今夜の授業を職員のいとかんが振り返り!
今夜のSCHOOL OF LOCK! 授業テーマは『友達について知りたい事』
友達との間で悩み事がある、友達の作り方が分からない、友達とこんな時どう接すればいいか悩んでしまう。
今夜は生徒の君が「友達」について知りたい事、悩んでいる事を教えてもらった
電話を繋いだのは『初対面の人と話すのがあまり得意ではないので友達作りが苦手!うまい打ち解け方を教えてほしい』と話してくれた【長野県 16歳 ラジオネーム:味噌汁の味噌】
中学に入学した頃から初対面の人と話すのに苦手意識があるといRN:味噌汁の味噌。
会話のきっかけを作るのが難しく、先日にあった課外活動の時も話しかけれず悔しい想いをした。
そんな悩みを抱える生徒に初対面の時にする『魔法の質問』を授けていきました
2人目に繋いだのは『仲のいい男友達がいるけど、周りから付き合ってるの?と言われるのに悩んでいる』と話してくれた【三重県 16歳 ラジオネーム:はるやさい】
高校に入学し、同じ弓道部で中を育んできた二人。学校では毎日話すような中で、告白したこともあるという深い関係値なのだが、その分周りから冷やかされることも多く悩んでいるという
そんなRN:はるやさいに対し「無理をせず自分のペースで関係を保っていけばいいと思うよ」と決して人間関係を焦らないようにとアドバイスを送っていきました。
最後に繋いだのは『親友と喧嘩してしまったのですが、仲直り方法を教えてほしい』と話してくれた【東京都 15歳 ラジオネーム:マヒ蔵】
保育園の頃からずっと一緒の幼なじみの親友と2ヶ月前からひょんなことがきっかけで大喧嘩。授業中以外口を交わすことがなくなってしまった。しかしこのままでは嫌、仲直りをしたいという。
そんなマヒ蔵に対し、大人になってこっちから歩み寄っていこう。そうすればあっちも歩み寄ってくれるはずとアドバイスを送っていきました
そんな今夜の授業はradikoのタイムフリーで聴きなおすことができます。ぜひ再出席してみて聞いてみてください
君はうまく付き合えてる?友達について知りたいこと
ぺえ教頭「生徒のみんな、こんばんは! 10月11日月曜日、『SCHOOL OF LOCK!』始まりました〜」
こもり校長「僕らが新校長・新教頭になって1週間経ちまして、また新しい月曜日が始まりましたけども、週末は何してました?」
ぺえ教頭「思いっきりリフレッシュしたくて、社会人のアメリカンフットボールの試合を見に行った!」
こもり校長「おぉ〜、アクティブだねぇ!」
ぺえ教頭「
筋肉質の男達は私にとって目薬みたいなもんだからさ 」
こもり校長「(笑) 筋肉質って言っても、部位がいっぱいあるじゃん。腕とかふくらはぎとか…どこが好きなの?」
ぺえ教頭「全体的に好きだけど、私は胸筋。分厚い胸に抱き締められたい! 週末なにしてた?」
こもり校長「大阪にいた。7人で楽しんでました(笑)」
ぺえ教頭「大忙しねぇ〜。仕事以外でちゃんと楽しいって思える瞬間ある?」
こもり校長「あ〜…最近、ちょっと見受けられないねぇ」
ぺえ教頭「ちょっと心配になるね〜。このままいくと何かが壊れてしまう瞬間がきっと訪れるっていうのは、私は校長を見ててすごい思う。私もね、デビューしてすぐ仕事が増えて訳わかんなくなった時、その時はなんか乗り越えられてたんだけど、2年くらいそれが続くと手に負えないくらいの孤独感だったり、喪失感…“私ってこれ幸せなのかな?”とか、“仕事だけしてれば幸せなの?”みたいな感覚になって来るのよ。…ちょっと、笑いごとじゃないわよぉ?」
こもり校長「笑いごとじゃないんだけど、校長の幸せまで語られるとは…これは後でゆっくり話そう(笑) 黒板書いていい?」
ぺえ教頭「あ、ぜひ書きましょう(笑)」
『 平日 』
こもり校長「今日って祝日だと思ってる生徒もいると思うんだよね。カレンダーのほとんどは(11日が)祝日になってるんだよね。今日は本来だったら『スポーツの日』。でも(東京)オリンピックが1年ずれたからスポーツの日も(7月23日に)ずれてるんだよね。カレンダー会社からすれば去年の年末から売ってるものだから(修正は)無理じゃん? そこのズレは調整できないってことで、カレンダーには祝日って書いてあるんだけど、今日は“平日”と。こんなのマレだよ!」
ぺえ教頭「え、なに? じゃあ今年のスポーツの日はもうないの?」
こもり校長「ないない。7月で終わっちゃった」
ぺえ教頭「そんな、3ヶ月もずれたの? 私はいつでもボーッと生きてるからさぁ」
