話し、逆電中に涙も見せたRN:あおりんごるーちゃん。
そんなRN:あおりんごるーちゃんのために校長・教頭・やしろ元教頭が即興卒業式を開催、やりきれなかった思いが少しでも和らぐよう言葉を届けていきました。
最後に電話をつないだのは…
【長崎県 15歳 男の子 RN:やましゅー@】
RN:やましゅー@が変わったことは『人って案外死ぬのかもと思うようになり後悔するように生きていくと決心したこと』
3週間ほど前、やしろ元教頭と共にほぼ同タイミングでコロナに感染。40度超えの熱にうなされ本気で死ぬかと思ったという。
コロナが他人事ではないと感じたRN:やましゅー@はレールの敷かれた人生ではなく夢を見つけて勉強していくことが大切だと話してくれました。
今夜の授業はradikoのタイムフリーで聴きなおすことができます!みんなもぜひ再出席してみてね!
マンボウやしろ先生が来校!君がコロナで変わったことは?
※SCHOOL OF LOCK!を名乗った詐欺メールに注意!※
<⇒詳しくは【
コチラ】!>
『 教頭 』
こもり校長「今夜は、初代教頭の“マンボウやしろ”先生が、生放送教室に登場! SCHOOL OF LOCK! 今夜も開校です!」
♪ 月曜日の歌 / NEE
こもり校長「今日はちょっと、すごくテンションが上がってるんですよ」
ぺえ教頭「スタジオの空気が違うね(笑) 職員の空気も目つきも(笑) 校長の目つきも違うわ(笑)“楽しみなんだろうな〜”っていうのが、分かりやすく伝わってきます(笑)」
こもり校長「すごく楽しみ! 個人的には、今日は校長というよりも、生徒の気分(笑)」
ぺえ教頭「私もワクワクしてますよ。どんなお話ができるのかしら?(笑)」
こもり校長「ということで、ご紹介します! SCHOOL OF LOCK!
初代教頭の“マンボウやしろ”先生です!」
やしろ先生「どうも。なりすましてました(笑)」
こもり校長「いい加減にしてくださいよ!(笑) 困っている生徒がいるんですから!(笑)」
やしろ先生「すいません。いま、TOKYO FMで夕方に番組
『Skyrocket Company』をやらせてもらってるんですけど、そこでも、なりすましを何度もくらってます。生徒のみんなは、気を付けて下さいね」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK! への、久しぶりの出演は、どうですか?
マンボウやしろ先生は、ここでは言えない理由で、一度、SCHOOL OF LOCK!を、出入り禁止になったんですよね… この度、恩赦により、出入り禁止が取り消しになりました…」
ぺえ教頭「一体、何をして、出入り禁止になったんですか?」
やしろ先生「事情が分からない方は、そうなりますよね… これは、なんて言ったらいいのかな…? 俺は、良かれと思ってやったことなんだけどね…」
ぺえ教頭「はい…」
やしろ先生「僕、ずっと怒っていることがあるの。元々は、こもり校長が、“相談がある”って言って、家に来たの。そこから、僕が、裏で暗躍したことがあるの。それが、全く、打合せ通りに進まなくて… 当時のさかた校長に、強めに喝を入れてしまったんです。そんなことがあったんです」
ぺえ教頭「なるほど…」
やしろ先生「それが、後日、“やしろだけが暴れた”みたいになっちゃってて… こもり君は、その時、もう、他人行儀なの。自分は、全く関与してない風を装ってるの。僕は、そこが、ずっと引っかかってる。こもり君から、“僕も多少、煽った部分があるんです”みたいな説明があれば、2年前の生徒も、そこまで怖がることはなかったと思う。それなのに、こもり君は“本当に関係ない”という姿勢を取り続けていた」
ぺえ教頭「はぁ〜」
こもり校長「なんなら、俺は、当時の、さかた元校長と、“気合が入りましたね。2人でがんばりましょう!”なんてことを言っちゃってた(笑) だから生徒たちが、“元教頭はすごいけど、そこまでやる必要はなかったんじゃないか?”という空気になっちゃったの(笑)」
やしろ先生「そう。“怖い!”って書き込みがいっぱい集まったから。で、結局、なんの話かっていうと… “こもり君の事務所『LDH』が、TOKYO FMから『吉本興業』を排除しようとしてるんじゃないか?”ってことかな、と…」
こもり校長「違います!(笑) そんな!(笑)」
