今夜の授業を職員のいとかんが振り返り!
今夜のSCHOOL OF LOCK!にはフリーアナウンサーの青木源太先生が来校!
青木先生を迎えてお送りしていった今夜の授業は「コミュ力反省会」!!!
「友達にこんな言い方をして失敗してしまった」「会話の輪の中に途中から入るのをよく失敗する」「そもそも人と話すのが苦手でうまく喋れない」など
会話で失敗をしたという生徒の失敗談を教えてもらい、アドバイスを届けてもらった
電話を繋いだのは……修学旅行の自由行動を決める話し合いで自分の意見を言えなかったことから、行きたくもないラーメン屋に連れて行かれそうになっているという【北海道 16歳 女の子 ラジオネーム ぷぴぶん】
修学旅行の自由行動の行き先を話し合った所、班の中にいる女の子が「ラーメン屋に行きたい!」と言ってきた。個人的にはラーメンよりうどん派。
せっかくの修学旅行で行きたくもないお店に行くのは嫌だと感じたのだが意見を言うことができず、このままではラーメン屋に行くことになってしまう。どうすればいいのか?と聞いていった。
青木先生からのアドバイスは「なるべく最初の方にコメントをする!」「リアクションをしてあげて喋りやすい空気を作る!」の二つ。この2点を意識しつつうどん屋に行けるように頑張ってみてね!
続いて電話を繋いだのは……奇数(特に3人)でのトークが苦手でコンプレックスを抱いているという【長野県 18歳 女の子 ラジオネーム アンディのおもちゃ】
高校入学当初の大人数での会話のトラウマから奇数人数で話すのに抵抗がある。大学でもこれが原因で話すことに苦戦しているので、どうすれば大人数の時会話に入っていけるのか?と質問していった。
青木先生からのアドバイスは相手の言うことを肯定したまま、自分の意見も言える魔法の言葉「それでいうと」。この言葉を駆使して大学生活、頑張ってみてね!
最後に電話を繋いだのは……自分の一言のせいでバレー部内の会話を「シーン」と凍りつかせてしまったと言う【宮城県 16歳 男の子 ラジオネーム ジョイマンシメジ】
場の空気感を読むことが苦手で、大人数になればなるほどそういう一言をいってしまいがち。どうすれば空気感にハマる一言を言うことができる?と聞いていった。
青木先生からのアドバイスは「メモを取ること」。自分が変な空気を感じてしまったらメモを取ってみて、改めて見返してみよう!
今夜の授業はradikoのタイムフリーで聴きなおすことができます!ぜひ再出席してみてね!
青木源太先生と「コミュ力反省会」
『 小部屋 』
さかた校長「こもり教頭〜〜〜〜!」
こもり教頭「さかた校長〜〜〜!(笑)」
さかた校長「どうですか? 見えてますか? 聞こえてますか?」
こもり教頭「見えてますし、聞こえてますけど…、ちょっと校長の声の張りがないような感じがすると言いますか、ちょっと遠くにいる感じがすると言うか…」
さかた校長「本当に? めちゃくちゃに(声を)張って、反響にビックリしてるんだけど(笑) ボリューム感がめちゃくちゃ難しいけど…そんな感じ?
普段よりも張ってるように感じちゃうこの感じはね! 今夜のSCHOOL OF LOCK!は、久しぶりに謎の『小部屋』より、
リモート授業をお届け中です!!」
こもり教頭「そうなんです。今僕ら別々の謎の小部屋からお届けしております」
さかた校長「僕たちの体調は大丈夫なんですけれども、今新型コロナウィルスが蔓延しているということで、大事を取って、しばらくリモート授業をお届けすることになりました」
こもり教頭「このパターン久しぶりですね。今回の小部屋は、ちょっと慣れ親しんだ小部屋なんですよ」
さかた校長「広さ的にはどうなの?」
こもり教頭「広さ的には、横長の小部屋ですね。前だったら反対側を向いてやってたんですけど、今回はこっち側を向いてやってるって感じですね」
さかた校長「あーいつもとは逆の向きでやってると言うね」
こもり教頭「はい。いつもならレンガ側にいるんですけど、今日はホワイトボード側と言いますか(笑)」
さかた校長「ちょっとそれ分かりづらいな。そっち、めちゃめちゃ特殊な場所でやってんな」
こもり教頭「そうなんです。本当に謎が謎を呼ぶ小部屋にいるんですけど。校長先生は今回どんな感じですか?」
さかた校長「僕の謎の小部屋は…。いつも“ラジオの中の学校”と言って生放送教室をやってますけど、マジの学校だね!」
こもり教頭「噂にはお聞きしてますけども(笑)、あの有名な!」
さかた校長「SCHOOL OF LOCK!には持ち運びできるような黒板があるじゃない。(この小部屋には)絶対に持ち運べない、めちゃくちゃでかい黒板がもう備え付けてあります!」
こもり教頭「いいね〜(笑)」
さかた校長「限りなく学校に近い謎の小部屋から、今やらせてもらってます」
こもり教頭「じゃあ今聴いてくれてる生徒たちはすごくイメージしやすいような場所にいるんですね。きっと広いんでしょうね」
さかた校長「広いね! 教室のドア開けたら、めちゃくちゃでかい中庭もあるし。調べたらたぶん出てくるんじゃないかな? 何となくみんなも分かると思う!」
こもり教頭「(笑) そうね! 色んなYouTubeの現場で出てきますからね(笑)」
さかた校長「そういう学校の謎の小部屋でやってるんだけども…。オリンピックの閉会式観た?」
こもり教頭「すごいタイムリーなトークでいいですね! 僕はお仕事で観れてないんです」
さかた校長「あ、観れてない!? 残念! あんなに毎日メダル速報なんかを生放送教室でできて、一緒に感動を共有できたからさ」
こもり教頭「そうなんですよ」
