閃光ブログ

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6組目…京都府「HAPPY」!!



どうやって、このバンドの音楽は、出来上がっていったんだろう。




「5人の生活感から」


もちろん、ピンと来ない。
直接、HAPPYの曲を聴いて考えてみる。また分からなくなる。



ライブ前に話を聞いた。


彼らは、山の中で、演奏しているという。
写真を見せてもらった。
本当に、山の中。

人なんて周りにいない。山の中での、演奏。




ただし今日は、ライブハウス。
しかも、ライブハウスの収容人数は満員御礼。
ライブの箱の限界まで、人がいる。




「Magic」


4人の脳と生活感でできた楽しい音楽。


それでも分からない。
分からないけど、一つだけ分かったこと。


それはHAPPYの音楽を聴いていても、
いやらしいエゴをほとんど感じなくて、
「音楽」そのものを、ひねりもなく、受け取れる。





2曲目は、「Wake up」



「お前ら、HAPPYやん」


そう友達言われて、それを言葉をバンドを名にしたという。
それも分かりそうで、まだ、答えに届かなかった。

確かに、会場も楽しそうに揺れている、けれど。


始まりはゆったりとした不思議な曲が、突如として牙を剥く!!

変貌!!!

突然、天変地異がひっくり返ったように、劇的に激しくなる!!!




上がる!!!!!! これは、楽しい!!!!!!
音楽を純粋に楽める時に感じる、体が動き出す、この感覚!!!!!!


この瞬間、はっきりと、頭にこの言葉が浮かんできた。


「お前ら、HAPPYやん」


大きな手拍子が揃う!! はねる生徒!!! 暴れる生徒!!!!
みんな、音楽に踊らされている!!!!






HAPPY=HAPPY



それがようやく掴めた瞬間、
本当に、嘘偽り無く、音楽を聴いて、“HAPPY”になれた。


そう、幸せな時間。それは、彼らの演奏時間。





M1.Magic
M2.Wake up


ダンガリー
「あそぼうよーーーー!!!!」と言う声とともに舞台に上がったのは

「FOOL THE PUBRIC」

そう、彼らは、ここへ楽しみを探しに来た。



「僕ら全然緊張しないんですよね。」と言う言葉の通り、安定した演奏をし始める。

バンド結成1年とは思えないほどの、息の合った演奏。
普段は地元、徳島のライブハウスで月に5本くらい演奏している。
週に2回はバンドでスタジオに入っているそうだ。



ヴォーカルの歌う横で、一緒に歌いながら演奏するベースの手塚くん。
確かに楽しそう。



ドラムの塩江くんも真剣そのものだけど、楽しんでる感が溢れてる。



終始元気に飛び跳ねる、戎谷くん。


彼らは、確実に「遊び」と言う「演奏」を楽しんでいる。


2曲目に入る前にヴォーカルの康平が
「この歌は誰の歌でもない、あなたたちに聞かせます!!!」とオーディエンスに言い放った。




それに答える様に、手拍子を鳴らすオーディエンス。
会場は一気に熱を増す。

熱い!熱すぎる!!!







会場を熱気に巻き込んだ「蒼きパンクス」は、終わった瞬間、
キラキラした今日イチのいい顔を輝かせていた。






M1.Peanut Butter
M2.The Seven Seas



ジェーン(`・ω・´)
休憩をはさんで後半戦がSTART!!

いまだ満の員で、
タイヘンなことになっています…。

暑くて熱くて、
トナリのジェーン先生が溶けてきました。

いろいろタイヘンです!!w


そして、後半戦のSTARTといえば…
キタキタキタ―wwwww

気づいたら恒例の、
「大吾の、ばらまきまつり。」



今回は、
なぜだか理由は不明ですが…
バタースティック(パン)をばらまきまして…



バタースティックにむらがる生徒たち、
シュールだなwww








最後のバタースティックを手にしたのは、
なんと告レンジャー「いしいたけ」ちゃんでした…。

「いしいたけ」ちゃんが会場に!
ライブとはまた違った盛り上がりで、いざ後半戦っす。


Rin Chang
高校の軽音部で知り合ったという女の子3人組。

大阪で生まれ、大阪で育った3人は、
もともとSCHOOL OF LOCKのリスナー!!
中でも、ボーカルのめめこちゃんは、
中3の時から番組を聴いてくれていたという。

去年の閃光ライオットでは、
第3次ライブ審査に進出できず…。

リベンジとなる今回!
きょう初めて!!生徒の前に立った!!

