アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです。」

アイナ「今の時期、卒業式を迎える生徒もいっぱいいると思います。もう卒業を終えた生徒ちゃんも、これから卒業を迎える生徒ちゃんも、卒業おめでとう！！！ 」

アイナ「新しい1歩を踏み出す時期が来ます、春が来ますからね！ 誰でも大なり小なり、新しい1歩は緊張や不安があるとは思うんやけども、一緒に春に向けて良い時間を過ごしていけたらいいなと思っております。」

アイナ「そしてね、今日は先週に引き続き、この授業やります！ ダンスルームの鏡に書いてあるんやけど……鏡に書いた文字を読みます。」



アイナ「Bye-Bye Show」

アイナ「BiSHは、6月29日に東京ドームでのワンマンライブを行います。そして、この日をもってBiSHは解散します！ 」

アイナ「『Bye-Bye Show』は、BiSHのラストシングルなんですね。ミュージックビデオももうアップされていて、配信も始まっています。前回は割と曲のこととか、誰が曲書いたの？ とか、レコーディングどうだったんだっけ？ みたいな話をしたんやけど、今回はMVのお話をしていこうかなと思ってます。」

（※ぜひ前回の放送後記もチェック〜！）

アイナ「いや〜なんかね、こういうBiSHの曲について話すっていうのも、これがもしかしたら最後かもしれないとなると、ちょっと今………初めての感じの緊張してるんやけど……ちょっとね…頑張っていこうかな…。」




アイナ「MV！ 今回のMVは、社長の渡辺淳之介さん、あと以前アイナLOCKS! に先生として来てくれた、山田健人先生。健人監督ですね！ そして、エリザベス宮地さん。エリザベス宮地さんは、BiSHのドキュメンタリー映画を撮ってくれたり、生々しい部分を何の躊躇もなく撮ってくれるような監督です。」

アイナ「その3人が今回のMVを撮ってくれました。この3人は、BiSHを語る上で欠かせない存在。やからこの3人が最後に撮ってくれたっていうのは、個人的にとっても感慨深いし、とっても嬉しい。宝物のMVだなって。」

アイナ「でね、今回のMVは、まず何をやるのかとか、どこで撮るのかとか、なんも聞かされてなかったんですよ。」

アイナ「ほんとここ5〜6年は、企画書っていうのが前日に来るし、ロケバスに乗った瞬間に『大体移動時間1時間で〜す』とか言われたり『千葉に行くよ』とか言われてたんやけど。」

アイナ「もっと前の8年前とかは、ほんと何も知らされてなかったの。てか、マネージャーもあんまいなかったし。朝8時の新幹線乗んなきゃいけないのに、朝の5時に次の日のスケジュールが来てたりしてた。大変だったんよ初期は（笑）ほんと4人頑張ったよ、初期の4人（笑）」

アイナ「ほんともう行き当たりばったりな日々で、もちろんMVなんてね、何をするかなって全く聞かされてなかったんやけど、久しぶりにその感覚やったんよ、今回。何も聞かされてなかったの。だからドキドキやったんね〜」

アイナ「ほんで、とりあえず場所に着くやん。自動車に乗ってロケ地に着いたんよ。そしたら、なんか見覚えがある景色やなって。海があって『この匂い嗅いたことがあるな、なんやったっけ』って思ってたんですよ。そしてよく考えてみたら、8年前にBiSHが『BiSH-星が瞬く夜に』のMVを撮った場所と一緒だったんね。」

アイナ「そん時に悟ったの。『あ、これはもうかけられるに違いない』と。」

アイナ「そう思ったんやけども『いや、さすがに同じことはしやん。いやでも、同じことするような監督たちやな…』ってそういう気持ちで挑んでましたね。」

アイナ「で、まぁかけられましたね、今回も。うんこをばっちりかけられたんけど（笑）」



アイナ「でもね、その前にちゃんといいシーンもあったんですよ。撮影が始まって、山田健人監督の指令の元、カメラ前に立って歌ったんね。フル尺で曲を流してもらって撮ったんね。」

アイナ「大体MV撮影って『Aメロだけ1回撮るね』とか『間奏のダンスシーン撮るね』とか分けて撮るのね。けどフル尺曲を聴かせてもらって、フル尺の自分の歌割の“リップシンク”っていう歌うシーンを撮らしてもらった。なかなかないんですよ、こういうの。」

アイナ「身を委ねられるような監督たち。中でも山田さんはアイナ・ジ・エンドのソロでも『誰誰誰』とか撮ってくれてるんで、もうどんな顔だってカメラ通して見せられるし、委ねられる心があったので、私はなんかこう、涙が止まんなかったんですよ。ほんとに止まんなかった。」

アイナ「その後うんこかけられるなんて、もう考えてなかった、忘れてた。ほんとに、この曲が持ってるパワーに引き出してもらって、いろんな思い出が浮かびました。」

アイナ「“私はBiSHが大好きだ”“BiSHが生き様だ”“BiSHは青春だ”“BiSHは私の命だ”って。ほんとにこの言葉がね、頭にずーーっとよぎった。」

アイナ「その後の1人1人の撮影でもね、その次チッチだったんだけど、チッチも同じようなこと思ったんじゃないかな？ いろんな涙を出してて……なんか私、先週も言ったと思うけど、チッチとほんとに8年走り抜けてよかったなって思ったね。」

