空気の薄い水槽みたいな教室で、同じ制服を来て、お互いを格付けしあう。
あの子が大キライで、あの子が大好きで、
自分が大嫌いで、自分が大好きで、
あの子を憎んで、あの子に嫉妬して、
「全員死ね。」「世界中に平和を。」
シリアスで、くだらなくて、
何者でもなくて、何者にでもなれそうで、
誰かに抱きしめてもらいたくて、ほっといてほしくて、
そんなどこまで触ってもいびつな形の気持ちに蓋をして過ごす永遠に続きそうな息苦しい毎日。
こんなはずじゃない、じゃあ何が違うの?
時計だけが正しい時を刻む、世界も自分も間違った“あの夜”に音をつけるとしたらこんな音楽。