閃光ブログ

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「"もう"18歳かもしれない。
でも、"まだ"18歳かもしれない。
背負うものが、この世界には多すぎる……。
18才、最悪な少年、始めます。」



アルペジオのゆったりしたリズムから、
ゆっくりと照明が明るく光りだす…。


閃光ライオット2014、第3次ライブ審査大阪大会。
最後のステージを飾ってくれたのは、「最悪な少年」。




ボーカルの前海くんは、去年、別のバンドで閃光ライオットに挑戦していた。
2次スタジオ審査の先へは進む事ができず、
バンドもそれぞれの進路を考えて解散…。
閃光ライオットのライブ審査、ファイナルのステージに立つ同い年のバンドマンたちを見て、
悔しい想いを胸の中でくすぶらせ続けてきた。

「閃光ライオットは、僕のひとつの大きな夢なんです。」
舞台袖で緊張を誤摩化すためにベースを触りながら、
はにかんで、照れながら言ってた。




1曲目を歌い始めると、その歌声は震えていた。
その声が、大会にかける想いの大きさを物語っているようだった。
同じフレーズを何度も何度も繰り返す度、
声量がドンドンと増していく……。



「人が、たくさんいます。
 とてもとても、いい景色です。
 僕、このステージに立つまで、色んな苦しい思いをしてきたんです。
 悔しくて、しんどくて……。
 でも、こんなに素敵な舞台に、今立っているんですよ。」

どんな辛い事があっても、一周回ったら笑い話になる。

苦しかった。
どう動けばこの気持ちが解消するのか分からなかった。
でも、進んだ。脚を止めずに、歩き続けた。
そしたら、仲間が見つかった。
BIGCATのステージにたどり着いた。
後ろまでたくさんのお客さんに見守られて、眩しい照明の下で、音を鳴らしていた。



届いたよ!
不安に感じていた苦しみも、やっと行き着いたステージで張り上げる声も、かき鳴らす音も、喜びも、全部!!



演奏が終わって、3人が楽器を下ろしても尚、鳴り止まない拍手……。
それは、ココにいる全員が"今、ここにいること。"それを証明しているみたいだった。


M1.大人になる少し前
M2.曇りのち晴れ


\( デミ )/

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