さかた校長「でも、前日の野球も金メダルを獲れたりして、すごい盛り上がりの中、閉会式。アーティスト先生で言うと、スカパラ先生とかね。DJ松永先生とか、milet先生が歌われたりとか、音楽好きからしたら“おお!”ってグッと来るのがあって。日本の伝統芸能だったり、盆踊りだったり、沖縄から北海道まで伝統の踊りが観れたりとかあったね。
本当に選手のみなさんの顔がすごく良かったのよ! やり終えて満足しきった充実感があって、すごい各国入り乱れてコミュニケーション取ってる様子が流れたから、それにすごくグッと来たし、これはもう絶対に言わざるを得ないんだけど…。次回のパリがめちゃくちゃカッコよかったのよ!」
こもり教頭「次の開催国の!」
さかた校長「次のパリに向けての映像だったりが、本当に素敵な街並みを映してて、次回のオリンピックもワクワクしたね!」
こもり教頭「そうですね! まず、次はパラリンピックがありますから! そこも、ぜひ選手のみなさんにね」
さかた校長「そうね! パラリンピックの選手のみなさんも、ぜひ体調に気をつけて、活躍して頂きたいな、と思いつつ…。
もう1つ。台風9号の影響で、西日本を中心の大雨に見舞われてるみたいで。SCHOOL OF LOCK!を聴いている生徒がいる地域でも大雨になっていると聞きまして、すごい心配ではあるけれども。本当に、好奇心で近くの川とかを見に行くのとか、そういうのは身の危険(を回避すること)を第一にして欲しいなと思います!」
こもり教頭「うん」
さかた校長「東京も朝から風が強かったりしましたからね」
こもり教頭「そうですね。天候が崩れるところも多くなってくると思うので、まず第一に自分を大切にしていただければなと思います」
さかた校長「…ということで、場所は離れているけども、教頭! 今日もよろしくお願いします!」
こもり教頭「よろしくお願いします!」
♪ シリウス / Mr.ふぉるて
さかた校長「人生をかけてスポーツに打ち込んで金メダルを獲れた選手もいれば、惜しくも届かずに敗退してしまった選手たちもいるけれども。今SCHOOL OF LOCK!の生徒たちも部活をやってたりとか、自分のやっているスポーツの未来の延長線上に選手たちがいて、すごい勇気をもらったり、頑張ろうと思った生徒たちもたくさんいたと思う。引き続き、夏休みの部活も暑くて大変だと思うけど、君の夢中なことに打ち込んでもらいたいなと思います!」
さぁ、今夜のSCHOOL OF LOCK!は校長・教頭共にリモートで授業をお届け中!
さかた校長「そんな中、こちらもリモートで本日のゲスト講師が登場! フリーアナウンサーの
青木源太先生ーー!!!」
青木先生「どうも、よろしくお願いいたします!」
<イェーーイ!!>
さかた校長・こもり教頭「よろしくお願いいたします!」
さかた校長「“はじめまして”でリモートになってしまったんですけれども…」
青木先生「はじめまして! 曲が流れた時にこもり教頭がノリノリなところが見えてたので、私、テンション上がってます!」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
青木先生「音楽のノリ方もカッコイイですよね! こもり君のリズム感の良さ!」
こもり教頭「恥ずかしいですね(笑) やめてください! 離れてて褒められるのはちょっと耐えられないです(笑)」
青木先生「(笑)」
さかた校長「さすが、青木先生のこの鋭い洞察力!(笑)」
こもり教頭「さすが!」
さかた校長「本日はよろしくお願いします!
さあ、青木源太先生は、もともと日本テレビのアナウンサーとして『スッキリ』『PON!』『バゲット』など数々の番組を担当。そして大のジャニーズ好きアナウンサーで知られています!」
こもり教頭「今の情報で、“あー! あの人かーー!”ってなってる生徒も多いんじゃないかと思います」
青木先生「こもり君のこともいつもちゃんと観てますよ!」
こもり教頭「本当ですか!?(笑) 僕のことを好きって言ってください!」
青木先生「こもり君、好き♡」
こもり教頭「ありがとうございます!(笑)」
青木先生「(笑)」
さかた校長「青木先生がフリーアナウンサーになられたのはいつ頃からぐらいなんですか?」
青木先生「私は2020年の10月にフリーになったので、まだ1年経っていないんですよ。今9か月ぐらいですね」
さかた校長「じゃあ正直、まだ全然“ほやほや”と言えば…」
青木先生「本当にそうですよ。でもこの9か月間をとっても長く感じて。日本テレビを辞める時の最後の5年間は、午前中の帯番組のMCをやっていたので、生活がルーティンと言うか結構規則正しかったんですよ。それがなくなって、新しい仕事現場に行って、新しい仲間に会って、ご挨拶をして…と繰り返していたので、この9か月間は時の流れがとても長く、ありがたくも充実を感じております!」
さかた校長「5年間のルーティンみたいなものは、体に染みついてるものじゃないですか。すぐ体は戻ったんですか?」
青木先生「いえいえ。だから最初は疲れもすごい感じましたし、それまでは、例えば日本テレビのアナウンス部の仲間とコミュニケーションを取る時間というのも仕事の前後にあったんですけれども、フリーになると1人で仕事場から仕事場に行って…という感じなので、コミュニケーションも減ってしまって。コロナ禍というのもあり、なかなか仲間とも会えないじゃないですか」
こもり教頭「そうですね」
青木先生「だから、最初の方は“コミュニケーション不足の寂しさ”みたいなものは感じました」
さかた校長「いつもの状況と、昨今の世界の(状況と)変わりつつで、コミュニケーションの取り方もガラっと変わってしまったんですけれども…」
ということで、青木先生を迎えて送る今夜の授業は!