こもり校長「(笑) だから(今年の)10月は1日も祝日がない。本来だったら“休みがなーい”ってなるわけだけど、今年は休みが多いじゃん。学生のみんなだったら急に夏休みが延長になっちゃったりとか、オンライン(授業)になったり。学校に行くってことが少なくなったから、意外とプラスに感じる生徒もいるのかな? でも、ぺえ教頭は(SCHOO LOF LOCK!に)来てから祝日に出会ってないわけじゃん。SCHOOL OF LOCK!は祝日でも開校するタイプの学校だから」
ぺえ教頭「恐ろしい学校よねぇ(笑)」
こもり校長「何ならもっと大きいところで言ったら、12月31日とか」
ぺえ教頭「え! どうなるの?」
こもり校長「やるよ! うちは」
ぺえ教頭「やぁだ〜」
こもり校長「1月1日は本来、学校も仕事も休みじゃん。平日(月〜金)だったらうちはやるよ」
ぺえ教頭「今年はどうなの?」
こもり校長「今年、土曜日なんだよ。ただ12月31日は金曜日だからね。うちはやるよ! ただ…! 去年の例でいくともしかすると、もしかするかも…校長は。確定も何もしてないからあんまり言えないけど、(ぺえ教頭に)フル任せしちゃう可能性もある(笑)」
ぺえ教頭「やぁめてよぉ〜…察したわ、今(笑) いろんな歌の祭典があるからねぇ。ふぅ〜ん」
こもり校長「まだ本当にわかんないけど! でも言えることは言っとかないとさ(笑)」
ぺえ教頭「代打を用意してから言って? いやよ、私! 年越し1人でさ、ベラベラ喋ってさぁ〜、半蔵門でぇ。何のつもりよぉ、本当に〜」
こもり校長「頼むよ」
ぺえ教頭「いや、楽しみよ逆に。こんな年越しもないからね。どうなるかわからないけど…大晦日もオンエアあるってなったら、みんな聴いてよ? 私を1人にしないでよ?」
こもり校長「聴くよ。みんな味方」
ぺえ教頭「…なんか浅いのよねぇ〜」
職員「(笑)」
ぺえ教頭「私は1週間、こもり教頭の表情だったり心の中とかを、少しずつ探ってきたつもりではいるの」
こもり校長「話戻ってきた(笑) 後で話して良い? という事で、『SCHOOL OF LOCK!』今週も開校です!」
♪ Thinking Boyz!!! / Mega Shinnosuke
こもり校長「ちょっといろいろ考えちゃったねー…。考えさせられるワードをいっぱい投げかけられたままさ、Mega Shinnosuke先生の『Thinking Boyz!!!』って曲が流れ…。(曲を流した職員の野村)監督にまで“校長もうちょっと考えた方が良いんじゃない?”って言われてる気分になっちゃった」
ぺえ教頭「あぁ〜、そうじゃない?」
こもり校長「うわ! そこはもうちょっとフォローしてや…」
ぺえ教頭「いや、
私は攻めていくって決めたの! 」
こもり校長「(笑) いつ、どこで?」
ぺえ教頭「この週末で『SCHOOL OF LOCK!』ってものの在り方だったり、私が教頭である意味…いろいろと考えました。こもり校長を逃すわけにはいかないし、本気で向き合うというか。私が腹を割って深いところに連れ出すしかない」
こもり校長「まなざしが強い(笑) 確かにちょっと(先週と)変わった気がする!」
ぺえ教頭「何かを得て帰って来ましたから」
こもり校長「心強い…けど、その何かがわかんないから怖い(笑)」
こもり校長「今夜の授業なんだけど、さっき“オンライン授業が〜”みたいな話をしたじゃん。僕自身がこの学校にやって来て1年半が経つんだけど、僕が来た時ってまさにコロナ禍始まりましたみたいな。全国的にも初めての緊急事態宣言が出て、リモートワーク、ニューノーマルみたいな言葉が生まれた時期で。僕はありがたいことに毎日この学校で生徒と向き合ったり話したりってことがあったから、世の中の移り変わりとかをすごい感じてて。やっぱ、学校生活を送ってる生徒のみんなの生活がすごく変わったなって印象が強いんだよ。学校に行かなくても授業ができるとか、行事がなくなるからコミュニケーションを取る場所がなくなっちゃうとか…。印象的だったのが、ちょうど(教頭赴任が)4月だったから“憧れの高校に入学しました”“大学に!”とかなのに、学校が始まりませんと」
ぺえ教頭「辛いよね」
こもり校長「ずっとリモート、分散登校…。本来だったら自己紹介タイムとかオリエンテーションとかで仲を深めていくけど、(学校が)始まったらいきなり授業、だからどう接していいのかわからない…とか。そういう(声が)多かったりしたんだよね。それでなくても悩んでることの1つだと思うんだ。“人との関わり方”とか“友達とは”みたいな。だから今日はこういう授業を届けていきたいと思う!」
『友達について知りたいこと』!!