やしろ先生「だって、さかたも、出入り禁止でしょ?」
ぺえ教頭「私からは、なにもいえない(笑)」
やしろ先生「とーやまも、もう、出入り禁止みたいな感じでしょ?」
こもり校長「違う(笑)」
やしろ先生「作家の鈴木おさむさんと、『LDH』が組んで、こう…」
ぺえ教頭「やだ〜! ズブズブなの?(笑)」
やしろ先生「やっぱり、その辺が、動いてるんじゃないかな? もしくは、秋元康さんと、こじるりが動いているか、どっちかだと思う」
ぺえ教頭「その組み合わせは、強いわね〜(笑) ちゃんと、否定しておかないと、みんなが信じて、これが真実になっちゃうわよ(笑)」
こもり校長「そんなことはないですから(笑)」
やしろ先生「10代は、こんなこと、信じないでしょ?」
こもり校長「いやいや…」
やしろ先生「逆に10代の方が信じるか?」
こもり校長「『LDH』は、そんなこと、してないですから(笑) Twitterにこんなのが来ちゃってる。“校長、ひどいです。あやまりましょう”って」
やしろ先生「生徒たち、ごめん。そういうことでも、ないんだ。僕は、適当なことを言ってるから」
ぺえ教頭「難しいわね〜(笑)」
やしろ先生「
今日、僕は、自分の本の宣伝で来てるからね」
こもり校長「マンボウやしろ先生は、2005年に開校したSCHOOL OF LOCK!の、初代教頭でございます。教頭職を務めたのは、6年半。これは、歴代教頭の中で一番長いんです」
ぺえ教頭「6年半も続けると、どんな気持ちになりますか? 私は、まだ、半年なので、この先の景色がわからないんです…」
やしろ先生「いまのSCHOOL OF LOCK! も、たまに聴かせて頂いています。お2人が生徒のことを愛してるのを感じます。6年半もやっていると、おこがましいけど、ちょっとだけ、本物の先生方や親御さんのような気持ちが芽生えてきます。ホントに少しだけ、1%くらいですけど。夢を持っている子なんて、手放しで応援してた。それが、ある時、“プロレスラーになりたい”という書き込みに、“危険だからやめてくれ”って返している僕がいたんです。その辺で、“自分は辞め時だな”、と思った」
ぺえ教頭「へぇ〜」
やしろ先生「“怪我とかしたら、やだな”って思っちゃった。それで、“違う道を探そうよ”って言っちゃった… その時に、“もう違うな…”と感じた。こういう考え方の変化が、辞めるきっかけのひとつでした」
こもり校長「始めた当時、2005年は、何歳ですか?」
やしろ先生「28、9歳くらいじゃないかな?」
ぺえ教頭「私、いま、まさに、29歳」
やしろ先生「一緒ですね。で、芸能とか、この世界って、入った時のピュアな時の気持ちが、どんどんなくなっていくじゃないですか。むしろハードな設定になってくる。そこからもう1回、10代の気持ちに戻るっていうのが、大変になった気がしますね」
ぺえ教頭「すごく面白い」
こもり校長「こういう話は、めちゃくちゃ聴きたいよね」
やしろ先生「生徒は、きっと聞きたくないから(笑) 本の話にしよう! おこづかいを握りしめて買いに行く本の話にしよう(笑)」
こもり校長「教頭は、“中2、高2は…”を、作った人、なんですよね」
やしろ先生「いまの放送を聴いていると、ツーマンで、2人が対等だよね。僕の時は、校長絶対制だったの」
こもり校長「そうですね。一強で」
ぺえ教頭「そうなんだ」
やしろ先生「だから、教頭の僕は、あまり、やることがなかった。それで、放送中に、“細いところ”と、“狭いところ”を探しまくってたの。“中2はいいよな”とか、僕なりの色を差し込むしかなくて、そんなところから、“中2、高2は…”は、生まれたの」
こもり校長「その文化がいまでも続いているわけです」
ぺえ教頭「校長、教頭のバランスは、変わってます?」
やしろ先生「だいぶ、変わってますよ。バランスは、時代ともに、ちゃんと、変わってる。いまのコンビがきっと、一番フラットですよ」
ぺえ教頭「なにも考えてなかった…」
やしろ先生「すごくいいと思います。当時は、校長先生が大変だったと思う。10代のいろんなことを知るために“『少年ジャンプ』を読め!”とか、怒られてたし(笑) 僕も“ファッション誌を読め!”と言われたことがある。でも、“ファッション誌は勘弁してください…”と断りました…(笑)」
さあ、SCHOOL OF LOCK! の、初代教頭“マンボウやしろ先生”を迎えての今夜は、こんな授業!
