みんなで次の社会の鍵を探す授業『SOCIAL LOCKS!』開講!
2021
放送後記

みんなで次の社会の鍵を探す授業『SOCIAL LOCKS!』開講!

こもり校長

さあ、23時になりました!今夜から毎週月曜日のこの時間は、新たな授業をお届けしたいと思います。それでは黒板を書きます。

『 SOCIAL LOCKS! 』

黒板
こもり校長

『SOCIAL LOCKS!』日本財団 True Colors Festivalとお送りします。

こもり校長

今夜から、毎週月曜日のこの時間に、新たな授業『SOCIAL LOCKS!』がスタートします。これは何かと言うと、先週の教育委員会で、とーやま委員が乙武洋匡さんを迎えて、“多様性”についての話をしたじゃないですか。その中で、“SCHOOL OF LOCK!でも何かやっていこう”という話になり、そして、始めることになりました!

ぺえ教頭

仕事が本当に早いわね(笑)

こもり校長

だいぶ早いですよ(笑)『SOCIAL LOCKS!』、これは、近い未来、みんながどんな社会で生きていきたいのか、どんな社会になればいいのか、それを一緒に考えていくという授業です。

こもり校長

SCHOOL OF LOCK!はラジオの中の学校。この校舎には本当にいろんな生徒が通ってくれていると思います。年齢だったり、住んでいる場所、育ってきた環境、生まれた国が違う生徒もいるし、人に説明しにくい“性”に悩んでいたり、目に見える障がい、目に見えない障がいと向き合ってる生徒もいると思う。

こもり校長1
ぺえ教頭

ようやく、こういうことをこうやってみんなで考えられる世の中になってきたというか、すごく寛容になってきたっていうのはすごく嬉しいことだし、私たちも何かできたらいいなと思うよね。

こもり校長

“1人1人みんな違う”というのは当然で、だからこそ、違う僕たちがどうやって一緒に生きていけばいいか。それをまさに今、悩んでいる生徒と話していきたいなと思います。

こもり校長

やっぱり世の中には、自分の生まれた環境の話だったり、“性”の話とか障がいの話とかを話題に持ち上げることがタブーなんじゃないかっていう空気感もあるじゃないですか。その話をした時に、“この人はその話する人なんだ”みたいな見られ方をされる時があるというか。

ぺえ教頭

誰かを傷つけてしまうことになるかもしれないから、なかなか口に出せなかったりもするしね。でもこうやって何か話していかないと、本当の理解だったり、本当の多様性があふれる世界にはなっていかないんだろうなっていうのは、すごく生きてて感じるよね。

ぺえ教頭1
こもり校長

僕の中では、多様性っていう言葉をあんまり自分の口から言いたくない、というのがあって。それは僕の1つの考え方なので、多様性という言葉が悪いわけじゃなくて、今言ったような性の話や障がいの話とかをした時に、周りの人から“あ、この人はその話をする人なんだ”って目を向けられたとして、それを向けられた人が、「多様性だから」とか「多様性の世の中だからみんなで考えていきましょうよ」とか「多様性が大事だと思います」みたいなことを言うことに、ちょっと違和感を感じるというか。“そうやって言っているあなたに対しても使える言葉なんだよ”って思うから、自分が発言するタイミングや状況を、僕はすごく考える。だから、自分の口から話す“多様性”っていうのは…うーん、“探してる最中”という言い方のほうが正しいかな。

ぺえ教頭

多様性っていう言葉を使っちゃうと、やっぱり“普通の人じゃない”とか“他の人の感覚とちょっとずれてる”とかそういう認識になりがちだから、確かに私もその感覚はわかる。でも、私とSCHOOL OF LOCK!を始めた時に、聞いてくれたよね?私に対して「どこまで恋愛のこと聞いていいの?」とかさ。私は「LGBTQ」の当事者の1人として生きてるから、やっぱりそういう“ここから先は聞いていいんだろうか”とか、そういうことがみんなの中にもあるんだろうなっていうのは、すごく感じる。

「LGBTQ」とは・・・Lesbian(レズビアン):女性同性愛者、Gay(ゲイ):男性同性愛者、Bisexual(バイセクシュアル):両性愛者、Transgender(トランスジェンダー):性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人、そしてQueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)
こもり校長

その会話も、別に教頭が「LGBTQ」だからっていうわけじゃなくて、俺にもあることだし。例えば、話せない恋愛のラインとか。…変な誤解しないでよ!隠してることがあるとかじゃなくて(笑)

ぺえ教頭

あるのね。

こもり校長

ないよ!ただ、話したくないこともあるじゃん。パーソナルすぎるところとか。でも、そういう意味での探り合いってお互いに大事だから、ボーダーラインなんか関係なくそういう話をしていきましょうよ、ということで。

こもり校長2
ぺえ教頭

これに対しては、いろんな世代の方たちと考えていきたいわ。

こもり校長

そうだね。『SOCIAL LOCKS!』、まずは君の声を聞かせてください。待ってます!

こもり校長

というわけで、来週から毎週月曜日のこの時間は、みんなで次の社会の鍵を探す授業、『SOCIAL LOCKS!』。True Colors Festivalとタッグを組んでお送りしていきます!

ぺえ教頭

『True Colors Festival』っていうのは何ですか?

こもり校長

これは、個性を持ったみんなと一緒に楽しむ芸術祭があって、その詳細もさきほど『SOCIAL LOCKS!』の特設サイトがアップされたので、見てほしいなと思います。

こもり校長

とにかく、毎週月曜日のこの時間に『SOCIAL LOCKS!』開講していきます。まずは、生徒の君の声を待ってます!

こもり校長3
2021.12.6みんなで次の社会の鍵を探す授業『SOCIAL LOCKS!』開講!
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