こもり校長「友達との間で悩みごとがある、友達の作り方がわからない、友達とこんな時どう接すればいいか悩んでしまう…。今夜は、生徒の君が『友達について知りたいこと・悩んでいること』を教えてください」
ぺえ教頭「私は学生時代に1番友達関係で悩んだのは、ゲイをカミングアウトするかどうか。今はだんだん理解が深まってきてるから、友達に言ったところで引かれたりもしないところまできてるのかなとも思うけど…。私が学生の時はまだ白い目で見られてもいたし、これを言ったら友達だった人とも関係が崩れちゃうかな…とかいろいろ考えて。だからこの人にはカミングアウトしようとか、この人にはやめとこうとか、そういうことを考えてたかも」
こもり校長「自分のことを話す時って、やっぱちょっと怖い部分もあるじゃないですか。どう思われるんだろう…って」
ぺえ教頭「その気持ち強いもんね、校長も」
こもり校長「強い! だから、誰に言おうかで悩む気持ちとかわかる」
ぺえ教頭「人のことを簡単に信用しないよね、人よりも。それは何故?」
こもり校長「怖いし、ちょっと不安になっちゃうのよ。相手に嫌われたくないって思いが強いから、自分のことで影響を与えたくないっていうのがあるかなぁ。だからいろいろな悩み、違うことで悩んでいる生徒もいると思います。みんなからの書き込み、メッセージ、待ってます!」
早速、生徒と話していこう!
味噌汁の味噌 長野県 16歳 男性
こもり校長「学年は?」
味噌汁の味噌「高校1年生です」
こもり校長「じゃあ高校に入ってから半年くらい経ったのかな。“友達について知りたいこと”、何知りたいの?」
味噌汁の味噌「
初対面の人と話すのが苦手なので、うまい打ち解け方を教えて欲しいです」
こもり校長「なるほど。味噌汁の味噌は初対面の人と会うと、どうなっちゃうの?」
味噌汁の味噌「きょどっちゃいます…(笑)」
こもり校長「どうしていいかわかんないって思いの方が強いの?」
味噌汁の味噌「そうですね。話題の共通項を見つけるのが苦手なので」
こもり校長「それは小さい頃から苦手なのかな?」
味噌汁の味噌「いや、小学校の時は得意だったんですけど、中学受験をして環境が変わった時から“あれ、友達ってどうやって作るんだっけ?”って感じになっちゃって…。友達の作り方がわかんなくなっちゃって、初対面の人と話しづらいです」
こもり校長「高校も受験をして新しい環境になったのかな?」
味噌汁の味噌「今は中高一貫校なので、時間をかけて仲良くなったんですけど」
こもり校長「さっき“共通項が見つけるのが苦手”って言ってたけどさ、話すってことで特に何が難しいんだろう?」
味噌汁の味噌「話し掛けるのが苦手で、自分で友達を作るきっかけ(を作る)ができないのでどうやったらできるんだろうって…」
ぺえ教頭「何の話題から切り出すというかね。難しいねぇ」
こもり校長「(入学して)半年くらい経つけど困ったことってあるの?」
味噌汁の味噌「最近、課外活動で病院に行ったんですけど、他校の人と交流する経験がありまして。そこで周りの友人は意外と打ち解けてるのに、自分だけなかなか打ち解けられなくて…。周りが馴染めてるだけにちょっと悔しかったり」
こもり校長「自分がもうちょっと積極的にいっておけばこの班もいい感じになったんじゃないか…みたいなね。教頭はどう? 初めての人と話せるタイプ?」
ぺえ教頭「絶対に話さなきゃいけないって人に対しては、もう覚悟を決めていく。でもきっかけは、だいたい私は
相手を褒めるところから始めるっていうか。例えば、今日こもり校長と初めて会ったとしたら、“ニット帽似合うね”とかさ」
こもり校長「味噌汁の味噌、今日ニット帽被ってんだ(笑)」
味噌汁の味噌「あ、そうなんですか(笑)」
ぺえ教頭「目の前にいるんだけどすごい似合ってるから、“ニット帽似合うね”“私、似合わないのよ〜”とか。相手を褒めてあなたに興味があるんだよってことと、褒めることで嬉しい気持ちにさせるみたいな。そういう切り口で私は話し掛ける」
こもり校長「確かに、褒められて嫌だってなる人は少ないしね」
ぺえ教頭「あと私、苦手な人と初対面で話すのも結構好きで。相手のことを苦手なのはわかってんのよ。だけど
自分を知る為に相手を知りたくなるの。“私この人間嫌いだ、苦手だ”ってことを知りたいの。だから友達を作るってことよりも、自分を知るって意味で入るの。あえて嫌いな人だったり、絶対価値観違うって思うやつと話したくなるのよねぇ、私はね」
こもり校長「なるほどね! 特殊と言えば特殊だけど、確かに自分を知るきっかけにはなるからね。味噌汁の味噌的にはさ、クラスの子でもいいし、初対面の子と仲良く友達になりたいっていう思いはあるの?」