『コミュ力反省会』!!
さかた校長「アナウンサーはめちゃめちゃコミュ力が必要とされる職業だと思うんですよ。ぜひ今夜は、友達との会話やコミュニケーションで困っている生徒たちに、青木先生からアドバイスをいただきたいと思います!」
青木先生「はい!」
さかた校長「ということで、今回は“会話”で失敗してしまった生徒の反省会を、青木源太先生と一緒にお届けしていきたいと思う!」
例えば
「友達にこんな言い方をして失敗してしまった」
「会話の輪の中に途中から入るのをよく失敗する」
「マニアックな話題を振ったら、全然盛り上がらなかった!」
「そもそも人と話すのが苦手でうまく喋れない」など…
こもり教頭「とにかく、会話で失敗した生徒はその失敗談を送ってきて下さい!」
さかた校長「それでは、、青木源太先生、今夜は2時間よろしくお願いします!」
青木先生「よろしくお願いします!」
さぁ、今夜のゲスト講師、フリーアナウンサーの青木源太先生も謎の小部屋にいらっしゃいます。
さかた校長「青木先生のところの小部屋はどんな感じなんですか?」
青木先生「この小部屋はですね…、最近引っ越した私のレプロという事務所なんですけれども、新事務所になって、おしゃれで色んな仕掛けがある事務所なので、来るのが楽しみです」
さかた校長「(笑) いいなぁ!」
こもり教頭「じゃあアトラクションチックな?」
青木先生「そうですね。リモートとかもできるように、後ろがレンガだったりとか、観葉植物がいっぱいあるエリアもあります! ただ今回のSCHOOL OF LOCK!は、真面目な“学校”ですから、一番無機質なところに私はおります!」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
さかた校長「すごく綺麗なんですけど、あんまり情報量はないですもんね(笑) 青木先生も謎の小部屋から、共に2時間、よろしくお願いいたします!」
青木先生「よろしくお願いします」
さかた校長「今夜は青木先生と一緒に、“会話”そして“コミュ力”反省会をお届けしたいと思っているんですけれども…。青木源太先生は明日
『口ベタな人ほどうまくいく たった1日で会話が弾む! 話し方のコツ大全』という本を発売されます!! おめでとうございます!」
<イェーーイ!!>
青木先生「ありがとうございます! 『コミュ力』なんて言葉をよく聞きますけれども、コミュ力を上げたいなと思っている方向けに、87個、“話し方のコツ”を纏めさせていただきましたので、1つはヒントになるものがあるんじゃないかな、というふうに思っております」
さかた校長「話し方のコツを87個も書いてあるんですけれども、そもそも、青木先生は話すのが得意だったんですか?」
青木先生「私は、日本テレビにアナウンサーとして入社しましたけど、それまで特別に、アナウンススクールだとか、放送研究会だとか、そういったところに所属していたわけではないんです。どちらかと言えば口下手で、そんなに話すことも得意じゃなかったんですよね。
アナウンサーとしても、自分が特別話が上手いとは全く思っていないんですが、ただ1つだけ、自分の中に自負があって。それは、アナウンサーとして日本テレビに入社して、例えば、お笑い芸人さんだとか、周りのアナウンサーの仲間だとかで、“話し方が上手い人を観察してきた”自負はとってもあるんです。だから、いろんなコミュ力の高い人を見て、“あ、こういうところが素晴らしいな”と思った部分を本に纏めました」
さかた校長・こもり教頭「なるほど!」
さかた校長「やっぱり仕事上、いろんな業種の方とコミュニケーションを取ることが多いですもんね」
青木先生「そうですね」
さかた校長「本の中でも、コツももちろんそうですけど、エピソードがめちゃめちゃ面白かったんですよ」
青木先生「そうなんです。話し方のコツ以外にも、番組のオンエアとか収録の時に実際にあったエピソードも交えて、いろんな方のエピソードを書かせていただいております」
こもり教頭「この『口ベタな人ほどうまくいく たった1日で会話が弾む! 話し方のコツ大全』には、先ほどもおっしゃっていましたが、87個のしゃべるコツが書かれています。ちょっと例を挙げたいなと思うんですけど…」
『結論を先に話すと相手が一生懸命に聞いてくれる』
青木先生「これは話し言葉だけじゃなくて、物を書く時も一緒ですよね。基本的には、結論を先に言ってから補足情報を言う。これはもう会話の鉄則だと思います。誰かと話している時に、話がちょっと冗長な人で“で、結局何が言いたいの?”みたいな感じで会話が終わってしまう時があるんですよね。それを避けるために、まずは結論を言う。これは非常に大切なことなんじゃないかなと思います」
こもり教頭「なるほどですね! ちょっとこれグサっと来たんだよな、俺(笑)」
さかた校長「うん。僕たちは本当にだらだらと長く喋ってしまって、“あれ、何が言いたかったんだろう?”みたいの、よくあるんですよ」
