首筋に光る汗。
ボーカルの椎木君は、泣きそうな顔で歌う。
声をとことん振り絞って歌う。
その表情に、気持ちに、心をグッと掴まれてしまう。
すんごい熱量。
とにかく熱量。
…そして何より、演奏の表現力の高さに圧倒された「月に群雲」
見ているものを引き込む、声の強弱。
曲の抑揚。
あんな演奏やられたら……惚れてまうやろっ!!!! (笑)
「超田舎者でもこういう歌が歌えるんだ」
新潟県からやってきた椎木君がそう言い、始まった曲…「二人」。
マイクから離れても、椎木君は何かを声に出している。
ドラムの山田君も音にかき消されてしまうけど声を出している。
歌い方なのか、表情のせいなのか…
切ないラブソングの歌詞がそのまま心にスーッと入ってくる。
ちょっと、ここままだと……涙腺……ヤバッ。
彼らの熱量は最後まで途切れることはなかった。
むしろ終盤になるにつれて、どんどんと増していったように思う。
2曲を終えた後。
オーディエンスの拍手は、
その熱量を受け取ったかのように、
大きな拍手となり、My Hair is Badを包み込んだ。
心を掴まれて、心を打たれた演奏。
ホント、久しぶり。
ダンガリー