味噌汁の味噌「めちゃくちゃあります」
こもり校長「そっか。だったら、積極的に話していった方が良いかなとは思うね。校長は初対面の人と会った時に
質問攻めするようにしてんの。 “何が好きなんですか?”とか、“なんでこの場所にいるんですか?”とか、“どういうきっかけでこの仕事始めたんですか?”とか。相手が話すターンを多くすることによって、相手が喋るっていうコミュニケーションのハードルを下げる、1個のテクニックみたいな感じなんだけど」
ぺえ教頭「聞き手にまわるってことか」
こもり校長「そうそう。意外と、ずっとジャブを打ち続けてると相手が疲れたくらいの時に“え、逆にこもりさんは…”ってなったりとかするから。そうすると(会話の)ラリーが続くかなと思うけど。どうだろう、質問も思いつかなくて悩むのかな?」
味噌汁の味噌「めちゃくちゃ悩んでて…。自分が質問した時に相手は嫌がらないかなとか、そういうことまで考えちゃって」
こもり校長「ぐいっとくる人を好きじゃないって人も、いるから…」
ぺえ教頭「私、そっち寄りだもんね」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「ちょ…、校長にされたから嫌だとかじゃないんだけど(笑)」
こもり校長「ちょっと今フラグ立ったよ?」
ぺえ教頭「違うわよ、決して違うんだけど、さじ加減が難しいわよね」
こもり校長「やっぱり自分が話すってことは、相手に何かを届けるってことだから。それを受け取られた時に相にどういう感情を抱かせてしまうんだろうって不安は抱くよね。でも校長としては、悩むし、相手にどう思われるんだろうって不安はあるけど…同じクラス、同じ世界に住んでる人だから、積極的に話していって損はないと思うんだよね。もちろん人同士だから合う合わないっていうのはあるけど、その中で悩み、伝えるっていうのはきっとその人にも伝わることだから。これが他校だったらさ、会わない期間も長くなるし1回限りになっちゃうかもしれないけど、同じクラスだったらちょっと考えるじゃん。もし相手がそっけない態度を味噌汁の味噌にとっちゃったとして、授業中とか“あれ、そっけない態度取っちゃったのかな…”とか。この“想い”っていうのが、コミュニケーションのきっかけにはなると思うから。悩みながらだけど、練習のつもりでいっぱい話し掛けていくってのはありかも!」
味噌汁の味噌「確かに」
こもり校長「質問が思いつくのって、たぶん訓練だと思うから」
ぺえ教頭「そうだよね。やっぱ(慣れてないと)恥ずかしいよね」
こもり校長「最初のきっかけ、
魔法の質問ないかなあ? 相手に百発百中で届く質問…」
ぺえ教頭「絶対に答えてくれるような質問ってこと? だとしたら…
兄弟構成とか?」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「ちょっと固いか、違うか(笑) でもそれって答えてくれるよね?」
こもり校長「魔法か…? でも究極、今10月じゃん。“鬼滅(の刃)、観てる?”は今トピックだから。教頭観てる?」
ぺえ教頭「観てな〜い」
こもり校長「(だったら)絶対観た方が良いよ、とか」
ぺえ教頭「でも“絶対観た方が良いよ”は言い過ぎちゃダメよ。それはもうあれよ、“キメハラ”よ」
こもり校長「(鬼滅ハラスメント)キメハラか…。味噌汁の味噌、忘れてくれ(笑)」
ぺえ教頭「浅い質問でも良いよね。急に深いところまでいかなくてもさ」
こもり校長「はい、いいえで終わらない質問が良いよね」
ぺえ教頭「ゴミついてねぇけど、“ゴミついてるよ?”とか…違うか?」
こり校長「それ、嘘つきだからダメ(笑)」
ぺえ教頭「興味があることを素直に聞くことが、1番近道なのかなって思うけどねぇ」
こもり校長「あと、初対面でワンマンで話すのかグループで話すのかっていうのもあるじゃん。そうなってくると1対1って“はい・いいえ”の問答になっちゃうから、グループにいる中でその人に話題を振るっていうのが1番楽かもしれないね」
味噌汁の味噌「うん、うん。まずはそこから」
こもり校長「その輪の中に入っていく、っていうのはどうだろう? そうすると自分が話さなくても会話は進んでいくじゃん」
味噌汁の味噌「確かに、それはありだと思います!」
こもり校長「相槌(あいづち)なり、聞き手になるっていうのも1つのコミュニケーションだと思うから。必ずしも自分からボールを投げることだけがコミュニケーションじゃないから」
■
魔法の質問
昨日、何のご飯たべた?
