Rin-chang先生


「春に」
泉まくら

ある日、あたしのトナリにいつもいる人が、
動画サイトで、この曲を聴いていた…。
あたしは、すぐに「この曲ダレ?」と聞いたのだけど、
メモすることを忘れ、それから数日がたった…。
どうしても、もう1度この曲が、あのラップが聴きたくて、
思いつく限りのキーワードを入力して検索して…
そして、再び出会えた。
その日は、ひたすら「泉まくら」を再生し続けた。

まだ階段を昇りきることができない…
踊り場で、へらへら変な笑い方をしていたあの頃。
一生懸命、前に向かって走っているつもりが、
実は、後ろに向かって全力疾走していた…。
だけど、後ろだと思っていたのは、
実は、ほんの少し斜め前で、
実は、ちょっとだけ、ちょっとずつ、前進していたみたい。

「大人が急にもう子供じゃないと」
そんな頃も、いまでは悪くないと思える。
「大人が急にもう子供じゃないと」
そんな頃を過ごしているキミは、この曲を聴いてどう思うのかな…。