閃光ブログ

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高校3年生のシンガーソングライター。
玲緒奈ちゃんは、ボクが楽しみにしていたアーティストの1人。

ラジオとサイトでチェックした音源はもちろん、
あの、強くて優しい目が、ボクの胸をつかんだんだ。


札幌ベッシーホール。


ステージに出て来た彼女はきっと、
一言だけの挨拶をはさんで、そっとギターを鳴らし、
天使のような歌声で歌うんだ……



あっ、彼女がステージに…(ドキドキ)

「こんばんは、玲緒奈です」

イメージ通りの姿。
そう、ここから彼女は、ギターを鳴らして、そして……

「えー! いきなり出てきてなんですが… 今日は皆さんにお願いがあります!」


あれ!?


「これから歌う曲には、振り付けがありまして…!」


出てくるやいなや、いきなり1曲目の“振り付け”指導!





「ハイ、じゃあいきますよー!まずは右手からー!」

「ここで手を振って… 頭の上で回して… 」

「この振り付け、分かった人ー?」


(ハーイ!)


「あれ、後ろ見えないぞー! じゃあ、もっかい最初からー!」




想像と……




全然違う!ΣΣΣ(=゚ω゚=;)



ボクが勝手に“カワイイ”と(少しだけホッとした目線で)思っていた
彼女は、圧倒的な強さを備えたアーティスト!


キレイで、真っすぐで、強いだなんて……
ああっ! もう目が見れないよっ!




わわ、演奏が始まっちゃった!


『hello goodbye』

さっきの振り付けのための“練習”の時の何十倍。

彼女の声は会場を包んで、ボクごと包んで…


「よーし、じゃあ、ここから、私が呼びかける人、声出して!」

わわっ!

突如はじまるコール&レスポンス!

「女子ー?」

(♪hello goobye!)

「男子ー?」

わわ、は、hello goobye!

「ちょっと男子!聴こえないもういっかーい!」

は、ハローグッドバーイ!



揺さぶられていますお母さん!
今、完全にボクは、揺さぶられています!




そして、宙から足を浮かせたままのボクに、
さらに彼女が。



「次の曲は、17年間生きてきた、私の決意の歌です」



『Always Love』




何を言われても気にしない。
まわりに流されず、愛をもって生きると彼女が歌う。
今さら終わらせる訳にはいかない、とも。


い、今まで、どんな人生を生きてきたんだろう?


か、彼女に比べて、ボクはなんてうすっぺらいんだ……



曲が終わった。
彼女が笑った。


ボクはぬけがら。


しばらく、玲緒奈という名前は、
頭の中だけでも、気軽に呼べそうにない。





東京の皆さん。

彼女は高校卒業後、アーティストを目指して上京するそうです。
その時はどうか、彼女をよろしく頼みます。


今のボクは、彼女にふさわしい男ではありませんでした。


M1.hello goodbye
M2.Always Love



(※以上、全て妄想)

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