すきなごはんはなに?
薄紅色
男性/14歳/長崎県
2021-10-11 22:42
こもり校長「どう?」
味噌汁の味噌「ありだと思います。こういう質問を投げかけてこなかったので」
■
初対面の質問
「どんな音楽聴く?」から話を広げるのはいかがでしょうか?
ミスターレイニー
男性/18歳/熊本県
2021-10-11 22:43
味噌汁の味噌「音楽はめちゃくちゃ聴くので、聞いてみるのもありかな、と」
こもり校長「それで趣味が合えばね」
ぺえ教頭「違ったとしても、どういうアーティストなの? って聞けるしね。質問に変わってくもんね」
■
魔法の質問
今日の時間割なんだっけ!?じゃないかなー
めるちゃー
女性/19歳/熊本県
2021-10-11 22:42
ぺえ教頭「いいね、気軽で」
こもり校長「隣の(席の)子とは喋れてるの?」
味噌汁の味噌「喋れてます」
こもり校長「斜め前、前は?」
味噌汁の味噌「斜め前の子は仲良くて、前はそんなに…」
こもり校長「よし、前だ! “次、なんだったっけ”って。どう?」
味噌汁の味噌「やってみます!」
こもり校長「ぜひいろんな質問して、輪を広げてみてよ! ありがとね〜」
ぺえ教頭「応援してるよ〜」
味噌汁の味噌「頑張ります!」
♪ もう少しだけ / YOASOBI
こもり校長「YOASOBI先生の『もう少しだけ』が流れてる間にいろいろ思い返してみたんだけど、自分は(初対面の人との)最初の一言ってなに言ってるかなって。意外と意識せずに話しちゃってるから、何が良いんだろうって改めて考えると難しい質問だなと思った」
ぺえ教頭「私ずっと廊下(Twitter)見てたらすごい面白いの見つけて…。味噌汁の味噌にさ、“好きなお味噌汁の具、聞いたら?”って(笑) 名前がこんなヒントになってるのに、なんで私見つけられなかったのかしら! 具がないのよ!」
こもり校長「まだ汁だけだもんね(笑) そんな質問は魔法だわ!」
ぺえ教頭「具を聞いて“本当の味噌汁を2人で作り上げようぜ”みたいなさぁ」
■
初対面
初対面の人には何部か聞いてます!!多少の会話はできるかな?と思います!
濱務ゆめ
女性/16歳/静岡県
2021-10-11 22:46
こもり校長「そっか! 校長は部活に入ってるって(経験が)あんまりなかったから、その発想はなかったわ!」
■
初めての人に聞く質問!
あなたの座右の銘って何ですか?
好きな言葉教えてくださいって私はいつも聞いてます。
男性/19歳/北海道
2021-10-11 22:45
こもり校長「好きな言葉…何?」
ぺえ教頭「え〜…
なるようになる?」
こもり校長「校長は
思い立ったが吉日 なの。近いところあるね(笑)」
ぺえ教頭「軽〜く考えようぜっていうね。私達ってさ、性格はあんまり似てなさそうだけど、意外と考え方は共通点があるっていうかね」
今夜の授業は
『友達について知りたいこと』。
それでは生徒と話していこう!