『コロナで変わった!』
こもり校長「世の中が“コロナ禍”と言われるようになって、もう2年になります。今夜は、“コロナの影響で進路が変わった”、“考え方が変わった”、“未来が変わった”など、“コロナが生徒の君にどんな影響を与えたのか?”を、教えて下さい」
ぺえ教頭「いま、この生放送教室にいる3人は、しっかりとコロナの影響を受けた…、というかコロナになっています」
やしろ先生「そうですね(笑)」
こもり校長「こんなに揃うことも、なかなかない(笑)」
やしろ先生「ぺえ教頭が帰ってきた時は、生徒たちが喜んでたね。あのときの生徒たちは、かわいかったですね」
こもり校長「ほんとに」
やしろ先生「ぺえ教頭が、就任して半年のタイミングで、“自分には新たな居場所がある”って感じているのが伝わってきた」
■
中2高2
作ったって! 感動する!
餃子の焼き目
男性/15歳/熊本県
2022-03-07 22:15
やしろ先生「作ったっていうか… ほんとに何かを見つけたかったの。中1、高1って、まだ学校に入ったばかりで、不慣れでしょ? 中3、高3だと、受験を控えてる。それで、“一番気楽なのが、中2、高2だよね?”ってことで、“中2はいいぞ!”、“高2はいいぞ!”って言ってたの」
こもり校長「今夜の授業は『コロナで変わった!』ですが、やしろ先生のお話を伺ってもいいですか?」
やしろ先生「コロナで、やっぱり、変わりましたよね。僕は、マスクが好きじゃなかったんです。それが、いまは外出時は必ず付けている。もう当たり前になった。あとは、人との距離かな? 遊ぶ回数も極端に減ったね。そして、自分の将来を考えるときに、“完全にコロナがなくなっている状態”をイメージできなくなった。僕は、海外を始め、旅行に行くのが好きなんです。そのために働いているようなところがある。そんな、楽しみの大きな軸がなくなったよね。でも、学校に行っている子たちが受けている影響は、こんな僕なんかの比じゃないと思う。学生生活の過ごし方の変化、とかね。」
ぺえ教頭「行事がなかなか出来ない、とか… 部活動だって出来ないし… クラスメイトのマスクの下の顔を知らずに卒業していく、なんていう子もいるみたい…」
やしろ先生「ご飯を食べるときも、“なるべく喋らないように”、って感じなんでしょ? なんか、やるせない…」
こもり校長「大阪府、14歳、女の子、RN ぶっとびコルクが送ってくれました。『コロナの影響でマスクをしているのもあって、集合写真の時に少しマスクを外して、あとで見たら誰?って感じの人がいます』」
ぺえ教頭「あぁ〜。私は、この間、SCHOOL OF LOCK! 職員の
松山三連複先生がマスクを外した顔を初めて見たの。“えっ! こんなにハンサムだったんだ!”って思った(笑) 全然、想像と違う顔だった(笑)」
やしろ先生「それは、うれしい誤算だね(笑)」
こもり校長「こんなコロナ禍で、
やしろ先生は、“先生が感じたこと”、“考えた事”を25本の短編小説にまとめた本『あの頃な』をお出しになりました! どういう想いで小説を書こうと思われたんですか?」
やしろ先生「元々は、全然違う、“長編の小説を書きませんか?”というオファーをいただいていたんです。2020年に。それが、打合せをしている最中に、コロナ禍となった。僕は、ラジオ番組をやっているので、コロナ禍のニュースは、追い続けることになる。それで、小説と両方は、頭が回らないと思ったんです。ラジオをやっている以上は、コロナ禍を見つめ続けなければならない。それで、“こういう短編でもいいですか?”って出版社の人に話したんです」
こもり校長「短編の中に、“コロナ禍でラジオパーソナリティが悩む”みたいなところもありますよね。これは、実体験が入ってますか?」
