閃光ライオット

2010年05月13日

閃光2次審査!大阪会場<5月3〜5日>レポート!

ふたたび、SOL職員室からあっきーです。
名古屋会場につづいて、2次審査の大阪会場を振り返ります☆


5月3日早朝。
5時半起きしてタクシーに乗り込み、熱田神宮を参拝。
(どーなの、この渋すぎる趣味)
三種の神器の一つ、草薙神剣がある神社ですね。
(もういらんって?この解説)

早朝参拝で、身も心もスッキリ&チューニングできたところで新幹線に乗り込みます。
名古屋から大阪へと向かいます。
いよいよ、大阪での2次審査がスタートします!

なにかしら用事があって毎週大阪に行ってる私ですが、
今回は気合い入ってますよー!
毎回、大阪の2次審査は、万全の態勢で臨まないといけないからね。
なぜって、ほんとミュージシャンから発するチカラが強すぎる。
つーか、濃すぎる!!とれたての蜂蜜のように濃厚です。笑
けっして、サラッとはしていない。

それは、タクシーの運転手さんや、駅員さんとの会話でも感じられます。
なにか尋ねると、ひとこともふたことも多く返事が返ってくる。
気質がラテンっぽいっていうかね、熱量(カロリー)がハンパない感じというかね。
それがほんとにうれしくて、大阪に行くたびに、私のテンションもあがるわけです。
(っていうか、西日本全般そんな感じがする。山陽も九州も。)



大阪2次審査は、3日間かけて行われたんだけど、やはり今年もすごかった!!!
なんていうのかなあ、人前で表現することに対して大きな壁となる、
恥ずかしさや気後れ感が希薄なんだよね。
演奏はじまると、スイッチ入ったみたいに別人になる。
急に「表現者」の顔になる。

もちろん緊張していたり、恥ずかしがってる様子も見受けられるんだけど、
でも、他の地区に比べて圧倒的にその壁が薄い…。
それはとても素晴らしいことで、見ている側もとても楽しめます。


さて、審査のお話へ。

大阪会場は、バンドの数がめちゃくちゃ多い。と思う。
ただでさえ「濃厚」なのに、バンドだと人数も多いから、
当然、全体のカロリーも上がるわけでして。

分かりやすいエピソードをあげるとするならば、
演奏始めたとたん、「風」が吹くのです。これが実際に。
バスドラから、ギターアンプから、ベースアンプから、一気にね。
ぼふっ!!!って。笑
で、審査員達の髪の毛が、ぶわ!ってなるわけです。
(古い映画だけど、「バックトゥザフューチャーその1」の冒頭で
マイケルJフォックスが、アンプの前でエレキギターならして、
ぶっとぶあのシーンを想像してください。
大げさにいうと、ああいう感じです。笑)
とにかく、パワフル。ドラムこわれちゃうんじゃないかってドキドキするくらい。
(実際、大阪会場でスティック折れたのを過去にみたことがある!)

そして、音楽スタジオなのに、ここはZeppか!っていうくらいのライブ感で表現してくる。
少なくとも観客3000人くらいの前でやってるイメージ。
そのくらいやってくれると、こちらも熱くなる。
だから、3割増しくらいで良く聞こえるのです、音楽が。
ギターを持ってる姿もかっこいいし、動きもかっこいい!!!
関西エリアのファイナリストが多いのも、なんとなく分かるでしょ?
とにかく、かっこいいんだ。立ち振る舞いが。

で。毎回そんな感じだから、1つ終わるたびに、
私は床に手をついてぜーぜーするわけなんだけど(いいすぎか…笑)、
大阪会場はそれだけじゃないのです。さらに奥が深いんです。

たとえば、昨年の3次審査出場ユニット「ヒゲクーピー」や、
天才ギタリスト馬道くんのインストユニットといった、アーティストたち。
ヒゲクーピーは、小気味よい違和感と脱力感…実に個性的です。
鋭い視点で描かれた短編小説を読むような、独特な世界観を味わえます。

うまみっちーこと、馬道くんに関しては、
(彼は、押尾コータローさんみたいな超絶ギタープレイで一昨年3次審査に出場!)
偶然学校の後輩で同じような音楽をやっている仲間をみつけたみたいで、
「DATE・MAKI」というユニットで参加してくれた。
内気そうな少年から確実に「青年」&「先輩」へと成長し、素敵な笑顔をみせてくれた。
今年も再会できてうれしかったです!ありがとう!





どの会場もいつもハッとする出会いがあるものなのですが、
今年は、大阪の会場で出会った、エレキギター弾き語りの少女が忘れられません。

彼女は、まだ人前で演奏したことがないという。
でも、メロディのセンスも抜群だし、歌詞の載せ方がおもしろい。
歌声もかわいくて素敵。なにより、奥行きのある瞳が忘れられない。
拙い演奏だったけど、彼女は明らかに「音楽の才能がある人」でした。

まだ自分の音楽を誰にも聴かせたことがないという彼女。
自信なさげにギターで弾き語ってくれたけど、
今回の2次審査で少しでも自信をつけてくれたなら、
近い将来、きっとストリートでも演奏するんじゃないかなあ…どうだろ?
んー、将来がとてもとてーーーも楽しみです。


こんな風に、誰よりもはやく素晴らしい才能に出会えること。
閃光ライオットやっていて、何にもかえがたい歓びを感じるのはこういう瞬間です。
本人が望むのであれば、素晴らしい”額縁”を用意して、
ひとりでも多くの人に届け、そして共有したいと思う。

もちろん「音楽をつくる才能がある」ほかにも、
ライブが素晴らしいとか、とにかく見た目が美しいとか、
ひときわキャラがたってて一度みたら忘れられない!とか、
歌声が素晴らしいとか、印象的な歌詞が書けるとか、
ドラムが超!うまい!!とか…
人それぞれ個性があって、その人だけの魅力があるのだから、
それをよく研究して、表現してほしいなーと思います。
(自分じゃ分からないのなら、率直に人にきいてみてもいいと思う。どこが魅力かな?って)

「誰か」と競うのではなく、「自分」と競う。
昨日より今日、今日より明日という感じで。
大阪会場は、そんなことを意識せずに、すでにやってのけている人が多いような気がする。
だから、輪郭がはっきりしてるんじゃないかな。
週末おとずれた、岡山会場もそんなことを感じたな。
世代のせいかな。気候のせいかな。なんなんだろう。
確実に新しい時代がきてる感じがした。


何かよい兆しを感じた名古屋・大阪審査でした。
つづいて岡山会場のレポートをしまーす。
長文ごめんね。熱くなりすぎた。笑

SCHOOL OF LOCK!
あっきー。

投稿者 toukousya:00:27