私は女性ですが、「好き」の対象は男性でも女性でもあり得ます。
毎週月曜日のこの時間は、『SOCIAL LOCKS!』。生まれた環境のこと、性のこと、障がいのこと、さまざまな生徒の声を届けていきます。
今夜、声を届けてくれるのは…!
兵庫県 18歳 大学1年生 お昼寝の達人!ハルチコです。
私は、恋愛感情の「好き」が周りの人と異なります。
具体的には、「友情の好き」も「恋愛の好き」も、同じように感じていて、その中で1番好きな人に対して、「お付き合いしたい」という感情を持ちます。
私は女性ですが、その「好き」の対象は、男性でも女性でもあり得ます。
高校生までは、女性の恋愛対象は男性で、お付き合いする相手は男性だと思い込んでいたので、男性の中で1番好きだった人とお付き合いしました。でも、実はその時、彼よりも好きな女の子がいたので、彼とはハグしたい、キスしたいという気持ちにはならず、付き合っていることに違和感があって、お別れしました。
このような私の「好き」の感情については、周りに話してもなかなか理解されなくて、いつももどかしい気持ちを抱えています。
そして、理解してくれない友達の反応を見ているからこそ、お付き合いしたい人が「女性」だった場合は、どう思われるか考えると怖くて、自分の気持ちを打ち明けることができません。
今は大学生になり、「結婚するならどんな人?」という話題が増えました。
私が将来のパートナーを選ぶ時には、性別関係なく、1番好きな相手を堂々と選べる、世の中になっていたらいいなと思います。
そのためにも、世の中には、異性というくくりではなく、いろんな形で「好き」を感じる人がいることを多くの人に知ってもらいたいです。
本来、「好き」という言葉が、ちょっといろんな意味を含んでるなって思うのよ。
そうだね。
恋人に対して「好き」っていうのもあるし、友達に対しての「好き」もあるじゃない。家族に対して「好き」も使えるし、先生に対して「好き」も使えるし、それこそ動物にだってもちろん「好き」という言葉は使えるから、なんか「好き」っていう言葉はいろんな意味を持ちすぎちゃって、使うのは難しいなって、俺は昔から思っている。
だから、RN お昼寝の達人!ハルチコの「好き」という言葉も、みんなはきっといろんなものを含んで考えちゃうから、伝えた時にやっぱり悩むじゃない。
それを伝えて理解されなくてもどかしい気持ちを抱えてるのも事実だろうし、逆にその「好き」という言葉では明確に表せないからこそ、周りの子も、突き放すつもりはないだろうけど、理解しようと頑張ってもがいてしまうということに、またちょっとモヤモヤを抱えてしまったり…みたいなことがあるのかなと。
恋なのか友情なのか、とかね。いろんな線引きもある中でね。これはすごく難しい。
でも、いろんな形で「好き」を感じる人がいるっていうのはもちろんそうだし、そうであるべきだし、それを否定する権利はもちろん俺にもないし、否定するものだとも思っていないから、「そういうこともあるんだよ」ということを多くの人に知ってもらいたいっていう気持ちは理解したいと思う。
今回、考えさせられましたね。
そうだね。本当に、声を届けてくれてありがとう。
『SOCIAL LOCKS!』では、引き続き色々な生徒の声を届けていきます。
みんなにわかってほしいのにわかってもらえないこと、毎日の中で“もっとこうなればいいのに”と思っていること、ぜひ直接届けてください。特設サイトで待ってます!