こもり教頭「自分でも迷子になる」
青木先生「でもそれは時と場合にもよって、例えばLIVE中のMCとかって、みんなが和気あいあいとわちゃわちゃ喋ってるところを見ていられればファンは幸せなので、番組とかLIVE中はいいんですよ。だってこもり教頭はLIVE中のMCで、結論しか言わないって言ったら、MC5分で終わっちゃいますよね」
こもり教頭「下手したら5分かかんないですね」
青木先生「(笑) あれはわちゃわちゃしたコミュニケーションを見たくてファンは来ているので…」
さかた校長「ちょっと、青木先生はアーティスト愛が強すぎるな(笑)」
こもり教頭・青木先生「(笑)」
こもり教頭「そして、こんなことも書いてあります」
『自分が思うよりも20%大きくリアクションしてみる』
青木先生「これは大切ですね。たぶん、自分の中で大きくリアクションしたと思っても、周りから見ると大したことないんですよ。だから自分の中でのリミッターを外して、大きくリアクションすると、相手が気持ちよく喋ることができるんですよね。
で、これは勘違いしちゃうんですけども…。コミュニケーションというのは双方向なので、“自分がうまく喋らなきゃ”とか“長く喋らなきゃ”って思ってる方が多いと思うんですけど、“相手が気持ちよく喋っていて、自分がそれに相づちを打っていました。”っていうだけでも、相手が気持ちよく喋っていたのならば、いいコミュニケーションが成立してるんですよ。なのでリアクションというのはとっても大切なんですね」
こもり教頭「なるほどー! 確かにそう思います!」
さかた校長「特にラジオだと声だけだったりするんで、余計にリアクションを大きく取らないと伝わりづらいみたいなのも、僕もやりながら改めて思いましたもんね」
青木先生「あー、やっぱり感じますか」
さかた校長「はい」
青木先生「あと、リモート会議とかの機会も多いじゃないですか。実はそういう時も大事で、誰かが喋っていて、自分は喋っていないけれども画面に映っている時に、ちゃんと“うんうん”と頷いてあげることってとっても大事なんですよね。
…あー、お2人、めちゃくちゃ頷いてくださっています! 校長、そして教頭が、首が外れるぐらいの勢いで、わたくしのコメントに頷いてくださっています!」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
さかた校長「嬉しい!」
青木先生「それだけリアクションがあると、わたくしも調子よく喋っちゃうんですよね!」
こもり教頭「もう安心感が」
さかた校長「いろんな87個の会話のコツがあって、僕がすごく気になるやつがあったんですけど…」
こもり教頭「お、何ですか?」
『相手の話を8割にして、自分の話は2割にする』
さかた校長「『話し上手は聞き上手』みたいな言葉は知ってて、もちろん聞くことは(大事)って思ってたんですけど。『聞く』っていう作業が“話し上手になりたい”とは真逆なところにあるんで、それでも、『8割も相手に持たせて、2割ぐらい喋る』という会話の量が、心理学者的にも1番いいとなってるっていうのが、改めて“やっぱり聞いてこそなんだな”というのが(分かって)すごい目からウロコでしたね」
青木先生「そうですよね。今まさに校長が『話し上手は聞き上手』っていう言葉を言いましたけれども、話し上手を目指すよりも、まず聞き上手を目指す方がハードルも低いんですよ。なので、最初は聞き上手を目指すべきだと私は思いますね」
さかた校長「なるほど。教頭は(気になった項目は)あります?」
こもり教頭「ありますよ」
『目線が泳ぐのはNG。視線を外す時のコツ』
こもり教頭「これは『話す』というところはまたちょっと違うところになると思うんですけど…。目線ってすごく難しいじゃないですか。これは実際に僕もすごく悩んでるところでもあるんです。
細かいアドバイスみたいなのも書いてあるんですけれど、やっぱり『目線』というのもすごい大事ですか?」
青木先生「そうですね。真剣に会話に向き合っているような印象を与えることっていうのは、とっても大事なんですよね。だけど、人間も動物ですから、動物って目と目が合うとちょっと身構えてしまうんですよ。みなさんもたぶん心当たりあると思いますけど。とは言え、下に目線を剥けてしまうと“自分の話に興味がないのかな?”と思わせてしまうので、なるべく、相手の顔の上半分を見ることを意識するといいんじゃないでしょうか」
こもり教頭「これ勉強になったなぁ…! 本当に悩んじゃうんだよなぁ」
青木先生「あとは、目線は合わせることができなくても、体の向きだけは向ける、とか」
さかた校長「なるほど! すごくいろんな細かいテクニックが詰め込まれていますけれども…。この後、青木先生に、生徒の『コミュ力反省会』に参加していただきます!」
♪ コミュニケーション / Perfume
さあ、生徒の『コミュ力反省会』をやっていこう!
ぷぴぶん 北海道 16歳 女性
RN ぷぴぶんは高校2年生! 行くぞ!!