はるやさい 三重県 16歳 女性
こもり校長「学年は?」
はるやさい「高2です」
こもり校長「そういえば(決めて)なかったね、中2・高2問題。“あたくだ世代”っていうのは、僕の時代は(教頭が)やってましたけど」
ぺえ教頭「どうする?」
こもり校長「これは考えていこうと思ってるんだよ、はるやさい」
ぺえ教頭「みんな良い案があったら書き込んで〜」
はるやさい「明日学校で考えてみます」
こもり校長・ぺえ教頭「ありがとう!」
ぺえ教頭「優しいわ」
こもり校長「早速だけどさ“友達について知りたいこと”、何が知りたいんだろう?」
はるやさい「
すごく仲の良い男の子の友達が学校にいるんですけど、周りの友達から“その子と付き合ってるの?”ってからかわれたりするんです。その対処法に困ってます」
こもり校長「なるほど。仲の良い男子っていうのはどれくらい仲良いんだろう?」
はるやさい「中学校は違って高校で出会ったんですけど、最初、分散登校があったんですよ。その時に席が横で、ペアワークとかで仲良くなったって感じで」
こもり校長「きっかけはコロナ禍でコミュニケーションが取れない中だったけど、同じ境遇にいるってことでも(距離が)一気にぐっと深まった感じなのかな。もしかして部活とかも一緒だったりするの?」
はるやさい「はい。一緒の弓道部で、よく喋ります」
ぺえ教頭「同じ部活は仲良くなれるんだよね〜」
こもり校長「普通の、同じクラスの子よりかはコミュニケーションを取る時間も多いんだ」
はるやさい「はい。授業が席、横なんで」
こもり校長「休日とかも遊んだりするの?」
はるやさい「たまに遊んだりします」
こもり校長「2人で話す時間も多いのかな?」
はるやさい「基本的にペアワークとか決められた時間内が多いんですけど。LINEとか。そんな感じですね」
こもり校長「周りからは“付き合ってるの?”とか言われやすいんだ。男女の友情ってやつですね。はるやさいからしたら、心許せる友達なんでしょ?」
はるやさい「そうですね。結構何でも言えます」
こもり校長「いろいろ相談とかも乗ってくれるの?」
はるやさい「めっちゃ乗ってくれます! 実は自分が高1の時に嫌がらせにあってて…。別の男子と仲良かったんですけど、その男子のことを気に入ってる女子とかに嫌がらせされたりしてて学校に行きづらい時期があって、今もずっと病院に通ったりしてるんですけど。それで行けない時とかに“そんな無理して来んでいいよ”とか“大丈夫?”みたいな感じで言ってくれました」
こもり校長「それは一、人として関われてるわけじゃん。すごい良い関係だと思うよ! そういうところとかも見えないが故に、周りの子からしたら確かに(付き合ってるのと)言いたくなる気持ちもわからなくはないんだよね。2人が仲良くしてたりするとからかうってつもりじゃなくて、もしそこがそういう感じだったら(付き合ってたら)ハッピーなのかなって考えで、自分よがりな発想なんだけどね。2人からすればそういうことでもないから、からかわれるとちょっと困るなって感じ?」
はるやさい「はい。言ってくるのが、自分が3月に告って振られた人なんですよ」
ぺえ教頭「あー! そうなんだ!」
はるやさい「その人だけじゃないんですけど…」
ぺえ教頭「ちょっと違う景色が見えてきたね」
こもり校長「だとしたら、確かに返しに困るね。しかも激烈に拒否すると、向こう(仲の良い男子)にも辛いじゃん。“全然違うよ、そんなのじゃないよー!”って言ったら向こうからすると“そうだけど、そんなに言わなくても…”って思わせるのも嫌だしね(笑) 教頭は、そういう垣根を超えた友達っている?」
ぺえ教頭「それこそ私、中学・高校時代の同じ部活、男子バレー部だった時の友達はまさにそうだね。未だにつながって地元帰ったら会ったりする。確かに、男の子と仲良くしてると(周りには)意識してるのかなってすぐ思われてたけど…私はもう、それよりもその人との友情を選んだから突っ走ったけどね」
こもり校長「校長先生もさ、全日制の高校に通ってた1年生の時、結構(性別)分け隔てなく仲良いタイプだったから、すごい周りの人からはやし立てられることはあったの。“お前、誰でも好きじゃん”とか言われてたことってあるんだけど。教頭の言ったことと近いけど、それ以上にその子と一緒にいる時間の方が楽しかったし、気にしなかったっていうのがあるから…。意外とそういうのって軽く受け止めるくらいの心持ちでいても良いと思うんだけどね。でも、3月に告白した彼からも言われるんだもんね」
