11/10 「 FUNFAIRの未収録音源をオンエア! 」

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"未発表音源"
・・・なんという素敵な響きなんでしょうか!
毎回、貴重な音源を聞かせてくれるRIP SLYME、DJ FUMIYA先生。これまでにも、TERIYAKI BOYZとマドンナのマッシュアップを自分で作って持ってきてくれたり・・・とかヤバかったですよねー。あまりの反響に2回もオンエアしちゃいましたからねー。
しかし今回はそれを軽く上回ってしまう"RIP SLYMEの未発表音源"を、RIP LOCKS! の生徒のために持ってきてくれたんですっ!!!

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教室には、DJ用のCDプレイヤー (CDJ) がスタンバイ!
でもどうして、いきなり未発表音源なんか持ってきてくれたんですか、FUMIYA先生!?

「例えば、アルバム1枚作るのに、50〜60曲くらい (のトラックを) 作るんですが、そうすると使われなくて、日の目を見ないトラックっていうのがある訳です。そんな僕の子どもたちを、RIP LOCKS! で紹介できたらなって。SCHOOL OF LOCK! を聞いてる若い人たちが、"オレも音を作りたい、私も音を作りたい" って思ってくれたらいいなと思って・・・」

ありがとうございます!
しかもRIP掲示板には、デモテープ作ってますっていう生徒が多いし、機材の書込みも増えてきました。北海道のYONTZなんかは、かなり詳しいみたいだけど。そんな生徒のみんなに向けて、今回は貴重な音源が聞けてしまう授業です。

「えーと、とりあえずコレを聴いてみてください」

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♪ Introduction -FUNFAIR-

おっとこれは、RIP SLYMEのアルバム『FUNFAIR』の1曲目。オープニングを飾る "Introduction" という曲じゃないですか。

「実はこの "Introduction"・・・他にもいくつか候補があったのですが、今回はみんなにその実際には使われなかった曲を聴いてもらいたいなーと思います。アルバムのコンセプトが、FUNFAIRで "移動遊園地" ってコトだったので、なんていうかイメージとしては、オーケストラだったりとか、割と大っきい感じ。そういう場所で子どもが騒いでる、みたいな感じです」

では、未発表音源・・・いってみましょー!!!

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♪ Introduction -demo 01-

RYO-Z_あーっ! オレねー・・・最後の最後までコレと悩みましたよ。
FUMIYA_そうですねー
RYO-Z_6 : 4ぐらいで今のかなーぐらいでした、ええ。
FUMIYA_そう・・・
RYO-Z_この仰々(ぎょうぎょう)しくてヒップホップビーツがね!
FUMIYA_迷ってたから、こっちにも子供の声も入ってます。
RYO-Z_あーなるほどね。
FUMIYA_そうなんですよ。"わーわー" みたいな。
RYO-Z_子供の声っていうのが重要なセンテンスだったんすね。
FUMIYA_遊園地のね。
RYO-Z_ファンタジーで、どことなく温かいムードがあるような・・・
FUMIYA_はい。では次もありますよー

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♪ Introduction -demo 02-

イントロが聞こえた瞬間、RYO-Z先生がニコーッとしましたよ。

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「この曲もスゴイ好きです! これねー、"朝" って感じがする、スカーンとね。これから遊園地に出かけますっていうね・・・。いちばん最初にゲートが開く前とかね。列をなしてて、(曲にリズムが入ってきて) ここでゲートがバッ!と開く感じみたいなね。・・・んー、いいスネアですねぇー。これはラップしたいですよねぇ (笑)」

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まさに "ブレイクビーツ" なリズムがラッパー心を刺激してしまうトラックです。いやー、どちらも『FUNFAIR』のオープニングに入っていていそうな、アルバムのオープニングを飾りそうな曲です。こんなに完成度が高くても、お蔵入りになってしまうんですねぇ・・・。DJ FUMIYA先生、スゴ過ぎます。

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「今後もこういうのオンエアしていきたいですね」

なんか最初に聞いた、アルバムのコンセプトがあったじゃないですか。"移動遊園地"っていう。そこから連想される音を使って曲にしていく作業・・・すごく面白そうですよね。まさに "音と遊ぶ"感覚なのかもしれません。そう考えると、今回の授業は「音遊びってスゲー楽しいから、みんなやってみない?」、FUMIYA先生がそう言ってるような気がしました。

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「レコーディング機材の質問がRIP掲示板にあったので最後に答えると、ボクが音楽制作で使っているのは、Pro Tools (プロツールス) です。今年の始めぐらいに移行しました。Pro Toolsっていうのは曲を作るソフトで、曲の編集や組み立てや、ラップも録ったりできるんだけど、ボクが使ってるのはレコーディング・スタジオで使われているヤツです。それまでは、MPCシリーズとか使ってて (それこそ、アルバム『FIVE』の頃はMPCだけでしたからね・笑)。MPCシリーズっていうのは、サンプラーとシーケンサーが入ってる機材。PES君は今もMPC使ってるのかな。直感的な機材ですね」

「頭の中にアイデアさえあれば、どの機材・ソフトを使っても同じだと思います。慣れるまでは大変だし、アイデアさえあれば、それを持ち込めばいい訳だから。自分のスタイルに合ったものを選ぶといいと思います」

とかく "あの機材があれば、トラックが作れる!" と思ってしまいがちだけど、一番必要なのはキミの中で鳴っている音、です。その音を実際に鳴らすための機材にすぎないのですから。16歳からトラック・メイキングを始めたという ( ! ) FUMIYA先生からのアドバイスでした!!

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そしてそして。
ライブ・ツアー「DANCE FLOOR MASSIVE III」真っ最中のRIP SLYME先生から、最新のライブ情報!!!!





「今回は、全国ツアーも終わった後なので、これまでワンマン・スタイルだった恒例のクリスマス・ライブが、RIP SLYME プレゼンツのパーティだ・・・っていう感じですかね。豪華です!」

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M-1 love&hate / RIP SLYME
M-2 Introduction /RIP SLYME
M-3 Introduction -demo 01- / DJ FUMIYA
M-4 Introduction -demo 02- / DJ FUMIYA