こもり教頭「中2高2は当たって!?」
ぷぴぶん「砕けろー」
こもり教頭「突っ走れ!!」
ぷぴぶん「おー」
こもり教頭「よく言った!」
そんなあたジェネのRN ぷぴぶんがした失敗とは…?
ぷぴぶん「
修学旅行の自由行動の話で、自分の意見が言えなくなってしまい、行きたくないラーメン屋さんに連れて行かれそうです」
こもり教頭「『連れて行かれそう』って何だ(笑)」
さかた校長「これは、どういったふうな話し合いがあったの?」
ぷぴぶん「夏休み前に、修学旅行の自由行動で行く場所の話になったんですけど、4人の女子のグループで、主張の強いリーダーみたいな人が1人いて、その子がずっと“ラーメン屋さんに行きたい”と言っていて。私はちょっとラーメンが苦手であんまり行きたくなくて、他に行きたいところもあるんですけど、自分的に勇気が出ずに、自分の意見が言えなくなってしまいました」
さかた校長「なるほど、そうか。本当は嫌だけど、自分の意見が言いづらいというな。実際は何が食べたいとかあるの?」
ぷぴぶん「実際は、うどんが食べたいんです」
さかた校長「うどんね! 麺類だけど、ちょっと真逆ではあるからなぁ」
こもり教頭「ちょっと種類が違いますからね」
さかた校長「青木先生、なかなか自分の意見が言えないというところなんですけど、いかがですか?」
青木先生「ぷぴぶんさんのお悩み、たぶんそういうことを悩んでる方は多いと思うんですよ。『何人かで話し合っている時に、なかなか自分の意見を言うことができない』という方は多いと思うんですけれども…。
まず、ポイントは1つ!
グループでディスカッション・会話が始まった時に、なるべく最初の方に、短くてもコメントを入れるんです。そうすることによって、“私はコメントを言う人なんですよ”っていうことが周知されるんですね。それをしないと、“あの人は喋らない人なんだ”みたいなレッテルを貼られて、全く意見を聞いてもらえないまま時間だけが過ぎていく。時間が過ぎていくとなかなか言いづらくなって来るんですよ。だからなるべく早めに『うどん』というワードを出せれば良かったんですね」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
青木先生「あともう1つあるのは、グループで喋る時に気をつけて欲しいことは、先ほども申し上げましたけど、
リアクションなんですよ。リアクションすると、喋りやすい空気を作ることができます。でもそれは、いずれ喋る自分のためでもあるんですよね。
フジテレビの番組の『人志松本のすべらない話』っていう番組を思い浮かべていただいたらわかりやすいんですけども、あの番組って、誰かが話した時に必ずみんな笑うじゃないですか。要は、“すべらない空気”っていうのをみんなで作ってるんですよ。だから、安心して自分のエピソードを喋ることができるんです。
だからそんな感じで、ラーメンを食べたいと言ったお友達にも、ちゃんとリアクションをしてあげて、で、なおかつ、喋りやすい空気を作って、言ってあげればいいかなと思います。
でも、ぷぴぶんさん」
ぷぴぶん「はい」
青木先生「もしかして、もうラーメン食べることが決まっちゃったんですか?」
ぷぴぶん「いえ、まだ、夏休み明けに最終的に話し合いが1回だけあるので、そこで決まります」
青木先生「なるほど。もちろんそこでうどんの意見を出すのもいいですけれども、これはコミュニケーションとは別のアドバイスですけれども…。人の意見を聞いてラーメンを食べてみて“あ、意外と美味しいかも”という出会いも、もしかしたらあるかもしれませんし、あとは、今回は無理だったけど、次に誰か大切な人と行く時に“うどん食べよう”って言うという新たな目標を作るというのもいいかもしれませんよ」
ぷぴぶん「はい」
さかた校長「ぷぴぶん、どうだ?」
ぷぴぶん「すごい大事なことを貰うことができました」
こもり教頭「これは学んだね(笑)」
さかた校長「(笑) 違うシチュエーションでも使えるようなことを、青木先生が言ってくださったからね」
ぷぴぶん「はい」
さかた校長「とりあえず、あと1回ラストチャンスがあるのなら、早めに『うどん』っていうワードを出すのは全然アリだと思うよ(笑)」
青木先生「そう思う!」
さかた校長「最高の修学旅行にして欲しいね!」
青木先生「素敵な思い出ができるといいですね」
ぷぴぶん「はい!」
さかた校長「ぷぴぶん、ラストチャンスに向けて、頑張ってくれよ!」
ぷぴぶん「はい」
青木先生「頑張ってね」
さかた校長・こもり教頭「ありがとねー!」
ぷぴぶん「ありがとうございます!」
RN ぷぴぶん、話を聞かせてくれてありがとう!
こもり教頭「いやぁ、良かったですね!」
さかた校長「青木先生。リスナーの生徒たちは10代向けなんですけども、社会人でも今すぐに使えるような(アドバイス)…(笑)」
こもり教頭「普通に聞いてて“ですよね”って思っちゃいましたもん」
青木先生「(笑)」
さあ、23時台も校長、教頭共にリモートで授業をお届け中!