やしろ先生「25編の短編うち、ラジオの話が3本あります。その1本目は、ほぼほぼ実写です。コロナが始まった時の、最初の2ヵ月を描いてます。バタバタしながら、手探りで放送する日々でした。メディアだけでなく、みなさん、そうだったと思いますが。あとは、未来から今を振り返ったときに、果たして“あの頃、大変だったね”って言えるのか…? 逆に“あの頃って、まだ、ご飯を食べに行けたよね…”、“あの頃って、ライブにたまに行けたよね…”、になるのか…? いまよりも、もっと大変な世界になっている可能性もあるわけだから。そんな風に、未来からいまを振り返って書いているものもあります。それで『あの頃な』というタイトルなんです。“いろんな選択肢が、まだこの先にありそうですね”、っていうことも、書いている」
こもり校長「小説を書くという、文字にする行為で、頭の中にある“コロナに対する想い”は、整理されるものですか?」
やしろ先生「むちゃくちゃ俯瞰で見てましたね。“コロナ禍”といった、“まだ終わってないこと”に対して、エンタメしすぎるのが、自分としては、いやだったんです。だから、俯瞰で淡々と物語を繋ごうと思いました。記録本のような形ですね。冷静に、コロナを、数字として見たり、情報として見ることが多かったかもしれないです」
こもり校長「ん〜」
やしろ先生「コロナに対して、自分が、“いい”、“悪い”っていう感情を持ってしまうと、それが作品に出てしまいそうだと思ったので、なるべくフラットにいました」
♪ ココロノナカ (Complete ver.) / RADWIMPS
こもり校長「僕も、マンボウやしろ先生の小説『あの頃な』を読ませていただきました。短編が25本あるから、いろいろな角度を感じられる。“自分はこう思ったけど、こういう考え方もあるな”みたいな。いま聴いてくれている10代の生徒の君も、読んだら、“ここは、すごく共感できるかも”とか、“これには共感できないな”といったことが感じられるはず。“意見を持てるようになれる”という点で、意味のある本だと思います。だから、是非、読んでもらいたい。それで、“君は何を思ったのか?”、“どう感じたのか?”、いつか掲示板ででも話し合いたいです」
今夜のSCHOOL OF LOCK!は、こんな授業! 生徒の話を電話でも聞いていこう!
『コロナで変わった!』
なしっしりんご 兵庫県 16歳
こもり校長「16歳。学年は?」
なしっしりんご「高1です」
やしろ先生「あぁ〜! ぺえ教頭の“中2、高2は…”が、聞きたかったな〜(笑) でも、もう来月、高2でしょ? もう、高2ということで、いいんじゃない?(笑)」
ぺえ教頭「えっ… じゃあ、いいますね! “中2、高2は、好きにしなさ〜い!”」
なしっしりんご「ありがとうございます!」
やしろ先生「中2、高2は、いいぞぉ〜!!! あれ? 僕は、“いいぞぉ〜!”って言ってたのかな?(笑)」
こもり校長「忘れてる…(笑) なしっしりんごは、高2を楽しんで行こうな!」
なしっしりんご「はい」
こもり校長「コロナ禍で、なしっしりんごには、どんな影響があった?」
なしっしりんご「
自分は、マスクによって顔が見えなくなってしまったことで、人を信用しづらくなってしまいました…」
こもり校長「そうか〜 高校1年生ってことは、入学時から、みんなの顔が見えない状態での学校生活だもんね」
なしっしりんご「はい。誰かと喋っていて、自分の表情が相手に見えないからと思って、あんまり面白くない話のときに、適当に笑ってごまかしとけばいいかな、とか思うことが多くなりました。逆に相手も、私みたいに、“本音じゃなくて、適当でいいや”って思っているんじゃないかと、考えるようになりました。
相手が本当に笑ってくれているのかどうかが、わからない… それで、人を信用しづらくなっていると思います」
こもり校長「やしろ先生はどうです? マスクをつけるようになってから、変わったこととかあります?」
やしろ先生「マスクをして笑うのって、口は見えないわけだから、目が笑ってなかったら、相手からしたら、“笑ってない人”になるじゃないですか。たまに“目だけでも笑顔がすごい上手”っていう人がいるでしょ?(笑)でも、そういうのは、誰でもみんなが、やれるわけじゃない。難しい時代だなとは、思いますね」
ぺえ教頭「私は、結構、目がするどいから… だから、楽しくても、目だけだと、伝わらないんだよね…」
やしろ先生「今日の番組で、まだ、ここまで50分くらい、一度も心から笑ってないでしょ?