はるやさい「もう好きではないんですけど、その振られた日に家の用事があって傷心中になれなくて。その気晴らしに一緒に映画に行こうって(仲の良い男子と)映画に行ったのが、その告った相手にバレて、“付き合っとん?”みたいなのが始まって、ずっと言われてます」
こもり校長「なるほどね。タイミングが絶妙に絡まってる感じだ。振られたショックで一緒に行ったのに、向こう(告白された人)からすると“いやいや、そこ付き合ってんのかい”みたいな、いざこざ的な…。でも、伝えたいと思うのなら(誤解を)丁寧にほぐしていくしかないよね。友達にも聞かれて“いや、そういうのじゃないよ”って言うのも全然嘘じゃないし、それを言うことが悪いことでもないから。人と接したりする時って“付き合う・付き合わない”っていうのが意外と先行しちゃうじゃん。でも、はるやさいは一歩先、友情とか人間として付き合えてる経験を先にしてるから、たぶん周りの子がそういう経験をしていくにつれて理解もしていくと思う。だから焦る必要もないし、からかわれた時に違うよっていうのがダメなことでもないと思うから、その男友達を大切に思うって意味で、周りに(関係は)こうだよって言うのが良いのかなって思う。どう、言えなさそう?」
はるやさい「…言ってみたいとは思います」
ぺえ教頭「徐々に、ゆっくりね。もしかしたら全員が納得してくれることはないかもしれないけど、
わかってくれる人がいてくれればそれで良いってマインドで。私も何事もその気持ちで生きてるからさ」
こもり教頭「もちろん無理はしたらダメだよ。言わなきゃ言わなきゃってなっちゃうのは良くないけど、自分がこのタイミングで言えるなって言葉があったら、そこを信じて話して良いと思う。その子との関係がずっと続くことを願ってる! 俺も高校時代から一緒にいる友達っているから。大切にして、学校生活楽しんで!」
ぺえ教頭「うん。ありがと〜」
はるやさい「はい。ありがとうございました」
♪ FRIEND ZONE / ちゃんみな
こもり校長「関係性って当事者同士の話だけどさ、周りからすると突っ込みたくなるってところもあるじゃん。でもやっぱり自分が思ってる気持ちって言うのは、大事に伝えて欲しいなって思います」
今夜の授業は
『友達について知りたいこと』!
さぁ、続いていきます!
マヒ蔵 東京都 15歳 男性
こもり校長「学年は?」
マヒ蔵「中3です」
こもり校長「マヒ蔵が“友達について知りたいこと”ってなに?」
マヒ蔵「
親友とケンカしてしまってそのまま仲直りができていないので、仲直りの方法を教えて欲しいです」
ぺえ教頭「私、未だに(ケンカして)そのままの人、1人いる。高校時代に親友だったのに、結局お互い歩み寄れずに終わって、謝れずに」
こもり校長「今までずっとケンカのまま?」
ぺえ教頭「うん。歴史(長さ)は違うけどね(笑)」
こもり校長「そのケンカしちゃった親友はどういう関係なの?」
マヒ蔵「保育園の時から幼馴染で、小・中と全部クラスが一緒で。(お互いの)両親が同級生ということもあったんで、沖縄に旅行したりとか」
こもり校長「へ〜! 家族で一緒に!」
ぺえ教頭「それは親友だぁ」
こもり校長「逆にどうしたの? なんでケンカしちゃったの?」
マヒ蔵「2ヶ月前に図書館で勉強してて、僕がちょうど席を外してて。親友と、もう1人(友人が)いて、その子たちがふざけちゃって、それを僕のせいにされて…。それで学校に電話が掛かってきて、僕だけ怒られて終わり…みたいな」
こもり校長「図書館で騒いでいた時に、マヒ蔵はいなかったんだ?」
マヒ蔵「ちょうど本を借りに行こうと思って席にいなかったんで、たぶんその間にふざけて」
こもり校長「図書館の職員さんがその2人を怒って学校にクレームが入って、その2人が“マヒ蔵のせいです”って言ったってことか?」
マヒ蔵「そんな感じです」
こもり校長「親友の他にも、もう1人いたんでしょ?」
マヒ蔵「はい。僕と、その子のせいにされて。親友は2人を犠牲に出したって言うか」
こもり校長「じゃあ親友だけは怒られずじまい? それでケンカしたってことか」
マヒ蔵「そうです。軽く謝られたんですよ。でも腑(ふ)に落ちないんです」
こもり校長「聞いた話だけだとやっぱり腑に落ちないよね。でも、仲直りはしたいと思ってるんでしょ?」
マヒ蔵「思ってて、今も席が前後ろ同士なんですよ。なので授業中どうしてもペア組まなきゃいけないとかってあって、その時しか喋んないんで、それ以外ずっと気まずいって感じで。もう1人の子も仲が良いのでその子の取り合いをずっとしてる感じ」