さかた校長「そしてリモートゲスト講師は、フリーアナウンサーの青木源太先生が来てくれています」
青木先生「はい、お世話になっております! よろしくお願いいたします!」
さかた校長・こもり教頭「よろしくお願いいたします!」
さかた校長「やっぱり青木先生は『お世話になっております』の一言だけでも本当に聞き取りやすく、すっと入ってきますね」
青木先生「本当ですか? 私も最初はこんなに発声もできていなかったし、活舌も良くなかったんですけれども、やっぱり喋りって場数ですから。
緊張する場数を踏めば踏むほど、喋りの力って上達していくと思いますよ」
さかた校長「もうコツの1つをスムーズに教えていただきました(笑) ありがとうございます!」
こもり教頭「(笑) 本当に勉強になりますね。こっちも頑張っていきましょう(笑)」
さかた校長「はい!」
では、今夜の授業テーマの『コミュ力反省会』!
続いて話を聞かせてくれる生徒は…。
アンディのおもちゃ 長野県 18歳 女性
大学1年生のRN アンディのおもちゃが会話で失敗してしまったこととは…?
アンディのおもちゃ「奇数の人数で話すことがとても苦手です」
さかた校長・こもり教頭「奇数?」
さかた校長「2人だったら大丈夫だけど、3人だったり…」
こもり教頭「5人とか?」
アンディのおもちゃ「はい。人数が多くなる会話を避けちゃうところはあります」
さかた校長「苦手になった理由とかきっかけみたいなのはあるの?」
アンディのおもちゃ「はい。高校の最初の時に5人で仲が良かったんですけど、だんだんみんなが2人・2人とかで喋るようになって、うまく会話に入れなくなってっちゃって…。そのことを一番仲が良かった友達に相談したんですけど、その子があんまり奇数とかを気にするタイプじゃなかったので軽く流される感じになって。それでそのグループから離れたことが原因で、今でも奇数とかで喋るのが苦手になっています」
さかた校長・こもり教頭「なるほどな」
さかた校長「5人でも2・2に別れた時に1人ぼっちになってしまうもんね。そのことが原因で奇数が苦手になってるけど…、一番苦手だなぁっていう人数はあるの?」
アンディのおもちゃ「やっぱり3人は苦手です」
こもり教頭「3人になると何が苦手なんだろう? コミュニケーションで自分が話しに行くのが苦手? それとも聞き続けるのが苦手なのかな?」
アンディのおもちゃ「話しに行くことが苦手で、相づちとかぐらいならまだできるんですけど、ちょっと2人の喋ってる空気感に入れなくて、距離を置いちゃうことがあります」
こもり教頭「あー」
さかた校長「2人が盛り上がっていれば盛り上がっているほど、入りづらいみたいなことなのか」
アンディのおもちゃ「はい」
こもり教頭「確かに、3人って微妙なラインかもなぁ。2人で話されてると、ちょっとそこに入るタイミングは伺っちゃうかも」
さかた校長「青木先生。こういう3人でいて、相手が会話している時にその中に入るテクニックってありますかね?」
青木先生「はい。“1対1だったら喋れるんだけれども、人数が増えていくとなかなか会話に入りづらい”って悩んでる方は本当に多いんですよ。だからアンディのおもちゃさんだけじゃなくて、たぶん大人になっても悩んでる方はたくさんいると思います。
先ほども申し上げましたけれども、
まずはリアクションを取ることからなんですよね。その中でも、リアクションって“肯定”であったり“同意”であったり、そういった意をリアクションすることによって、スムーズに入っていくことができます。
1つ、“魔法の言葉”をアンディのおもちゃさんに授けると…、よく使えるワードとしてあるのが、
『それで言うと…』という言葉です」
さかた校長・こもり教頭「ほう!」
青木先生「誰かが会話してる中に“ああ、それで言うと…”って言いながら入っていくと、その言葉のいいところって、相手の言うことも肯定しているんですよ。肯定したまま自分の話ができる、っていうのがいいポイントなので、ぜひ使ってみて欲しいなというふうに思います」
さかた校長「うんうん」
青木先生「あと、『3人で話している時に話に入りづらい』ってアンディのおもちゃさんが言っていましたけれども、3人ということは、他のAさんとBさんがアンディのおもちゃさん以外に喋ってるわけですよね。でも、AさんとBさんという自分以外の2人がいた時に、
どっちか乗っかりやすい方って必ずいると思うんで、それをまず見つける。“Aさんの言葉尻を捕らえて入って行った方が入りやすいな”とか、“Bさんの方が入りやすいな”とか。これは、1対1で喋る時に喋りやすい方がきっと入りやすい方だと思うので、
その人の言葉尻を捕まえて入っていくというのがいいかもしれませんね」
こもり教頭「あー、なるほどー…!」
さかた校長「アンディのおもちゃ、どうだ?」
アンディのおもちゃ「はい。『それで言うと』って使ったり、入りやすい方に入ってみて、自分から試していこうって思いました!」
こもり教頭「うん! もうこれは明日から使えるアドバイスと言うかコツだからね!」
アンディのおもちゃ「はい!」
さかた校長「『それで言うと』。マジで魔法の言葉を、正直俺たちもいただいた、と言うか」
青木先生「(笑)」
こもり教頭「うん。『それで言うと』ね、確かに本を読ませていただいた時にもいろいろと書いてあって、“確かにな!”って僕も思った部分があるので、それを使って行きたいと思います!」
さかた校長「ちょっとあざといな!」
こもり教頭・青木先生「(笑)」
さかた校長「今のはさっそく過ぎるって(笑)」
青木先生「アンディのおもちゃさんは大学1年生ということで、たくさん新しい友達もできるといいですね!」
アンディのおもちゃ「ありがとうございます!」
青木先生「勇気出して会話して、お友達たくさん作ってください」
アンディのおもちゃ「はい!」
さかた校長「あとは、さっき言ってたようにリアクションもめちゃめちゃ大事だしね。相手に同意も肯定も伝わると思うからな。アンディのおもちゃは聞き上手っていうのもあると思うしね。それの中で魔法の言葉を使いつつ、新しい友達だったりコミュニケーションの中、どんどん広めて行って欲しいね!」
アンディのおもちゃ「はい!」
さかた校長「頑張ってな!」
青木先生「頑張ってください!」
アンディのおもちゃ「ありがとうございます!」
こもり教頭「ありがとねー!」
RN アンディのおもちゃ、話を聞かせてくれてありがとう!
