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8組目……片平里菜!!



日が落ちてきたのではない。
雲が太陽を隠したんだと思う。

そして…さっきまで降っていた雨が、止んだ。


オレンジの照明が煌々と彼女を照らす。


空が彼女を応援している。
そう思わせるような、もっとも彼女が輝く、光の加減。
そして空気感。


「夏の夜」

アコギがこの時間を制するのは、分かってる。


ただ、片平里菜ちゃんの声は、
この時間と空間を、支配できるんだ。


静かに歌い出した「夏の夜」。


空の色が変わってみえ、
見える景色が違ってみえた。



心の中が、なんだか透き通るように、清々しい気持ちになる。


演奏の終わりとともに起こる拍手は、
ライスシャワーの祝福のように、
彼女にゆっくりと降り注いだ。


「福島代表は私だけなので、触れておかないとと思って。今、東北の人たちはがんばっている。復興していくと思うので、その成長ぶりを皆さんが、見守ってくれたらと思います」


そして、歌い出す。




―空を見上げれば何よりも大きな愛がある。


彼女の詞の一部だ。



この歌を聴きながら、空を見上げる。

相変わらず、雲が太陽を隠していて、
雨粒は、この15分間、一滴も落ちなかった。



ダンガリー

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