アイナ「チッチのカメラの前でのあの表情を見た時に、なんか同じようなことを思ってそうだった。そう思えること、そう共鳴できることって、そうそうないと思う。人と一緒に生きてる中で。」

アイナ「よかったな、チッチがいてくれてBiSHだなって思いましたね。」


M. Bye-Bye Show / BiSH




アイナ「そしてね、私、この曲を育てたいの。育てたい！ 清掃員と作り上げていくライブの瞬間をね、今ちょっと、ちょっとだけ喋っていいかな？ 振り付けの話。」

アイナ「これ振り付けやばかった、私。家で嘘なく300回以上聴いた。なんかね、他の曲を聴いた瞬間にね、『あ、ダメだダメだ』ってなんの。『Bye-Bye Show』しか聴いちゃダメだ、もう『Bye-Bye Show』のこと以外考えたらいい振りができない！ って。もうノイローゼになるかなと思って（笑）」

アイナ「チッチの歌割のところをモモカンが歌ってるんじゃないかって錯覚しちゃって、みんなに聞いた。『これモモカン歌ってない？！ 』って。『この声モモカンじゃない？！ 』って（笑）でも、みんなは当たり前に『いやチッチでしょ、何言ってんの』って言われるぐらい、なんか頭がおかしくなっちゃってね。そんぐらい聴いて振りをつけたのね。」

アイナ「でも決めたことがあって…“エモーショナルに向けすぎない”。最後はみんなで清々しく花びらになって、清掃員の元に届けようと。綺麗な空間でありたかった。」

アイナ「だから、サビは花びらのダンスをしていて、みんなで手首をくるくる回してね、会場全体が花びらになったらいいなと思ってる。どんなんか想像できるかな？ 肩より上で、手首をくるくるくるくる回して綺麗な花びらを。綺麗だと思うんですよ。」

アイナ「私、見たことないよ？ 手首をみんなでくるくる回した会場の光景。世界中探しても多分ないと思うから、一緒に作り上げてみませんか？ 今までのいろんな涙や思い出が綺麗な花びらになって、あなたの元へふわっと届きますように。」



アイナ「今ね、私もMV久しぶりに一緒に見てたんやけども…改めてね、うんこかけられてるシーンについて、ちょっとお話しようかなと思います。」

アイナ「ちょっと衝撃な人も多いかと思うんですけども…初めて見た人は、よかったら『BiSH-星が瞬く夜に』っていうMVも合わせて見てほしいです。」

アイナ「よーく見てください。あのMV、うんこかけられてんの何人いると思いますか？！ 」

アイナ「2人なんですよ！ 私とチッチだけなんですけど、8年ぐらいインタビューで『BiSHさんは結成当時、馬糞をかけられたMVを撮ったりしてましたよね』って言われた時に、モモカンもかけられたような顔して多分頷いてたと思うんですよね。『はい』って（笑）よーく見てください、かけられてないんですよ！ あの人、今回のMVが“うんこデビュー”なんです！ おめでとう！！！ 」


M.星が瞬く夜に / BiSH



アイナ「アユニ、リンリン、ハシヤスメも初めてやったんやけど、ほんと楽しそうにかけられてた。なんか分からんけど私かけられた時1番爆笑されてて、リンリンって結構無口担当で声小っちゃいはずなんですけど、かけられてる時の音量よりもでかい笑い声で『はっはっはーはははー』って笑われてて（笑）モモカンが『アイナが1番可哀そうだったんだよね』とか言われて。」

アイナ「『うんこが似合うんかな？ 自分』と思いましたね（笑）」

アイナ「そんなハッピー目線でも見れるMVなんで、もう見るっていうのは1回どうかな？ と思います（笑）」




アイナ「そろそろ終わらなあかんですね。アイナLOCKS! も終了の時間なんですけど…2回にわたって『Bye-Bye Show』のお話をさせてもらいました。今までに、2回にわたって曲の話をしたことってなかったんじゃないかな？ 本当に正直、語り尽くせないぐらいです。」

アイナ「チッチを呼んで、BiSHについて話したいなと思いました。なんかやっぱ、この曲は初期メンいないと語れないような気もしますね。モモちゃんも一緒にね。うんこを初めてかけられた感想など（笑）」

アイナ「来週、来週の話をしよう！ 来週は、アイナLOCKS! 賞に選ばれた、ラジオネーム：もかぴちゃんが来てくれて、私の写真を撮ってくれますッ！ 会える！！ 楽しみで〜す♪」

アイナ「ほんとにね、やっと会えるよ！ 『アイナLOCKS! 賞！ アイナLOCKS! 賞！ 』っていっぱいここで言ってきて、ついに会える日が来るぞと楽しみですね。」

アイナ「以上、SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした！ 生徒ちゃん、またね〜！ 」




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