ぺえ教頭「うん、わかるよ」
こもり校長「3人しかいないからね…。マヒ蔵の“親友と仲直りしたい”っていうのはさ、どうして仲直りしたいんだろう? 今のギクシャクしてる感じがやりづらいからか、もう1人の子を取り合ってるのが嫌だからか、単純にその子ともう1回仲良くなりたいからか…」
マヒ蔵「もう1回仲良くなりたいですね」
こもり校長「だとしたら…俺はやっぱり許せないよ、マヒ蔵の何故ケンカしたかっていう話を聞いたら全く許せないけど。そっち(仲直りしたい気持ち)を優先して他のものを削って、
自分から歩み寄っていくっていうのがすごくいいと思う」
ぺえ教頭「少し我慢してもってこと?」
こもり校長「そう。我慢してでもやっぱり仲良くなりたいし、この関係はすっげー今やだし、いづらいし。お前と一緒にいたいから、俺もギクシャクさせてごめん! って早い内に言うのが良いと思う」
ぺえ教頭「私みたいに長くなると、なかなか言いづらくなるからねぇ」
こもり校長「かたまり続けちゃうでしょ?」
ぺえ教頭「そうそう。もう戻れないからね」
マヒ蔵「1番嫌だったのが、7月に修学旅行があったんですよ。同じ班で…。ケンカした後ずっと班行動を一緒にやって最悪でしたね」
こもり校長「それはしんどいな。でもやっぱり、そういうしんどいなって経験を経て今があって、仲直りしたいんでしょ? ずっと一緒にいたしなぁ。だったら伝えてあげた方が良いと思う」
ぺえ教頭「だから、マヒ蔵が“俺が大人になってやるよ”って感覚?」
こもり校長「それもあるね。しかもここまで9年も一緒にいたら、今後9年も一緒にいるから」
ぺえ教頭「もう切っても切れないよね」
こもり校長「だったら、さっきマヒ蔵が言ったみたいに“楽しく話してた方が…”って正解だし、自分の気持ちに素直になりながら伝えた方が良いと思うから。タイミング難しいだろうけど、どう? 言えそう?」
マヒ蔵「…はい、頑張って(言ってみます)」
こもり校長「ちょっと無理する場面はあるかもしんないけど、もし勇気が出なかったらその日は書き込んでよ! 生徒のみんなも見てるし、俺たちも見てるから」
マヒ蔵「はい!」
こもり校長「いろいろ話してくれてありがとね。また何かあったらいつでも書き込んで」
ぺえ教頭「ありがとう〜」
マヒ蔵「ありがとうございました!」
今日の黒板
『 悩む、想う 』
こもり校長「色々と生徒の話とか聴いて、相手にどう思われているのか悩むことって自分を想うことだと思うの。一番最初の友達って自分であって、自分が傷つかないためにそういう悩み、でもそれって自分を思ってて。これ以上に自分以上に相手に伝えたいって考えたりとか思うことって、自然と悩みが相手への思いに変わっている時だと思うんだ。だからみんなが心の中にある“悩み”みたいなモノを大切にしてほしいなって今日改めて思ったから、『悩む、想う』って黒板を書かせてもらいました」
♪ 空の青さを知る人よ / あいみょん
ぺえ教頭「マヒ蔵の背中を、今日は押したじゃない? 私自身も高校時代に仲悪いまま終わっちゃった親友に、ちょっと連絡してみます!」
こもり校長「おぉ! 何年振りになるの?」
ぺえ教頭「もう10年近いけど、連絡先は変わらずに残ってる。私が謝らなきゃいけない状態で終わっちゃったから、ちょっと私も歩み寄ってみます」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK! は明日夜10時に再び開校!」
ぺえ教頭「起立! …礼!」
こもり校長・ぺえ教頭「また明日ーーーーー!!!!」
こもり校長の放送後記
想いを伝えるのは難しい。だから教えるんだ。
ぺえ教頭の放送後記
友達は、、、一生悩みは尽きないわね。
Music
2021.10.11 PLAYLIST
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友達って誰?「SOL!」こもり校長&ぺえ教頭の 友達だから話せること、友達でも言わないこと
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。10月11日(月)は、『友達について知りたい事』をテーマにお届けしました。10代のリスナーが抱える友達に関する悩みや相談を取り上げたのですが、まずはパーソナリティのこもり校長とぺえ教頭が “友達”について語り合った部分を紹介します。