♪ 言葉がなかったら / MONO NO AWARE
さかた校長「さっき魔法の言葉を青木先生からいただいたけど、2人の話を“うんうん”と頷いてあげるだけでも、もう会話に入ってるからね。言葉がなくても伝わる想いもあるからな」
こもり教頭「そうですね」
■
青木先生の本
青木先生の本買おうと思う。
正直コミュ力無さすぎていろいろ今でも失敗することがよくあるから、自分や相手のため、将来のために買っておきたいな。
ゆり
女性/12歳/山形県
2021-08-09 23:19
こもり教頭「…というコメントをくれてて。さっきのアンディのおもちゃみたいに、悩んでる生徒も多いと思うんですよ。人が溢れることで、今は夏休みに入ったから自分の時間が増えてるけど、もし“学校が始まった時にまたクラスになじめるだろうか?”みたいに悩んでいる生徒もすごく多いと思うんで、本当に実用的と言うか明日から使えるコツをこの夏にマスターしたいなと思いますけどね」
青木先生「みんな悩んでるということですよね。私も話すことを仕事にしてますけど、私自身もまだ思い悩む時がある。それくらい難しいのがコミュニケーションなので、本当に一歩ずつコミュ力を高めていくしかないんじゃないかなと思います」
さかた校長「全国の中学・高校の図書の先生。この本を指定図書にお願いします!」
青木先生「(笑)」
こもり教頭「入れてもいいと思いますよ! 絶対これ学んだ方がいいよね!(笑)」
さかた校長「あってもいいよね! 素晴らしいテクニックが詰まってるし、先生も勉強になるしね」
まだまだ生徒と話をしていこう。
ジョイマンシメジ 宮城県 16歳 男性
高校1年生のRN ジョイマンシメジが、会話で失敗してしまったこととは…?
ジョイマンシメジ「バレー部のメンバー内で、1人の子をみんなでいじってた時に、僕が強めのツッコミを言ったせいで、場をシーンと静まり返らせてしまいました」
さかた校長「バレー部のメンバーの子たちはみんな仲がいいの?」
ジョイマンシメジ「仲いいです」
さかた校長「そのシーンとなってしまったというのは、ジョイマンシメジの一言でなっちゃったんだ?」
ジョイマンシメジ「みんながバンバンいじってて、そこで僕もいじって、それがたまたまちょっと強めのツッコミを言ってたりして、それが場の空気に合ってない一言だったのかな、って。それでその結果、みんな静まり返っちゃった、ってなってしまいました」
こもり教頭「その場に合わない一言を言ってしまって、場を静まらせてしまうことへのトラウマと言うか失敗があったってことだよね」
ジョイマンシメジ「はい」
さかた校長「ジョイマンシメジ的には、そういうのって自分の中であったりするの?」
ジョイマンシメジ「前からあって、普段から、僕があんまりボケたりツッコまない感じなんで、だからたぶんなおさら皆が“え?”って感じになって、静まり返ったのかな、と思います」
こもり教頭「そうか…」
さかた校長「なるほどな。普段そういうことをしない分、ギャップでね。でも、俺も職業柄お笑い好きなところもあるんだけど、意図的に狙いに行くと言うか、もっと盛り上がればと思って、良かれと思って言った一言が全然その空気感にはまってなくて、“え? ヤバイヤバイ!”みたいな空気になることは、7000回ぐらいあるかな?」
青木先生・ジョイマンシメジ「(笑)」
こもり教頭「そう意味では、SCHOOL OF LOCK!の中だけでも、校長が言って静まり返るっていうのは多発してますからね」
さかた校長「たぶんSCHOOL OF LOCK!で6800回ぐらいやってる気がする」
こもり教頭「(笑)」
青木先生「ほぼSCHOOL OF LOCK!じゃないですか(笑)」
さかた校長「(笑) まぁ、こういうシチュエーションだったり経験って、日常ではあるし。そういう時、ジョイマンシメジは“ああ、ミスったなー”“また同じことやっちゃったな”みたいに思っちゃう?」
ジョイマンシメジ「結構思ったりします。あと、言って、1人になってから“何で言ったんだろう?”みたいに後悔したりしますね」
さかた校長「わかってはいるけど、ふとした瞬間だから繰り返してしまうというところだけども…。
青木先生。この、場の空気を読めずに言ってしまうという場面はどうですか?」
青木先生「そうですね。ジョイマンシメジさんの素晴らしいところは、
“自分が失敗したな”っていうところをちゃんと理解している・わかっているというところなんですよね。これって、シーンとなっていることすらジョイマンシメジさんが気づかなければ、ただ“KYな人”っていうレッテルを貼られてそのまま終わっちゃうんだけれども。ジョイマンシメジさんの場合は、自分が失敗したということがわかってる。これがまず大切な1つのポイントなんですね。
先ほど、1人の子をみんなでいじってた、と。非常に仲のいい同じ部活のメンバーとお話がありましたけど。基本的に、
“誰かをいじる”というのは、めちゃくちゃ高度なコミュニケーションです。僕は基本的にしません。美味しくいじるスキルがないから。芸人さんがテレビとかでいじっていじられ、ワハハ、って笑いに繋がってるのは、ある意味、非常に高度な認め合いがあったりだとか愛があって、はじめて成立しているコミュニケーションなので、誰かをいじってうまいこと言って笑いを取ろうっていうのを目指すこと自体が、とてもハードルの高い難しいことだというのを理解してください。