ずっと僕を睨んでるでしょ?」
ぺえ教頭「ちょっと待ってくださいよ(笑)」
やしろ先生「僕は、ガクブルよ」
ぺえ教頭「やだ〜 笑ってますよ(笑)」
こもり校長「なしっしりんごは、今度、高2でクラスも変わる?」
なしっしりんご「はい」
こもり校長「じゃあ、“初めまして”の人が出てくる。“また1からの関係を作っていかないといけない”っていう不安もある?」
なしっしりんご「相手の顔を知らないまま、高校生活が終わっちゃったりするんじゃないかな… とは、思ったりします」
こもり校長「“相手がマスクをしてるから、話しかけづらい”みたいなことはある?」
なしっしりんご「たしかに… “何を考えてるんだろう”って、思うことがあるので…」
こもり校長「マスクがなければ、“機嫌がいい時”ってわかるもんね。でも、マスクをしてると、“機嫌がいいのか? よくないのか?”が分からない。だから、“いま、話しかけていいのかな?”とか、腰が引けちゃうよね…」
なしっしりんご「はい」
こもり校長「これからいい方向に変わっていくといいね。学年が変わって、クラスも変わって、新しい友達とも出会うタイミングだから。難しい時代だけど、なしっしりんごなりの、いいきっかけを作りながら、コミュニケーションの方法を見つけてほしい。そして、高2を、好きにやっちゃってよ(笑)」
なしっしりんご「はい(笑)」
こもり校長「いろいろ聞かせてくれてありがとうね」
なしっしりんご「ありがとうございました」
ぺえ教頭「ばいば〜い」
やしろ先生「やっぱり、多くの生徒がこういうことを感じてるんだね。でも、いまは、これに対する解決策はないし… なしっしりんごは、“自分がこうだから、相手もこうなんじゃないか?って感じる”って言ってたじゃない? ってことは… まず自分がフルオープンで振舞えば、相手を疑うことは減る気がする。
自分が変わることで、何かが変わるかもしれない。何かしらの突破口を掴んでほしいと思います!」
こもり校長「やしろ先生、久しぶりのSCHOOL OF LOCK! ここまで、どうですか?」
やしろ先生「実は、さっき、休憩時間に、ぺえ教頭に話しかけられたんです」
こもり校長「裏でね(笑) 僕も目にしました(笑)」
やしろ先生「ぺえ教頭が僕に、静かに近づいてきたんです。ちょっと、股間を触りながらだったんですけど。“なんだろうな?”と思ったら… 膝が触れ合うくらいの距離で座られて…
“難しい!”って言われました(笑) “本当に失礼かもしれないんですけど、難しい!”って言われました(笑)」
一同笑い
こもり校長「そういうことは、ゲストに言うもんじゃないよ!(笑)」
ぺえ教頭「初めて言ったわよ(笑) こういう感覚自体、初めてなのよ(笑)
全身からこんなに“嘘のないパワーが溢れている人”を初めて見たから… こわいの… やしろさんと私で、お互いを吸い取りあっている感じ…」
一同笑い
ぺえ教頭「だから、私、いま、すごく、カラカラなの… 体の気が…」
こもり校長「取られちゃって?」
ぺえ教頭「そう…」
やしろ先生「吸い取りあってるんだったら、“交換し合ってる”ってことなんじゃないの?(笑)」
ぺえ教頭「やしろさんの方が、多めに吸ってるのよ…」
一同笑い
やしろ先生「なに?(笑) この展開は?(笑) 今日はこういうのを予想してないのよ(笑) 僕は、“本の宣伝”で来てるんだから!(笑) 本の話をいっぱいしたいんだから!(笑)」
ぺえ教頭「似てるものを感じちゃったのよ。正反対の方が、話って弾むじゃん?」
こもり校長「そうね」
ぺえ教頭「
こわいよ、この人…」
やしろ先生「ちょっと待ってよ!(笑)」
ぺえ教頭「こわいの… ようやく言えた…」
やしろ先生「ずっと言いたかったの?(笑)」
ぺえ教頭「物理的に怖いとかじゃなくて… なんか、底知れない…」
やしろ先生「闇? 底のない闇…(笑)」
ぺえ教頭「
自分よりも闇がある人を、久しぶりに見た(笑) だから、ここまでの私は、よそ行きの会話をしてました(笑) でも、やっと、喋れる(笑)」
やしろ先生「なに? いまは占いの時間なの?(笑)」
■
コロナで変わった
ライブに行くとよく分かるんですけど、コール&レスポンスがなくなってしまったのが悲しいです…
今度行くときは心のそこから思いっきり声が出せますように!
