閃光ブログ

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続いて、札幌の大地へ。
皮切りは、座ったままの歌声が、羽が生えたかのように遠くまで飛んだ「haruka」。
ストリートで歌うキミの歌をもう一度聞いてみたいよ。そして、きっと、生まれつき、
音楽の才能に恵まれた「ヤズ」。まるで鍵盤の上を音符達がスキップしてるみたい
だった。キミは、ライヴの後、もうソロで歌わずに、バンドに入ってキーボードやるって
言ってたけど、ちょっと待っておくれ!キミにとっての歌声は、イチローにとっての
バットだ!最高の武器さ!捨てないよう願う。北の国から大雪にも似た力強い
サウンドを空から降らせてくれたのは、富良野発!「CHEAPIE CRAB」本当に大きな
スケール感だった。そして、今回、全閃光委員を騒然とさせた「徳田光佑」クン。
♪1秒、1秒、いや、10秒!と、優柔不断のイサギワルサを爆発させる歌!
その名も♪つなGIRL。最初のキスの味は、歯磨き粉の味!と歌い上げるキミの
POPセンスは、今が、2008年とは思えぬほど、時の流れを止めてしまったぞ。(笑) 
平成の岡村靖幸になれるのは、キミしかいない!
夕張からは、「FASTNoT」、ブッとい気合いが届いた。
今大会、最も“男気”があったと断言できる。ロックバンドと堂々と言える4人だった。
そして、北の日本猿4人衆「2g MONKEYZ」。「音楽」を舞台に、ステージを自分達の
遊び場に一瞬で変えた。何度でもライヴに行きたいと思える希有なライヴバンドだった。
いまなお、心に響くビート。「X-DoPe ENT.(クロスドープ・エンターテインメント)」 
駆け抜けて来たであろう、荒波と悲しみが、そのライムと風貌に、10代にして、
大人びた説得力を与える。僕は、久しぶりにホンモノのヒップホップ・アティチュードに
出会った。本当に嬉しかった。絶対にまた会いたい。そして、「the Guild」も、心から
そう思えるバンドだった。彼らの歌う♪心臓に助けられた耳と心は、多いだろう。
早くも、“誰か”のために、存在しているバンドなんだ。ありがとうギルド。
最後に「Unlimited」が魅せてくれたのは、北の猛者としてのレベルの高さだった。
こんな10代バンドが普通に存在する札幌自体に、未踏のポテンシャルを感じざるを
えなかった。


舞台は東京へ。
東京会場で、力強く、光の幕を開けてくれた「グリマルキン」。
そのカッコヨサは、いきなり予想と想像を超えてた。「LIGHTER 190E」の♪babbleは、
いまだに、夜道とか歩いてる時、口ずさむよ。そして「REAL」のテクとセンスには脱帽。
特に!“顔ギター”が凄まじいギターの小野君は、近い将来、この世界を変える!
そう僕は確信してる。「ADMIT」の♪DESIREはラジオの前のリスナーまでもが
口ずさんでたのが、手に取るようにわかったし、「ほんぴ」の2人のハーモニーは、
優しさにつつまれてた。そして、おそらく今大会で、最もロックで、最も鋭利で、最も
カッコヨカッタと断言出来るのが、「ザ・スキャロプス」。ギターのプラグを全部のアンプ
にブッ刺して、唸り続ける2人組のインストバンド。あのギターとドラムが織りなす
造形は、激しさどころか、もはや“憂い”や“麗しさ”や“淡さ”といった英語で
直訳できない感覚のレベルまで到達していた。
さらに、今大会、最も艶やかに、僕らを独自の世界へ誘ってくれたのは、
音楽家というより、表現者という方が正しいであろう16歳の貴公子「ブライアン・新」。
僕らはきっとまた会えるよ。運命ならばね。(笑) 「Air Dog」の山口君の歌声は、
綿毛のように優しかった。歌ってる間中、時雨が降り注いでるような空間になる。
そして、2次審査中に、審査員のオトコ達が泣き出す程、暖かな激情をロックで
表現してくれた「RID NUMBER CALL」。
惜しくも解散する事になったと、彼らのサイトで見て、僕の目頭はまた少し、滴を貯めた。
有り難う。僕は、きっとこれからも“キミの声を探しながら”、歩いて行く。
そして「The Rouxtz」に出会ったおかげで、この閃光ライオットの
審査基準が一気に上がったし、「サヤ」に出会ったおかげで、この閃光ライオットの
奥深さが、一気に深まった。「一萬P」は、もう何も言うことはない。完成されたスタイル、
世界観、ステージング。どれをとっても、もう何も言うことはない。ただただ脱帽する
だけだった。ロックキンオン・ジャパンの編集長、山崎洋一郎氏に、
「今すぐ本誌の読者にこっそり教えたい!」と言わしめた「Flight egg」。
彼らの♪斜陽は、今でも僕の車のCDチェンジャーに入りっぱなしの名曲だ。
そして、本選出場をかけた最後の16枠を決める「キモチステージ」のレコメンド
メールで、大奮闘を見せた「ボナンザグラム」。♪フユマチコが歌ったカナリアは、
今でも大空に、ちゃんと羽ばたいてる。「suka pitch」のボーカル、ユリの歌う姿を見て、
彼女のような女性を“カッコイイ女”と呼ぶんだろうなと、理解したよ。


(次ぎの記事へ続く)

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