自分たちも、ふつうの生徒だった…。
しかし、きょうは違う!!
どんなライブ授業を見せてくれるのか、わくわくが止まらない。

じゃかじゃ―ん!!

ステージに上がった3人が、
ドラムの元に集まり、手を合わせる。
その姿を見ただけで、もう泣きそうだった…。



切ないイントロから、
激しい音に切り替わる瞬間がイイ。

感情をぶつけるような歌い方がイイ。


ベースのめぐちゃんの笑顔が、白い歯がイイ。


かわいい顔したゆっきーの、
全身を使って叩くドラムがイイ。


サビの「笑ってさようなら」
切ない歌詞が激しいメロディにのって、
より切なさが増す感じが…たまらなくイイ。



心臓の裏側を、
指ひとつで刺激されているような…。


1曲を終えた、ボーカルのめめこちゃんは、
「伝えたいことはいっぱいあって…」
ていねいに、真剣に、言葉をつむぐ。



絞り出すように語られた言葉…
「みんなでひとつの音楽を作りませんか?
 今日も精いっぱい生きられますように…」

そして始まった2曲目。
会場のみんながステージをまっすぐに見つめて、
いっしょに音楽を作る。



…ここだけの音、叫び、悲しみ。

感情がハダカでぶつかってくるのっていいな。
「Hump Back」の音楽で、みんなでハダカになったよ。
もちろん洋服は着ていたけどね…。

心をハダカにして、
いっしょに音を作ったよ。

ゆらゆら揺れながら、いいなって思った。

リベンジだけど、ギラギラしたものじゃなく、
ゆらゆらした、切なくて心地のよいものがありました。

…ありがとう。



M1.Say good bye
M2.ぎんのうた


Rin Chang
「人前でやるなら、聴かせなさい」





先週、そう母親に言われたそうだ。
中3から、曲づくりを始めて、今、高校3年生。



両親に歌を聴かせたことは、一度もなかったというハルカ。


リビングで母親がテーブルにヒジをつき、
父親は、新聞紙をめくりながら、
始まった、ハルカの演奏。








そして、今日、閃光ライオット3次ライブ審査。
2組のバンドが演奏を終えた熱気が残る、ライブハウス。



ハルカは、1人、3組目で登場する。


「花氷」


一声目。

その短い時間で、さっきまでの騒がしかった会場を、一瞬で、静めた。
耳も、目線も、心も、正直、ぐっともってかれてしまった。


その歌声に。そのメロディに。


歌い終えると、拍手が起こり、
なんと、会場から、2度目の大きな拍手が巻き起こった。





「私の歌で、世界平和を実現できたらと思います。たくさんの人が笑顔になってくれたら」




これまで200曲を超える歌詞を書いたという。
ただこれから披露する2曲目の歌は、
これまでの曲の歌詞の作り方が、少し違うらしい。


ハルカの毎日の心の断片。
そして、SCHOOL OF LOCK! を聴いて、心に生まれた断片が、散りばめられた歌。

SCHOOL OF LOCK! をイメージして作った歌………


「夜明けの歌」



SCHOOL OF LOCK! を聴いたことがある生徒なら、分かると思う。



「明日、学校に行きたくない」



そんな生徒が本当にたくさんいる。
その生徒が、少しでも前向きになって、

「今日も学校に行こう」

と思ってもらえたら。
「夜明けの歌」は、ハルカのその強い想いが込められた、歌。




ハルカが2曲目に入る前に言った一言。…「世界平和」。

正直、できるよ、なんて軽々しく言えない。
その想いを否定するつもりもないし、むしろすごくいいことだと思う。

これが、さっきまでの感情。


それが、ハルカの歌を聴いて変わった。



この歌を、ハルカの歌を、たくさんの人に直接、聴いてもらいたいと思った。
その歌詞が、届いてほしいと思った。

できるだけたくさんの人に。











「人前でやるなら、聴かせなさい」





先週のリビングの続き。
ハルカは、初めて両親の前で、自分の歌を聴かせた。


歌い終えると、母親から拍手が起こった。
そして、父親は嬉しそうな顔をハルカに向ける。

その後、母親はニコニコ顔で、こう言ったそうだ。



「じゃ、ごはん食べよっかね」






M1.花氷
M2.夜明けの歌





ダンガリー
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