天パあざらし
女性/12歳/東京都
2022-03-07 21:52
こもり校長「これは、演っている側もすごくさみしいのよ」
ぺえ教頭「校長は、そうだよね…」
こもり校長「みんなの声は、本当に聞きたい! ライブって、“解放する場所”だから。日常じゃなくて、“非日常”でしょ。そこに制約が出来ちゃっているのは、もどかしい…」
SCHOOL OF LOCK! 初代教頭“マンボウやしろ先生”を迎えての今夜は、こんな授業!
『コロナで変わった!』
まだまだ生徒の話を電話で聞いていこう!
こもり校長「もしもし!」
あおりんごるーちゃん 長野県 18歳
こもり校長「18歳。学年は?」
あおりんごるーちゃん「高3です」
やしろ先生「これ、わざと、“中2、高2”を避けてるでしょ?(笑)」
一同笑い
ぺえ教頭「そんなことない(笑)」
こもり校長「あおりんごるーちゃんは、“コロナ禍で変わった!”、どんな影響があった?」
あおりんごるーちゃん「
自分は、コロナの影響で、高校の卒業式に参加できませんでした…」
こもり校長「えぇ〜 卒業式は、いつだったの?」
あおりんごるーちゃん「3月4日でした」
こもり校長「出られなかったわけを詳しく教えてくれる?」
あおりんごるーちゃん「自分には小学生の弟がいるんです。クラスに陽性者が出てしまって、弟は濃厚接触者の疑いとなりました。それで、自分も、その疑いがあると言われてしまったんです。最初は、結果がわかる3月2日までの待機、だったんです。それで、その結果、弟は濃厚接触者ではないことになったんです。でも、
高校側から“クラスターの可能性”と判断されて、“出すことはできない”と言われてしまったんです… それで、結局、出られませんでした…」
こもり校長「コロナの難しいところだね… ルールが明確に定まってないんだよね…」
ぺえ教頭「そうだね…」
やしろ先生「くやしいね…」
あおりんごるーちゃん「修学旅行とか、行事の規模も縮小していたので、最後ぐらい、みんなと笑顔で卒業式を迎えたかったです…」
こもり校長「話してくれてありがとうな。クラスの中で出られなかったのは、あおりんごるーちゃんだけなの?」
あおりんごるーちゃん「そうです。クラスは39人で、自分だけ…」
こもり校長「それは、さみしいな… じゃあ、先生とも友達とも、しばらく何も話せてない?」
あおりんごるーちゃん「はい」
やしろ先生「変わりになるようなことは、用意されないのかな?」
あおりんごるーちゃん「他のクラスにも、同じような状況の子はいるので、3月18日に、個別での卒表式を行ってくれると聞いています」
やしろ先生「個別で開いてくれるのは、学校側の配慮だね。大人もなんとかしたいと、みんなが思ってる。でも、3月4日、みんなと一緒の卒業式に出られなかった気持ちは、埋まらないよね…」
あおりんごるーちゃん「はい…」
やしろ先生「じゃあ、いま、卒業式をやろう!」
あおりんごるーちゃん「(笑)」
やしろ先生「いろんなシチュエーションで、何回でもやろう! それで、完全に、3月4日のが埋まるわけではないけど、1%でも、君の気持ちがプラスになるなら、やろう!」
こもり校長「やりますか?」
やしろ先生「君は、いい返事を出来るのか?(笑)」
あおりんごるーちゃん「出来ます!(笑)」
こもり校長「呼ぶぞ!」
あおりんごるーちゃん「はい!」
こもり校長「RN あおりんごるーちゃん!!!」
あおりんごるーちゃん「はい!!!」
こもり校長「卒業おめでとう! コロナ禍で、授業や学校行事の中止や規模の縮小などがあって、存分に楽しめなかった高校生活だったかもしれない。それでも、毎日を大切に過ごした。最後の最後まで、友達全員と笑顔で終わりたいと願った。この経験は、絶対に、今後の未来につながっていく。周りに居る友達、親御さん、先生は、君が困った時にはきっと助けてくれる。ここから先は、まだまだ長い。高校3年間、よく頑張りました。卒業、おめでとう!」
