閃光ブログ

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5組目の“かめ後うさぎ時々こねこ”が摂氏200℃の爆風で
会場を思う存分荒らした後にステージに登場したのは、
山梨県からやって来た、小柄な少女。



高校3年生。シンガーソングライター。
渡辺理沙。

わずか半年前に曲作りを始めたにも関わらず、
既に、オリジナル曲は50を越える。

まさに、音楽の神様に愛された少女。

おもむろに弾き始めたギター。



美しい旋律。歌声。

先ほどまで吹き荒れていた熱風が止まり、
会場内の500以上の真っ赤な頬には、優しいサマーブリーズ。

「……よかった。(熱気のせいで)PCが壊れなくてすむ」

と思いきや。
今度は、感情が完全に混線中。

言葉を乗せた“音”は、我が物顔で、会場にいる全員の心の
琴線という琴線を触れながら、優雅に踊る。

1曲目。“memories”。



誰がどう聴いても、“別れ”の曲だということは分かる。

そして、会場にいる全員は、それぞれの、
いつかの“別れ”を、心に再放送。

最後に見た、あの人の顔。
最後に触れた、肌のぬくもり。
最後にかけてくれた、あの言葉……


キーを打つ手が震える。
胸が痛くて痛くて、死にそうだ。



実は、この曲は、今年の4月25日、
天国へと旅立った、理沙ちゃんの愛犬・チャーリーのことを
想ってつくられた歌だそうだ。

しかし、音楽の神様は、この歌を、理沙ちゃんから取り上げた。

「“別れ”の中、悲しみに沈む全ての人に届けたい」と言って。

この瞬間、この歌は、理沙ちゃんだけのものではなくなった。


メロディーは会場を飛び回り、
会場全員の“memories”を優しく抱きしめた。



曲が終わった。
声は音符の上を離れて、MCがスタート。


…と。

「この前、愛知で初めてきしめんを食べました。おいしかったです……」



まさかのゆるふわご当地トーク!(笑)

これだから“天才”は分からんのだ!(笑)

音楽の神様に愛された少女は、素晴らしい歌声を聴いて、
弱りに弱ったぼくたちの心をさらにボロボロに(笑)。

そこに来て、2曲目の“友達恋愛”。

これは、そのタイトルの通り、友達と恋愛したらどうなるか?
というフィクション・ラブストーリー。

今度は、ぼくらの心の中に広がる空想ワンダーランドをこじ開けられる。



素晴らしいメロディー&ストーリー、そして、ラブリーすぎるキャラクターのワンツー。
ノックアウトしたぼくの心は、まだ震えている。

ぐらぐらと。
ふわふわと。



サワカレー
どうしても、気になっちゃうよね。バンド名!

別に紅一点のシンセ&コーラス砂原英佳ちゃんが、
「こねこ」ちゃんってわけではないんだそうで…。

むしろ「女扱いされない…」と軽く愚痴っていましたが!w

ボーカルの城石啓太くんの独断でつけたそうなんですが…
「ぼく、動物苦手なんですよ…」って、なんでやねん!!←

動物を飼ったことがないどころか、
苦手なのに、「かめ後うさぎ時々こねこ」って!!



富山県内で買える、彼らのCDのタイトルは、
「そうだおやつにしおう」、気になっちゃうよね。

きょうは、どんなタイトルの曲をやってくれるんだ!
気になっちゃうよね。
と思ったら、意外とふつうで安心しましたw


1曲目は「夏の午後、君に風が吹く」

「かめ、のち、うさぎ、時々、こねこ―、ニャー!!」
というかけ声のあと、ニャーってな感じで音楽がはじまった。

フロント3人が、手拍子で会場を煽って煽って。
ベースの井上くんの手拍子が、
なんとも言えずかわいいのは、とりあえずおいておいて…。

あんなに動物が苦手だって言っていたのに、
ステージのところどころに、動物が飾ってあることもおいておいて…w

 
 

POPなイントロからの、さわやかなメロディライン。
さわやかだなぁ…って思ったら、
歌詞に出てきました「さわやかな〜♪」

メンズチームが白Tシャツ&白シャツのあたりも、
白が似合うあたりもさわやかなんだよなぁ…。

 

真っ白で汚れていない。
だから作れる音楽があることに気付いた気がするんです。

2階から眺めている大人たち、
みんなほほえましく見てしまう感じw

 


だけど、4人の思いは人一倍強い。

 
 


2曲目「ZEPP」
去年の閃光ライオット3次審査の会場が、
ZEPP名古屋だったことから、ZEPPに行こうと作った曲。

これを聴いたあっきー先生は、
「ZEPPじゃなくてごめん……」と、
申し訳なさそうに、つぶやいておりました。

強い思いが詰まった1曲。



ボーカルの城石くんは地元の言葉を交えながら、
想いのたけを語りはじめた…。

「やればできるってことが伝わればいいな」
「やりたいことをあきらめている人がいたら、
 そんなことをしないでほしいです」

「夢をかなえる曲や!どうや!!」


そして、おなじみのこの言葉で曲がはじまりました。
「さ―け―べ――――!!!!!!!!」

彼らが伝えたかったメッセージは、
シンプル、だけどとってもアツイ!!

