（ドアを開ける）
せと「生徒の皆さん、こんばんは！SCHOOL OF LOCK!の“普通の講師の副担任” Saucy Dog ドラム・コーラスのせとゆいかです。」

せと「さて、今週のSaucy LOCKS!も、石原慎也先生が体調不良ということで、大事をとって副担任の私、せとゆいかがお届けします！」

せと「きっと、来週くらいには石原先生が戻って来れると思います。今日は新潟でライブを無事に終えているでしょう、終えているといいな（笑）」



せと「ということで、今夜はこちらの授業をお届けします！」

（黒板を出して）
せと「“普通にしんどい”！」



せと「生徒のみんなの普通を受け止めるSaucy LOCKS!のメイン授業“普通にしんどい”。いま、ちょっとしんどいな〜と思っている生徒と話をしていきます。」

せと「まずは書き込みを紹介します。」


　

せと「私も結構、話しかけることは苦手で。ずっと喋ってくれる人とかだと行けるんですけど、話題を考えたりとか、人に話を振るとか、自分から仲良くなりたくて話に行くとかは結構苦手なので…。ね、難しいよね。」

せと「では、お話ししていきましょうか！もしもし、こんばんは。」

100％なすちゃん「こんばんは。」

せと「14歳っていう事は、今は中学…。」

100％なすちゃん「3年生です。」

せと「3年生っていう事は、中学に入ってから2年経ってるもんな。毎回、夏休みとか冬休みとか入っちゃうと、話しかけづらくなる？」

100％なすちゃん「はい。」

せと「そうなんや。新学期が始まってからは話したりとか出来ましたか？」

100％なすちゃん「話しかけられたら話せるけど、自分からっていうのが難しくて。」

せと「うんうん。めっちゃわかるわ、一緒やわ。夏休み中とかは、友達と会ったりしてた？」

100％なすちゃん「そこまで連絡とってなくて、夏休みの初日と最終日らへんくらいにしか…。」

せと「なるほどね。もともと、人と話すのは結構苦手？」

100％なすちゃん「はい。」

せと「そうなんや。難しいよな〜。」

100％なすちゃん「はい…。」

せと「私も結構苦手なんよ、人に話しかけるって。大学生の時に、最初に新しく出会った人たちがいて、高校の時は友達いっぱいできたけど、また一から（友達を）作るってなった時に、どうやって仲良くなればいいかわからんかったことがあって。でも、その時はなんとなくずっと（友達と）一緒に行動はしてたから、ちょっとずつ自分の話も出来るようにもなったんやけど…。自分から自分の話をするってムズいよね。何か趣味とかないん？」

100％なすちゃん「趣味は、SCHOOL OF LOCK!を聴くこととか、本を読むこととかが好きです。」

せと「本ね！そういう、同じ趣味を持ってる友達とかはおらんの？」

100％なすちゃん「結構います。」

せと「ほんまに？じゃあ、SCHOOL OF LOCK!の次の日とかに、「昨日聴いた？」って話してみるのはどう？」

100％なすちゃん「あ〜。」

せと「（笑）。じゃあ、最近好きな本はなんですか？」

100％なすちゃん「最近好きな本はサスペンス小説とかで、『切り裂きジャックの告白』っていう、中山七里さんが書いた小説です。」

せと「どういうところが面白かったん？」

100％なすちゃん「トリックとか、動機とかがすごく考えられてて面白かったです。」

せと「へ〜。そういうのさ、いま聞いたら喋ってくれるやん？だから、ほんまに最初の（話しかける）きっかけだけでいいと思うんよ。「こういう本あるんやけど読んだことある？」とか。で、「ないな〜」って言われたら、「この本のこういうところが面白くて…」みたいな。」

せと「最初は自然に話しかけるとかめっちゃ緊張するし、何喋ったらいいかわからん！ってなっちゃうと思うねんけど、自分で話題を作っちゃって、この話したい！って思った時に、そこに繋がる第一声だけ、“よし！”って（気合を入れて）話しかけてみるっていうのはどうでしょう？（笑）」

100％なすちゃん「やってみます！」

せと「私もホントに苦手やから。特に、より仲良くしたいって思う人ほど
緊張しちゃったりするんよ私は。」

100％なすちゃん「あ、そうです。」

せと「やんな、一緒やわ！だから、緊張するけど絶対嫌がられはせんと思うねんな。仲良くしたいっていう気持ちがきっと何かしら伝わると思うから。だから最初の勇気だけ持ってみて。で、その時に話が盛り上がらんくても、それは別に嫌われてるとかじゃないから。次違う話題でいってみようとか、やってみるのが良いんかなって思ったり。」

せと「一緒に頑張ろう！私も苦手（笑）」

100％なすちゃん「はい！」

せと「うん！今日はありがとう！解決したかわからんけど、頑張ろうね！」

100％なすちゃん「はい、頑張ります！」




＜Ｍ．現在を生きるのだ。/Saucy Dog＞


せと「さて、そろそろ今夜も授業終了の時間となってしまいました。電話めちゃめちゃ緊張した〜。話すの苦手な人同士やと、変な間と変な空気感が生まれますよね（笑）」

せと「でもなんか、そういうのもお互い別に喋りたくないわけじゃないとか、喋るの得意な人にも、喋りたいって思ってくれてんのかもしれんなこの子、って見てあげてほしいなと思いました。」

せと「ということで、ここまでのお相手は、副担任のせとゆいかでした！」