あおりんごるーちゃん「ありがとうございます」
ぺえ教頭「いまはまだね… 感情が整理できてないと思う。でも全然、私はそれでいいと思う。気持ちが晴れる時が、いつか必ず来ると思う。その時に、また連絡ちょうだい。お話を聞かせて」
あおりんごるーちゃん「はい」
ぺえ教頭「おめでとう」
あおりんごるーちゃん「ありがとうございます」
やしろ先生「あおりんごるーちゃん、君は最高!」
あおりんごるーちゃん「(笑)」
やしろ先生「僕からは、それだけ!(笑) おめでとう!」
あおりんごるーちゃん「ありがとうございます」
♪ 春愁 / Mrs. GREEN APPLE
こもり校長「まだまだ生徒と話していきましょう! もしもし!」
やましゅー@ 長崎県 15歳
こもり校長「15歳。学年は?」
やましゅー@「すみません… あの… 中3です…」
やしろ先生「そうだよな(笑) “すみません”なんて言わせてゴメンな!(笑)」
こもり校長「やましゅー@は、コロナ禍で、どんな影響があった?」
やましゅー@「
僕は、コロナにかかりました。それで、“人って案外、簡単に死ぬのかもな?”って、思うようになりました」
こもり校長「それは、なんで? 結構、重い症状が出たの?」
やましゅー@「一応、軽症ではあったんですけど、
2日くらい熱が40度になりました。頭も痛くて、咳も出ました」
やしろ先生「じゃあ、こわかったね」
やましゅー@「はい。こわかったです」
こもり校長「家での療養だったの?」
やましゅー@「最初はそうでした。でも、その後、ホテルで隔離になりました」
こもり校長「いまは、もう治った?」
やましゅー@「はい」
こもり校長「後遺症とかは?」
やましゅー@「残りました。
まだ味覚障害があります」
こもり校長「そうか…」
やましゅー@「ちょうどタイミングが、やしろさんがかかった時と一緒だったんです。“一緒だな”って思って、少し、励まされました」
やしろ先生「僕と同じタイミングっていうだけで、ちょっとだけでも、楽になれた、ってこと?」
やましゅー@「そうですね」
やしろ先生「よかった… っていういい方は、違うかもしれないけどね(笑)」
やましゅー@「(笑)」
こもり校長「自分がコロナにかかったことで、なにか思うことはあった?」
やましゅー@「自分は、いままで、“死”とかを、他人事だと思っていました。それが、自分事になりました。命の大切さ、素晴らしさっていうのは、あるんだなと、わかりました。いままでは、“勉強をして、いい大学に入って”というレールに乗って来ていたんですけど、そういうのを一旦、考え直そうかな、と思うようになりました。いつ死んでも悔いがないように、自分の夢を見つけるところから頑張っていこうと考えるようになりました」
こもり校長「コロナなんて、いいことはなにもないんだけど、やましゅー@にとって、何かのきっかけになっているなら、そこはいい部分だと思う。人は、想いがあって、行動できるもの。こういうことを言葉で聞かせてもらえると、俺も元気が出るし、俺も頑張らないと、と思う」
ぺえ教頭「私も聞いていて、“この気持ちにならなきゃ”、って思った。私だってコロナを経験してるんだから(笑)」
こもり校長「いまは、中学3年生。ここから先は、高校、大学。さっき言っていた“いい大学に行くこと”だって、それが自分のやりたいことなのだったら、間違いなく、進むべき道です。その他に夢が出来たのなら、そこに向かって進めばいい。いまの原動力をきっかけに、自分の掴みたいものを手に入れて欲しい! がんばってね!」
やましゅー@「はい」
こもり校長「俺らも、がんばるから!」