技術どうこうじゃなく、
心を揺さぶられるナニカがある。

POPなメロディにのった言葉たちは、
まさにエモーショナル…。

 

彼らが音楽で一生懸命伝えようとしている気持ち、
その気持ちが、本当に本当に愛おしかったです。

「曲のPOP感とLIVEのエモーショナル感の
 ギャップを見てほしい」と本番前に話していた彼ら。



「ライブ後POP時々エモーショナル」
そのギャップ、しっかり見届けさせていただきました。

M1.夏の午後、君に風が吹く
M2.ZEPP


Rin Chang
緊急事態! 緊急事態!

コチラ名古屋ボトムライン!
コチラ名古屋ボトムライン!

感情暴走警報発令中!
感情暴走警報発令中!

なんだんだ名古屋!
スゴすぎるぞボトムライン!

現在、前半4組のまばゆすぎる閃光を浴び、
明らかに赤道直下の砂漠クラスの熱気に包まれた会場では、
“喜・怒・哀・楽”の百倍以上の数の感情が無方向に暴走中!

この嵐は、さらに勢いを増すと見られます!

会場全員のハートがパンク寸前の厳戒状態の中、
これから、3次LIVE審査は、怒濤の後半戦に突入……!





……の、前に♪

“お色直し”を終えた校長&教頭による、
今年の閃光ライオット第3次LIVE審査恒例のおやつターイム♪♪♪



閃光グッズのTシャツに身を包み、
まるで、秋先の午後に執事と自宅の庭を散歩中の貴婦人のような、
完全に場違いに涼しい顔で現れた、
本日のよしだ教頭のトートバッグの中身は……!?



栄養の応援団、カロリーメイト!
お菓子の王様、アルフォート!
大阪会場に引き続き、食卓のおとも、バタースティックパン!

そして……
なんと、大阪土産の阪神グッズ(笑)!

10代の生徒たちよ!

出張先へも、お土産を持って行くのを忘れない!
これが、礼儀正しい大人のマナーだ!(←どーでもいい情報)




さておき!

糖分をしっかり摂取してもらった後は、怒濤の後半戦へ突入!



コチラ名古屋ボトムライン!
これから、さらに、会場の熱気は増すと予想されます!

続報は、熱気による湿気でPCが故障しなければお伝えしたいと思います!
以上、現場のサワカレーでした!

…ああっ、すでにPCから火花が!!!



父親から譲り受けた、アコギのギター。



このギターで、金森君は音楽を始めた。
それは、たった3ヶ月前。


その父親のギターでつくった曲で、ステージに立つ。



「夢のクローバー」



夢は掴めないくらいがちょうどいい。

遠い夢。

だからこそ、夢になる。




そういったことを、この歌詞は歌っている。



リズムに合わせて、オーディエンスの熱い手拍子!!


引き込まれて、聴き入りたくなる。そんな音楽。
感覚を耳だけに集中して聴きたくなる。



それは2曲目も変わらない。



「希望の唄」。



スローナンバー。
だけど、とっても熱い、音楽。


激しいラスト。

しかし、アコギギターのソロパートが、最後の最後にやってくる。


落ち着いた時間。

父親のギターの旋律。


演奏前、彼らはいった。



「夢は、“野音”」





夢は掴めないくらいがちょうどいい。

遠い夢。

だからこそ、夢になる。







「だからこそ、そこに立ちたい」





M1.夢のクローバー
M2.希望の唄


ダンガリー


地元、愛知県豊橋市から参加した、ザ・銀河鉄道。


 

「みなさん、こんなクソったれな時代だけど、音楽は素晴らしいと思いませんか。
俺たちは、ボトムラインをぶち壊しに来ました!!!ザ・銀河鉄道です!!!!!!!!!!!!」



ヴォーカルの渡邊くんの言葉と共に、ザ・銀河鉄道が発車する。




開始直後、いきなり床に転がり、自由に演奏を始める渡邊くん。


1曲目の「君とつきあえないなんて」が始まる。




うぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!!


サビの「世界の終わりさ、君とつきあえないなんて。」と、言うフレーズが会場へこだまする。

彼らの心からの声なんだろうか。感情がこもりまくってて言葉が熱い!!!!



さっきまで、舞台袖で大人しくしてた奴らはどこへ行ったのか!?笑
彼らの本当の姿が、舞台上に現れる。



完全にスイッチが入って覚醒してしまった彼らは、もう誰にも止められない。
ザ・銀河鉄道は会場の生徒を乗せて、自分たちの惑星へと連れ去っていく。

もちろん乗車拒否なんて、誰も許されない。



「ボクは毎日、生きてて、何もうまくいかないくて、死にたくて、
音楽以外で、こんなクソったれな世界を変えるのは無いと思ってた。」

「こんなボクにも音楽がそばにいてくれた。
ボクの魂を、あなたちひとりひとりに伝えたい。」



2曲目の「アイアムアヒーロー」が始まった。

もはや会場の生徒は、誰もが鉄道の前で車両を待っている。
「早く、乗せてくれ!」と言わんばかりに。




曲と共に暴れまくる渡邊君くん。

この鉄道、ちょっと運転荒いんですけど―――!!!!!!!!!!



でも楽しいから、問題ない!!!!


「俺たちはここからだぜ!!!!あきらめるな!!!!」


と言う、力強い魂の叫びと共に、ザ・銀河鉄道は終点へ到着した。



次回の運転は野音のホームで待つしかない。



M1.君とつきあえないなんて
M2.アイアムアヒーロー





ジェーン(`・ω・)
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