でも同じ部活のコミュニケーションで、誰かがいじったりとか自分もいじられることがあって盛り上がるというのは、もちろんわかるので、それを上達させたいと思うのであれば、
メモを取ってみるというのを1つオススメします。メモを取ることで何がわかるかと言うと、“こういう状況で、こういう発言をした時に、すべったんだな・シーンとなったんだな”っていうのが、統計的に大系的に理解できるようになって、同じ失敗を繰り返さないようになるので、今スマホにもメモ機能があるから、ちょっと悔しい思いをした時は帰り道でそれをメモってみる、というのも、1つの手としてはあります。
でも、何回も何回もジョイマンシメジさんがそのように失敗して、なかなかいじるのが苦手だなと思うのであれば、無理にいじる側に回る必要もないとは、僕は思いますよ」
こもり教頭「うん」
青木先生「同じ部活のメンバーで、やっぱりバレー部でもポジションってあるじゃないですか。ローテーションで回って行きますよね。僕は、会話もいろんなポジションの人がいていいと思うので、無理にいじって盛り上げようという気持ちを持たなくてもいいんじゃないかな、というふうに思います」
さかた校長「うん。ジョイマンシメジ、どうだ?」
ジョイマンシメジ「いろんな見方があって、いじるだけじゃないというのもわかったし、青木先生の言葉が説得力があって、さすがだと思います」
こもり教頭「うん(笑)、本当にそう思う!」
さかた校長「これは、ジョイマンシメジも(本を)購入しますね!」
青木先生「そんな…(笑)」
ジョイマンシメジ「100万冊購入します!」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
青木先生「バレー部の友達にも言っといて!(笑)」
こもり教頭「(笑)」
ジョイマンシメジ「顧問にも言っときます!」
さかた校長「ジョイマンシメジ、今のは、すごいナイスコメント!」
青木先生「ジョイマンシメジくん、できるじゃないですか! 人をいじるんじゃなくて、その方向で言った方がいい。
話を広げて外側に盛り上げるって、その手法できますよ」
ジョイマンシメジ「ありがとうございます」
さかた校長「これは新しい才能を見つけたし、自分の会話の色があると思うからそれを見つけて、明日からいろいろとテクニックを活用してくれ!」
ジョイマンシメジ「頑張ります!」
こもり教頭「頑張ってー!」
さかた校長「うん、よく言った!」
RN ジョイマンシメジ、話を聞かせてくれてありがとう!
今日の黒板
今日は黒板ではなく、青木先生から言葉をいただいたぞ。
『 コミュニケーションは双方向 』
青木先生「無理して自分が話さないといけないとか盛り上げないといけないと思う必要はありません。相手が盛り上がってる、相手が楽しく話していれば、相槌を打っているだけでも素晴らしいコミュニケーションとして成立していますので、まずは聞き上手から目指していきましょう!」
♪ サイダーのように言葉が湧き上がる / never young beach
さかた校長「青木先生、今すぐにでも使えるコツを話してくれて、最後に電話したジョイマンシメジなんか、自分では探せなかった、新しいコミュニケーションの取り方の自分のポジションを見つけたような感じがして。自分への新しい発見にもなる本ですね。
僕は青木先生にこれだけは伝えたいんですけど、すごくお笑い芸人さんへのリスペクトが詰まってて(笑)」
青木先生「そうなんですよ。この本にも、たくさんお笑い芸人さんのことを書かせていただいています。僕はテレビ朝日に入って一番喋りがすごいなと思ったのはお笑い芸人さんなんで、本当にそこのリスペクトはすごく感じています」
さかた校長「僕もそういうお笑い芸人さんのカテゴリーに混ざれるように、日々精進したいところでございます!」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「青木源太先生、本日は本当にありがとうございました!」
こもり教頭「ありがとうございました!」
青木先生「ありがとうございました!」
さかた校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」
こもり教頭「起立! …礼!」
さかた校長・こもり教頭・青木先生「また明日ーーーーー!!」
♪ 愛を伝えたいだとか / あいみょん
さかた校長の放送後記
話し上手は聞き上手。心を持っての頷きはコミュニケーションの最初の一歩。
こもり教頭の放送後記
コミュニケーションは僕と君を繋ぐ魔法の言葉!!
Music
2021.8.9 PLAYLIST
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青木源太 フリーになって9ヵ月「コミュニケーション不足の寂しさがあります」
フリーアナウンサーの青木源太さんが、8月9日(月)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、フリーになってからの生活や気持ちの変化を聞きました。