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東京都 たいらー
「智史くん、笑いながらドラムを叩くコツを教えてください!ドラムのやつがいつも、「お腹痛い」みたいな顔で叩くんですよ・・・。」 |
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いやでもね、これは別にコツとかはやっぱないよね。なんか本能的に。 |
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あの、一応言っておくと、僕1人で練習してるときは、笑って叩いてないですね。「お腹痛い」ような感じかもしんないね・・・、結構、小難しい顔してやってるかもしんない。やっぱり、「楽しい」と思えるから笑ってるわけで。やっぱりライブでドラムやるときとかは、あそこができないとか、ここのフレーズがくるとちょっと緊張するとか、そういうの必ずあると思うけど。例えばもう、そのライブ1本、"お客さんの顔だけ見てやる" とか、ちょっと自分で決めてみたりして。そしたら多分、今まで割とうつむき加減とかで、自分のドラムとかばかり見てたかもしれないけど、そういうルールで縛ってお客さんの顔見てたら、「あ、意外と俺のこと見てくれてる人がいる」とか、ちょっと見えてなかったものが見えてきて、よりこう、プレイするってことに対しての楽しみが増えるんじゃないかな。 |
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なるほど。確かに、リハーサルスタジオで、別に智史、笑ってないもんね。 |
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リハスタは、みんな4人向き合って、僕らリハーサルするんだけど、ライブのときは、智史にみんな背向けるから、結局、智史が笑ってドラム叩いてるっていうみんなの話は、俺ら分かんないんだけど。 |
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そうそう、たまに振り返ったりして、「あ、本当だ、笑ってる」って。 |
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まあでも、お客さんの顔見るのは、いいことだね。そこで何か受け入れる感じもある。俺も最初やっぱライブやり始めてから、歌うときに人の顔見るのが本当恥ずかしくて、ずっと下向いてたりしたけど。なんかやっぱそこは、受け入れてなかったんだね。自分でそのステージに上がっておいて放棄するっていう。すごい卑怯なことしてたなと思って。自分でステージ上がったからにはもう、そこにいる人たちを見るっていうのは。まず、そっから何か始めないといけないなって気はした。ただ、「お腹痛い」みたいな顔は・・・ |