やましゅー@「はい」
やしろ先生「中学3年生なら、“自分が死ぬ”とか、考えないよね。それを、今回、身近に感じたと。でも、
いままで持っていた“人は、そんなに簡単には死なないぞ”という楽観的な気持ちは、持ち続けてほしい。“死”が近くにありすぎるっていうのは、それはそれで、不安になるから。両面を持っていてほしい。今回の件で、両方を持てるようになった、と思って。やりたいことを、やっていって!」
やましゅー@「はい」
こもり校長「また、一緒に話そうな!」
やましゅー@「はい」
こもり校長「ありがとうな! またな!」
ぺえ教頭「ばいばい〜」
やましゅー@「ありがとうございました」
今日の黒板
『 好きよ 』
やしろ先生「当時やっていたときの10代の子も好きだけど、今僕自身のことを知らない人も多いと思う。会ったこともないし、どういう人かもわからないと思うけど、何と恐ろしいことに一方的に好きなんですね私が。汚い私に愛されているっていうこのラジオを聴いている10代は。こんな楽しい設定はないでしょ? 知らないところで知らないおじさんに好かれてるわけよ。面白い人生の設定1つ乗っかってるんで。
それはやましげさんも、あしざわくんも、とーやまくんも、よしだくん、さかたも全員変なおじさんたちがみんな君たちのことが好きだから、それだけ安心して欲しいなって思います!」
♪ 深夜高速 / 岡崎体育
こもり校長「SCHOOL OF LOCK! そろそろ、下校の時間です。初代教頭、今日は最後まで、ありがとうございました!」
やしろ先生「ちょっとね…
本の話が足りないんだよ〜」
ぺえ教頭「たしかに(笑)」
やしろ先生「まあ、いいんだけど…
今回、出演して、一番、課題だと感じたのは… “ぺえ教頭と俺がうまくいってない!” 」
一同笑い
やしろ先生「ぺえ教頭が、俺に恐怖を感じてるとか、そんなのやだよ…」
こもり校長「こわいんだもんな(笑)」
ぺえ教頭「
こわい。この人、化け物…」
やしろ先生「やめてよ(笑) それは、見た目でしょ?(笑) ひどいよ(笑) 人の見た目を(笑)」
ぺえ教頭「違う(笑) 違う(笑) トータルで(笑)」
やしろ先生「こもり君が今度、休む時は、俺が代理校長で来るよ? ぺえ教頭と2人で、ガッツリ、2時間!(笑)」
ぺえ教頭「やだ〜! どうしよう…(笑)」
こもり校長「僕が休む際は、是非、お世話になります(笑)」
こもり校長「さあ、SCHOOL OF LOCK! 明日、夜10時に再び開校! 最後は一緒に!」
ぺえ教頭「起立!」
こもり校長「生徒のみんな! 全員、立って〜!」
ぺえ教頭「礼!」
こもり校長・ぺえ教頭・やしろ先生「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
こもり校長の放送後記
初代がやっぱり一番だけど、常にSOL!は今がベスト。主人公は10代の君。結果、俺もいつまでも生徒。
ぺえ教頭の放送後記
やしろさんは一回どこかでちゃんと話さないとだめだわ
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2022.3.7 PLAYLIST
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マンボウやしろ「誰一人として他人事ではない」コロナ禍での影響と生活の変化
マンボウやしろさんが、3月7日(月)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。『コロナで変わった!』をテーマに、パーソナリティのこもり校長、ぺえ教頭と、この2年間に影響を受けたこと、リスナー層である10代の生活の変化などについて語り合いました。